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9時から、参加ドライバーがメインストレートに並び「オープニング」セレモニーが始まった。「コンプリートカーパレード」を挟み、10時からは「March Cupエキシビションレース」。今年はNISMO契約ドライバーに加え、March Cupの東西チャンピオン、注目の女性ドライバーMIKA、日産自動車カルロス・タバレス副社長、さらに日本初公開となる中国CCCのティーダも2台加わって10周で行われた。影山正美、本山哲、佐々木孝太、鈴木宏和らの4台が最後まで熾烈なトップ争いを繰り広げたが、影山が振り切って優勝を遂げた。
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11時過ぎからは今年3戦行われた「Z-car Challenge」の特別ラウンド。10台の車両が5周のバトルを繰り広げ、エンドレス東名パワードZ33(青木孝行)が後続に16秒以上の差をつけて独走優勝した。直後に行われた「カテゴリー混走模擬レース1」は、S30フェアレディZ、ハコスカ、TSサニーなど旧車20余台による模擬レースで、S30フェアレディZ(柳田春人)が追いすがる影山のサニーを振り切り優勝を果たした。午後からはハコスカ、ブルーバード、フェアレディZなど93台による「クラシックカーパレード」が行われ、参加者は自慢の愛車で富士の走行を楽しんだ。
そしてピットに爆音がこだますると、R380-U(砂子義一)、R381(北野元)、R382(星野一義)、R383(長谷見昌弘)の4台がコースイン。
特にR383は70年の日本グランプリ出場を目指し制作されていたが、一度も走ることのなかったショーカーで“幻のレーシングカー”と呼ばれていたもの。シルバー/濃紺のカラーリングも相まって流麗なデザインが映える。長谷見も昔のカラーリングのヘルメットを使用するなど、思い入れたっぷり。37年目にして蘇ったR383は、大排気量のV12サウンドを轟かせ、他の3台と共に富士のコースを疾走した。
日産の歴史を感じる車両の走行が終わると、90年代以降のレース車両がコースイン。20台以上の車両がグリッドに整列すると、「グリッドウォーク」が始まった。普段のレース直前であればドライバーに声をかけにくいものだが、この日は特別。リラックスしたドライバーは記念写真にも積極的に応じてくれて、早朝から並んでパスを獲得した1000名のファンは盛んにカメラのシャッターを切っていた。そしてコースがクローズドされると、GT500、GT300、Cカー、グループA、S耐の車両が随所でバトルを繰り広げた! 特に圧巻だったのは影山の駆るR391。数周でGT500のZを抜き去ると、NP35(松田次生)、R92CP(長谷見)を従えてプロトタイプカーのバトルを見せ優勝。また最後尾スタートだったカルソニックスカイライン(星野)もS耐Z、GT300 Zを抜き去る速さを披露して星野ファンを喜ばせた。
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