 |
 |
シーズン開幕戦は昨年2位のモンタニーが連勝
Superfund World Series by Nissan Rd.1 and Rd.2
決勝 リポート
3月30日 スペイン ハラマサーキット
|
昨年まで「テレフォニカ・ワールドシリーズbyニッサン」として親しまれてきたシリーズが、新たなスポンサーを得て「スーパーファンド・ワールドシリーズbyニッサン」として始まり、第1戦・第2戦が当地で開催された。ウエットレースとなった開幕戦は、今シーズン、ルノーF1のテストドライバーを務めるフランク・モンタニー(フランス)の連勝となった。
Race 1
ワールドシリーズ第1戦は、出走21台中完走がわずかに10台という荒れた展開となった。モンタニーは雨の中18周の間、常にライバルより1秒以上速いラップタイムを刻み、2位に約16秒の大差をつけ、トップでチェッカーを受けた。
オープニングラップこそナレイン・カーティケヤン(インド)のプッシュを受けたモンタニーだったが、7週目には既に5秒以上のリードを築いていた。同ラップにカーティケヤンがスピン、リタイヤした為にセーフティーカーが入り、2位となったエンリケ・ベルノルディー(ブラジル)との差はゼロとなったが、1位の座を明渡す事はなかった。
2位には、残り2周でベルノルディーをアウトからパスしたアンジェル・ブルゲーニョ(スペイン)が入った。また同シリーズには、ウィリアムズF1のテストドライバー、マルク・ジェネも参戦しているが、12周目にフィンランドの新人ヘイッキ・コバライネン('02年英国F3選手権3位、同マカオグランプリ総合2位)と競り合ってコースアウト、リタイヤとなった。
Race 2
第2戦もモンタニーが危なげないレース展開で優勝、開幕戦を2連勝で飾った。2位には、これが同シリーズ2戦目となるジェネが、3位には最後列からのスタートとなったコバライネンが入った。
|
|
フランク・モンタニー
「今日は、これまでのレースキャリアの中で最高のマシンをチームが用意してくれたため、楽に勝つ事ができた。チームに感謝するとともに、今日のような状況がシーズン一杯続く事を願っている。」
マルク・ジェネ
「今週末は6位までに入る事が目標だったので、第2レースの2位には非常に驚いている。」
ヘイッキ・コバライネン
「予選の失敗以外は全てがうまくいった。早めのピットストップ戦略も功を奏したようだ。(第1レースのアクシデントについて)マルク(ジェネ)には悪い事をした。少し無理をしすぎたようだ。」
「スーパーファンド・ワールドシリーズbyニッサン」は、日産VQエンジンとダラーラシャシーによるワンメイクフォーミュラシリーズであり、プロダクトおよびイベントスポンサーとしてスペイン日産が協賛している。
2002年のシリーズ参加者からは3名のF1テストドライバーを輩出するなど、注目度の高いシリーズである。
2003年シーズンは、スペインをベースに、フランス、ドイツ、イタリア、オーストリア、ベルギー、ブラジルを転戦する。1イベント2ヒート制で合計18レースが行われる。
|
RACE RESULTS - Rd. 1 - 2 JARAMA
Sunday, 30 March, 2003 Circuit of Jarama (3.850km)
|
Race 1 : 18laps (69.300 Km)
Pos |
Driver Name |
No. |
Time/Diff |
1 |
フランク・モンタニー |
3 |
33'58.934 |
2 |
エンリケ・ベルノルディー |
8 |
+ 15.813 |
3 |
アンジェル・ブルゲーニョ |
18 |
+ 20.828 |
4 |
ヘイッキ・コバライネン |
4 |
+ 24.345 |
5 |
ブルーノ・ベッソン |
23 |
+ 29.551 |
|
Race 2 : 26laps (100.100 km)
Pos
|
Driver Name
|
No.
|
Time/Diff
|
1 |
フランク・モンタニー |
3 |
44'02.238 |
2 |
マルク・ジェネ |
9 |
+48.337 |
3 |
ヘイッキ・コバライネン |
4 |
+1'03.944 |
4 |
バス・ラインダース |
2 |
+1'19.137 |
5 |
ナレイン・カーティケヤン |
24 |
+1'25.020 |
|
|
TRACK INFORMATION
Length : 3.850 km
2002 results :
Pole : R. Zonta 1'22''128 Best lap : R. Zonta 1'23''530
Podium 1st race : 1 R. Zonta 2 F. Montagny 3 J. Wilson
Podium 2nd race : 1 R. Zonta 2 B. Leinders 3 N. Karthikeyan
|