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#22「モチュールピットワークGT-R」がトップタイム
ファイナルマッチに向けて#23「ザナヴィ ニスモGT-R」も準備万端整う
JGTC第8戦 SUZUKA GT300km フリー走行レポート
11月16日、鈴鹿サーキット(三重県)

JGTC最終戦鈴鹿ラウンドの決勝レースを前に、11月16日(日)朝8時20分からフリー走行が行われた。前夜から三重県中部に降り出した雨は夜半過ぎまで止まず、この日朝の路面はウェット、コースには霧が立ち込めていた。しかし、空は日の出とともに次第に晴れ上がり、フリー走行が始まる前に霧は消え去っていた。天気予報ではこのまま晴天が一日続き、気温は11月中旬にもかかわらず20℃前後まで上昇するだろうとのこと。

決勝レースのセットアップをチェックするためのフリー走行は、路面表面が湿っているものの、ところどころドライ路面が現れている、というコンディションで行われた。各チームともインターミディエイトタイヤを装着してコースインしていった。ニスモの#23ザナヴィ ニスモGT-Rは、最初に本山哲が乗り込んで確認走行を実施。#22モチュールピットワークGT-Rは、影山正美が走行を開始した。43台のレースカーが4〜5周も走るとレコードライン上はほぼドライとなっていったため、ニスモの2台は途中両車ともスリックタイヤに交換した。後半は、#23がミハエル・クルムに、#22がリチャード・ライアンにドライバー交代し、#12カルソニックスカイラインもブノワ・トレルイエがスタートから井出有治にドライバーチェンジした。フリー走行での3台のGT-Rの順位は、#22がトップタイム、#12が3番手、#23は5番手。30分間のフリー走行を終えて、決勝レースに向けた準備は全て整った。

ニスモの柿元総監督は、「クルマには何も問題はありません。あとは決勝レースを待つばかりです。」と述べた。また、前日アンダーステアが解消しきれていなかった#12の井出有治は、「まだ完全なドライではありませんでしたが、セッティングはだいぶ良い方向に来ましたね。レースでは問題ないレベルだと思います。」と語っていた。

このJGTC最終戦は、BNR34型スカイラインGT-Rにとってファイナルレースである。この日の朝からニスモのドライバー、チームスタッフは「GT-R FOREVER」と刺繍された赤い記念キャップをかぶっている。決勝レース前には、全国から応募してきた150台もの歴代スカイラインGTオーナーカーがパレード走行を行う予定となっている。ニスモピット前に陣取った日産応援団シートには、日産チームカラーの赤いウェアを着たファン、応援小旗やタオルを手にしたサポーターが続々と集まってきている。

あとは、決勝レースで3台のGT-Rが結果を出すだけとなっている。52周300kmの決戦は、午後2時にスタートする。


RACE RESULTS - Free Practice
Rd. 8 SUZUKA GT300km - Sunday,16 November, 2003 SUZUKA CIRCUIT [ 8:20 〜 Fine / Wet ]
Pos
Car Name
No.
Driver Name
Best Time / Laps
1 モチュールピットワーク GT-R 22 影山正美 / リチャード・ライアン 2'03.484 13/13
2 ADVAN スープラ 25 荒 聖治 / ジェレミー・デュフォア 2'03.911 10/10
3 カルソニックスカイライン 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 2'04.399 10/10
4 デンソーサードスープラGT 1 ドミニク・シュワガー / 織戸 学 2'05.190 12/12
5 ザナヴィ ニスモ GT-R 23 本山 哲 / ミハエル・クルム 2'05.308 13/13
6 auセルモスープラ 38 竹内浩典 / 立川祐路 2'08.439 12/12
7 ZENT トムススープラ 37 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ 2'08.862 12/12
8 WOODONE トムススープラ 36 土屋武士/エリック・コマス 2'09.118 5/7
9 Mobil1 NSX 64 松田次生 / アンドレ・ロッテラー 2'09.593 12/13
10 プロジェクトμエスペリアスープラ 35 服部尚貴 / 脇阪薫一 2'09.825 7/7
TRACK INFORMATION
Length: 5.807km
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