Nismo Motorsports Index

エンドレス　アドバン　GT-R　/ C-WESTアドバンZ33
2台のニッサン勢は順調に周回中

スタートから３時間経過

スーパー耐久シリーズ2003 第5戦
第10回十勝24時間レース　/ 十勝インターナショナルスピードウェイ 7月20～21日

今年で10年目となる国内で唯一の24時間レース、十勝24時間レースは、7月21～22日に帯広郊外の十勝インターナショナルスピードウェイで開催。スーパー耐久シリーズ(S耐)の第5戦としてカウントされる他、GT車両、プロダクションカーの参加も可能になっており、今回はS耐31台、GTが1台、プロダクションカーが2台、計34台が参加している。ニッサン勢は、排気量3500ccを超えるクラス1に木下みつひろ/青木孝行/桂伸一組の＃1エンドレス　アドバン　GT-R、クラス3に尾本直史/星野一樹/本山哲/井出有治組の＃23 C-WESTアドバンZ33、2台が参加している。

今回のレースは初めて予選を行わず、第4戦までのシリーズポイントによって決勝のスターティンググリッドを決めるという方法が取られた。これにより＃1GT-Rは、昨年のウィナーであるGTマシン、＃911ポルシェに次ぐ2番グリッド、＃23フェアレディZは24番グリッドが与えられた。また今年は5.091kmのフルコースではなく、3.405kmのクラブマンコースを使用している。

なお今回“助っ人”として参加している桂は、R32GT-Rでチャンピオン経験を持つが、R34GT-Rは今年の第3戦富士6時間以来2度目のドライブ。本山は95年以来2回目の参戦となるが初めてのフェアレディZのドライブとなる。また井出は初めてのS耐参戦で、初めての十勝スピードウェイ、さらに初めてのZと初づくしとなる。

21日は朝から薄い雲がかかっているものの時おり陽が射すおだやかな天候。しかし気温は19℃とひんやりして、半袖シャツでは肌寒い状態。夜間は防寒具が必要なほど冷え込みそうだ。15時に24時間レースがスタート。＃1GT-Rは青木が、＃23フェアレディZは尾本がスタートドライバーを担当する。スタートからポルシェ勢が1分25～26秒台のタイムを出して上位を独占する中、＃１GT-Rは1分28秒台のコンスタントラップで5位前後をキープ。1時間15分で最初のルーティーンピットに入ってきたのは＃1GT-R。ドライバー、タイヤともそのままで給油だけを済ませてコース復帰した。予定では青木→木下→桂のローテーションで、各ドライバーが連続2スティント(予定は約2時間30分)を担当する。またスタート後2時間で＃23フェアレディZもピットイン。こちらは尾本から本山に交代してタイヤ4本を交換した。

2時間半を過ぎた17時33分に、＃1GT-Rが2回目のピットイン。ドライバーは木下に交代、タイヤは4本とも交換して5位でコースに復帰した。レース開始3時間時点の順位は、＃109ポルシェ、＃99ポルシェ、＃25ポルシェ、＃33ポルシェ、＃911ポルシェとトップ5をポルシェが独占。6位に＃1GT-Rがつけておりトップからは2周遅れという状態。しかしこれはポルシェ勢がまだ2回目のピットインを済ませる前なので、実際には1周程度の差である。

＃23フェアレディZは、クラストップの＃83NSXと38秒差の2位(総合13位)につけ、さらに本山の追い上げで18時40分の時点でその差は20秒を切っている。間もなく現地は日没となり、19時からは全車両にライトの点灯が指示される。既に気温は15℃ほどまで落ちてきている。

青木孝行選手(＃1エンドレス　アドバン　GT-R)

「1回ぐらいトップに立ちたかったんですけど、ポルシェは速いですね。(1分27～28秒台の)ラップタイムは予定どおりで、クルマも順調です」

尾本直史選手(＃23C-WESTアドバンZ33)
「クルマはええ感じ。みんなで決めたセッティングも乗りやすいし、高速を運転しているようなもの(笑)。ドライブ中に無線のコードが外れてしまったのが唯一のトラブルでしょう」

