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#23「ザナヴィ ニスモGT-R」が、3番手タイム!
#22は6位、#12は8位
JGTC第8戦 SUZUKA GT300km 公式予選1回目レポート
11月15日、鈴鹿サーキット(三重県)
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本年のJGTCシリーズ最終戦鈴鹿ラウンドが始まった。チームチャンピオン、ドライバーチャンピオンともこの最終戦で決定するため、可能性を残したチームはそれぞれ気合十分にこのレースウィークエンドに臨んでいる。チームタイトルは、現在ニスモがポイントランキングトップ。2位のESSO TOYOTA Team LeMans(#1スープラ)が決勝で2位以内となり、かつ予選3位以内、決勝中のベストラップ3位以内となっても、#22、#23 GT-Rのいずれかが4位以内に入賞すれば、ニスモのチャンピオンタイトル獲得となる。ドライバー部門は、ランキングトップの脇阪寿一/飯田章組(#1スープラ)とランキング2位の本山哲/ミハエル・クルム組(#23 GT-R)、この2台の一騎打ちに注目が集まっている。本山組は、脇阪組がノーポイントでも、最低でも6位以内(予選3位以上、決勝ベストラップ3位以内のいずれかをマーク)でゴールする必要がある。いずれにしても脇阪組より上位でレースをフィニッシュしなければならず、予選でも上位ポジションを決めておきたいところだ。
11月15日午前11時からスタートした公式予選1回目。午後から天気が崩れると予報されており、この1回目のセッションでベストタイムにアタックしたい。GT500占有時間には、約半数のチームが予選開始早々からアタック走行を実施し、残りは後半にタイムアタックを行った。ニスモの2台、そしてチームインパル1台のGT-R勢は、3台ともソフトタイヤをチョイスし、後半アタック組としてコースに入った。GT-R勢の先頭、#23ザナヴィ ニスモGT-Rの本山がコースインしたところ、コース上でスピンアウトした車両がグラベルベッドにスタックし、予選が赤旗中断となった。しかし、本山はすぐに反応してスロー走行したため、予選タイヤを無駄に浪費することなく予選再開を待つこととなった。スタック車両の排除後、予選が再スタートすると、まずは#22モチュールピットワークGT-Rのアタッカー、リチャード・ライアンが1分55秒994のベストタイムを記録。続いて#12カルソニックスカイラインのブノワ・トレルイエが1分56秒239を出した。本山は、アタック2周目に1分55秒865のベストラップをマークし、#25スープラ、#38スープラに続く3番手となった。最大のライバル#1スープラは本山に0.124秒差の5位、#22 GT-Rは6位、#12は8位であった。GT300とGT500の混走時間には、#23はミハエル・クルム、#22が影山正美、#12は井出有治がロングラン走行し、決勝に向けたセットアップを進めた。
柿元監督
「予選はうまくいきましたね。ポジションには満足しています。3台ともタイヤはもう1セット残していますが、午後の予選は雨かもしれないですからね。しかし、このままのポジションなら本山組は1ポイントを稼げるので、望むところです。でもどうなるかは、午後の条件次第です。このレースは後先なしの勝負となりますが、ここのところニスモは不運が重なっていたので、今回はツキを呼び寄せて最後に笑う立場になりたいですね」
本山哲選手
「昨日のテストから良いセッティングが見つかったので、クルマには満足しています。このコンディションをキープしたいですね。昨日よりタイムアップしたのは、気温が低くなったのでその分エンジンパワーが上がったためだと思います。予選は、狙い通りです。あとは、周りの状況を気にせず、とにかくベストを尽くすだけです」
リチャード・ライアン選手
「ポールポジションを狙ったんだけどね。その後セットアップを少し変えてグリップも進歩したし、全てうまく行っている。明日はニスモのチームチャンピオンがかかっているし、#23はドライバーチャンピオンの可能性もある。そして、GT-Rの最終レースなので、とても大切なレース。一生懸命頑張るよ」
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RACE RESULTS - Qualify 1st Session
Rd. 8 SUZUKA GT300km - Saturday,15 November, 2003 SUZUKA CIRCUIT [ 11:00〜12:13 Cloudy / Dry ]
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Pos |
Car Name |
No. |
Driver Name |
Laps |
1 |
ADVAN スープラ |
25 |
荒 聖治 / ジェレミー・デュフォア |
1'55"340 |
2 |
auセルモスープラ |
38 |
竹内浩典 / 立川祐路 |
1'55"737 |
3 |
ザナヴィ ニスモ GT-R |
23 |
本山 哲 / ミハエル・クルム |
1'55"865 |
4 |
TAKATA童夢NSX |
18 |
道上 龍 / セバスチャン・フィリップ |
1'55"889 |
5 |
エッソウルトラフロー スープラ |
1 |
脇阪寿一 / 飯田 章 |
1'55"989 |
6 |
モチュールピットワーク GT-R |
22 |
影山正美 / リチャード・ライアン |
1'55"994 |
7 |
Mobil 1 NSX |
64 |
松田次生 / アンドレ・ロッテラー |
1'56"170 |
8 |
カルソニックスカイライン |
12 |
ブノワ・トレルイエ / 井出有治 |
1'56"239 |
9 |
RAYBRIG NSX |
100 |
加藤寛規 / 光貞秀俊 |
1'56"242 |
10 |
G'ZOX-NSX |
16 |
伊藤大輔 / トム・コロネル |
1'56"245 |
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TRACK INFORMATION
Length: 5.807km
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