  | 
  | 
 
#22「モチュールピットワークGT-R」が、いきなり2番手タイム! #12は6位、#23は7位とスカイラインGT-R勢はまずまずのスタート
 
JGTC第6戦 MOTEGI GT CHAMPION RACE 公式予選1回目レポート
 
9月13日、ツインリンクもてぎ(栃木県)
 
 
 | 
JGTCシーズンはいよいよ終盤に突入。現在ドライバーポイントでは#23「ザナヴィ ニスモGT-R」の本山哲/ミハエル・クルムがランキングトップを走っているが、ライバルも着実にポイントを稼いでおり、チャンピオンシップの行方は、依然として予断を許さない。ランキング上位陣は、それぞれハンディウェイトを積んでいるため、このもてぎは楽なレースとは言えないが、残す3戦でチャンピオンを獲得するためには1点でも多くポイントを稼いでおきたいところだ。 
 
公式予選の行われた9月13日(土)のツインリンクもてぎは、曇り空。前日までの猛烈な残暑と、本州西側を北方に抜けた台風の影響もあり、湿度が高く気温は29℃と真夏並みであった。朝10:00から始まった公式予選では、各チームは早々にタイムアタックを実行した。 
 
 
ハンディウェイト110kgを積む#23 GT-Rは、セッティングを担当した本山がコースイン。4周目に1分47秒584のベストラップを記録した。次の周回でピットインし、もう1セット残されたフレッシュタイヤに交換。再度タイムアタックに臨んだが、あいにくコースではスピンアウトした車両がグラベルを撒き散らし、コンディションは最悪であった。本山のタイムアップはならず、ピットインした時点でGT500の占有走行は終了した。本山のタイムは、この時間帯の7番手であった。 
 
#22「モチュールピットワークGT-R」のアタッカーは、リチャード・ライアン。#23とタイミングをずらしてコースインしていった。こちらのハンディウェイトは、50kg。ライアンは占有時間が終了する間際に1分47秒292のベストタイムを出して、リーダーボードの2番手につけた。 
 
GT300との混走時間は、開始早々にコース上にストップした車両を排除するため赤旗中断。再開後は、それぞれミハエル・クルムと影山正美がクォリファイのために走行した。#22の影山は、途中ピットインし、ハンドリング改善のためにセッティング変更を行ったが、#23のクルムは時間いっぱいをセットアップのためのロングランに使った。 
 
#12カルソニックスカイラインは、占有時間にブノワ・トレルイエがタイムアタック。ベストタイムは1分47秒520で、予選1回目の6位につけた。なお、予選1位となったのは#36スープラで、#22とのタイム差はわずかに0.015秒であった。 
 
 
 
 #23本山哲 
「予選のフィーリングは良かったですね。重いなりには良いセッティングを見つけたと思います。天気や気温に関わらず、朝のうちにタイヤを2セットとも使うのは計画通り。早く予選モードを終わらせたかったんです。2セット目はコンディションが悪かったので、すぐにあきらめてしまいましたけどね。今回は予選結果を気にしません。大事なのは決勝セットで、レースでタイヤに厳しくないセットアップに詰めていく必要があります。午後の走行でじっくりやります」 
 
 #22リチャード・ライアン 
「僕らのクルマは、タイヤをまだ1セット残しています。クルマは良い状態で、このポジションも悪くないね。本当はチャンピオンシップを考えると4番手がベストなんだけどね。予選セットを確認しておかなきゃいけないので、プッシュしていったらこのタイムが出たんだ。正美がハンドリングを改善するため、ちょっとセッティングを変えたんで、バランスはさらに良くなっていると思います」 
 
 
 | 
RACE RESULTS - Qualify 1st Session 
Rd. 6 MOTEGI GT CHAMPION RACE  - Saturday,13 September, 2003 TWIN RING MOTEGI [ 10:40〜11:46 Cloudy / Dry ]
 | 
Pos  | 
Car Name  | 
No.  | 
Driver Name  | 
Laps  | 
 
| 1 | 
WOODONE トムススープラ | 
36 | 
土屋武士 / エリック・コマス | 
1'47"415 | 
 
| 2 | 
モチュールピットワーク GT-R | 
22 | 
影山正美 / リチャード・ライアン | 
1'47"292 | 
 
| 3 | 
G'ZOX-NSX | 
16 | 
伊藤大輔 / トム・コロネル | 
1'47"392 | 
 
| 4 | 
auセルモスープラ | 
38 | 
竹内浩典 / 立川祐路 | 
1'47"478 | 
 
| 5 | 
エッソウルトラフロー スープラ | 
35 | 
脇阪寿一 / 飯田 章 | 
1'47"490 | 
 
| 6 | 
カルソニックスカイライン | 
12 | 
ブノワ・トレルイエ / 井出有治 | 
1'47"520 | 
 
| 7 | 
ザナヴィ ニスモ GT-R | 
23 | 
本山 哲 / ミハエル・クルム | 
1'47"584 | 
 
| 8 | 
Mobil 1 NSX | 
64 | 
松田次生 / アンドレ・ロッテラー | 
1'47"792 | 
 
| 9 | 
ZENT トムススープラ | 
1 | 
黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ | 
1'47"822 | 
 
| 10 | 
デンソーサードスープラGT | 
39 | 
ドミニク・シュワガー / 織戸 学 | 
1'47"923 | 
 
 
 | 
TRACK INFORMATION 
Length: 4.801379km 
 |