RACE RESULTS

決勝２時間経過 - Sunday, July 20, 2003 TOKACHI INTERNATIONAL SPEEDWAY

Pos	Class Pos	No.	Machine	A Driver	B Driver	C Driver	D Driver	Lap	Time
1	1-1	33	FALKEN PORSCHE	竹内浩典	田中哲也	影山正美		82	2:01'06.214
2	1-2	109	ランドリーOGB アドバンGT3	飯田　章	西澤和之	山路慎一	荒　聖治	82	2:01'15.485
3	1-3	1	エンドレスアドバン GT-R	木下みつひろ	青木孝行	桂　伸一		82	2:01'43.197
4	1-4	99	CRT-PIRELLIポルシェ	砂子塾長	壷林貴也	吉富　章	塚原　久	82	2:01'44.697
5	1-5	25	ADVAN PORSCHE	織戸　学	羽根幸浩	谷口信輝		82	2:02'10.061
6	GT-1	911	PCJアルティアADVAN GT3	平川　晃	小山雅也	高見沢一吉	宮川やすお	81	2:01'16.180
7	2-1	2	FUJITSUBO IMPREZA	吉田寿博	清水和夫	村山智之	松田晃司	80	2:01'59.301
8	1-6	24	PCJ ADVAN PORSCHE	井上貴志	堤　明彦	森　啓一	藤田　明	80	2:02'01.850
9	2-2	11	ジアラランサーEVO VIII	中谷明彦	木下隆之	瀬在仁志	中村　啓	79	2:01'29.470
10	3-1	83	BP ADVAN NSX	古橋　譲	玉本秀幸	小林正吾	山内伸弥	79	2:01'36.054
11	N+ 1	5	5ZIGEN INTEGRA	道上　龍	服部尚貴	光貞秀俊	道上　学	79	2:01'39.723
12	2-3	20	RSオガワADVANランサー	小川日出生	小林且雄	伊藤勝一	高橋則行	79	2:02'10.390
13	3-2	15	ORCアドバンメーカーズRX-7	長島正明	山田英二	谷口行規	輿水敏明	79	2:02'21.068
14	4-1	95	SPOON S2000	小幡　栄	市嶋　樹	岡田秀樹	伊藤大輔	79	2:02'32.416
15	4-2	21	クムホエクスタS2000	三船　剛	WADA-Q	袖山誠一	赤鮫オヤジ	78	2:01'01.648
16	4-3	8	ACID英進館YH S2000	筒井克彦	谷川達也	竹中正信	余郷　敦	78	2:01'11.271
17	4-4	10	REDLINEベルノ東海DL DC5	菊地　靖	渡辺　明	松本晴彦		78	2:01'25.141
18	2-4	56	NUTEC ダンロップランサー	松本達哉	松本　誠	日部利晃	木内真吾	78	2:01'27.723
19	2-5	70	リニューカー TCPROアドバン	三上和美	藤澤哲也	福田川優	高橋浩司	78	2:01'46.880
20	3-3	27	FINA BMW M3	古谷直広	長島正興	浅見　武	白木洋平	78	2:01'47.733
21	3-4	14	レッドライン大東メーカーズ７	今村大輔	山崎　学	白井　剛	島沢隆彦	78	2:02'04.483
22	4-5	67	YAMATO INTEGRA	長井　誠	松浦　恒	岡本大助	松原浩二	78	2:02'20.972
23	3-5	23	C-WEST アドバン Z33	尾本直史	星野一樹	本山　哲	井出有冶	78	2:02'22.343
24	4-6	18	FK/マッシモ ADVANインテグラ	浅野武夫	笠原智行	坂井孝郎	水書健司	78	2:02'22.351
25	2-6	3	エンドレスアドバン座間三菱エボ	村田信博	サトウカイチ	小暮吉則		77	2:01'03.501
26	4-7	69	J's Racing YH S2000	梅本淳一	長野賢也	植田正幸	前山　亘	77	2:01'15.999
27	4-8	73	ロイヤルハウス A-ONE無限μ	山本すばる	前嶋秀司	花岡隆弘		77	2:01'16.625
28	4-9	28	WAKOS.ADVAN. ブリック	佐藤清治	関谷輝明	斉藤正司	関川秀樹	76	2:01'54.625
29	4-10	82	KTパサージュベルノ宮城 FK	西村元希	津川偉章	平山勝雄	クラゴン	76	2:01'59.573
30	4-11	58	モンドスピードDL S2000	佐藤　衛	富沢　勝	斎藤多聞	海老原茂樹	76	2:02'07.906
31	P-1	72	北斗病院・SAT・NGK・EG	谷岡勝利	吉田一郎	村西豪紀	村西裕子	73	2:02'14.298
32	N+ 2	163	H-OGURA ALTEZZA	ヒロミ	脇阪薫一	小倉康宏	脇阪寿一	72	2:02'29.128
33	P-2	29	スワロー. WAKO'S.ブリック	二瓶治彦	藤井芳樹	高橋慎一朗	佐藤　淳	71	2:02'30.029
34	N+ 3	55	ARTA FOS アルテッツァ	田ヶ原章蔵	片岡龍也	高木真一	峰尾恭輔	70	2:02'14.429

TRACK INFORMATION
Course Length : 3405.87m
Weather : Fine / Course : Dry