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ハセミスポーツ・エンドレス・Ｚ
4位ゴールでランキング3位を守る

JGTC第7戦 JAPAN GT in KYUSHU 300km GT300クラス決勝レポート

10月26日、オートポリス（大分県）

JGTC第７戦の決勝レースは、木下みつひろ/柳田真孝組の＃3ハセミスポーツ・エンドレス・Zが4位でゴールしてシリーズランキング3位を守った。星野一樹/植松忠雄組の＃81ダイシンADVANシルビアは10位、白井剛/加藤正将組の＃51C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビアは一時3位までポジションを上げるパフォーマンスを見せたが17位でレースを終えた。

決勝日の10月26日は、4万3900人のファンがオートポリスに詰めかけた。雲は多少あるものの気温も19℃とこの時期の阿蘇外輪山としては暖かく、強い日差しで路面温度も25℃まで上昇した。

13時59分、決勝レースがスタート。スタートドライバーは、予選7位の＃3フェアレディZが木下、予選17位の＃51シルビアが加藤、予選18位の＃81シルビアは植松がそれぞれ担当した。＃3フェアレディZの木下は好スタートを決めて1周目に4位までポジションアップ。さらに3位の＃19セリカがマシントラブルでペースを落とすと3位を奪った。しかし中盤になるとペースが鈍り、25周目にチャンピオン争いを繰り広げる＃26ポルシェにかわされてしまった。木下は直後の27周でピットインして柳田に交代。＃26ポルシェも30周でルーティーンピットを済ませたが、タイミング悪く柳田の前でコース復帰。このアウトラップで押さえ込まれてしまい、柳田は＃26ポルシェを抜くチャンスを逸してしまった。最終ラップでトップ走行中の＃11フェラーリがガス欠のためにストップするということもあったが、柳田は周回遅れということもあり順位に変更なく、4位でチェッカーとなった。

いっぽう＃51シルビアの加藤はF4レース初優勝の勢いもあり、安定した走りで着実にポジションアップ。中盤に他の車両がピット作業をする間になんと3位までポジションを上げるパフォーマンスを見せた。加藤は38周でピットインして白井にステアリングを託した。後半、慣れないマシンにてこずる白井は、ペースを上げられずに17位でチェッカーとなった。また＃81シルビアの植松は練習走行時のクラッシュの影響で思うように走らないレースカーを何とかドライブし、25周で星野に渡した。また星野は我慢の走りを続け10位でチェッカー、これで1ポイントを追加して全戦ポイント獲得の記録を守った。

レースの結果、シリーズポイントは＃26ポルシェが70点で逆転トップに。＃31MR-Sは今回ノーポイントで61点の2位、＃3シルビアは＃71セリカと同じ60点で3位を守った。＃81シルビアは51点で6位へダウン、チャンピオン獲得は難しい状況になってしまった。

柳田真孝選手（＃3ハセミスポーツ・エンドレス・Z、4位）
「全体的に厳しいレースでした。予選7位ということから考えると、完走できたし4位という結果なので良かったです。＃26ポルシェとはポイント差が離れてしまいましたが、最終戦で逆転してチャンピオンを獲得できるようがんばります」

RACE RESULTS GT300
Rd. 7 JAPAN GT in KYUSHU 300km
Sunday,26 October, 2003 AUTO POLIS [ Start 13:59～65Laps Fine / Dry ]

Pos	Car Name	No.	Driver Name	Laps
1	シグマDUNLOPセリカ	71	片岡龍也 / 澤　圭太	1:59'41"720
2	JIM RodeoDrive アドバンF360	11	松田秀士 / 田中哲也	1Laps
3	PLUS e タイサンアドバン GT3R	26	山路慎一 / 西澤和之	1Laps
4	ハセミスポーツ・エンドレス・Z	3	木下みつひろ / 柳田真孝	1Laps
5	ARTA Garaiya	43	新田守男 / 高木真一	1Laps
6	BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R	5	玉中哲二 / 三船　剛	1Laps
7	ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー	55	山田英二 / 木下隆之	2Laps
8	EndlessタイサンADVAN GT3R	24	余郷　敦 / 浅井亮博	2Laps
9	クスコスバルADVAN インプレッサ	77	小林且雄 / 谷川達也	2Laps
10	ダイシンADVANシルビア	81	星野一樹 / 植松忠雄	2Laps
17	C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア	51	白井　剛 / 加藤正将	3Laps

TRACK INFORMATION
Length: 4.674km