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ザナヴィ ニスモ GT-R、値千金の予選2位!
モチュールピットワークGT-Rは12位
JGTC第3戦 SUGO GT CHAMPIONSHIP 公式予選2回目レポート
5月24日、スポーツランドSUGO(宮城県)

JGTC第3戦「SUGO GT CHAMPIONSHIP」の公式予選で、本山哲、ミハエル・クルム組の#23「ザナヴィ ニスモ GT-R」が2番手のタイムをマーク。GT−Rが苦手としていたスポーツランドSUGOで初のフロントローを獲得した。

午前中に行われた予選1回目は、タイミングがうまく合わず9位だった#23は、午後3時から行われた2回目の予選では、まずアタックに向けたセッティング変更を行った。GT300との混走のうちに、本山はフロントのサスペンションユニットを交換。数周走行後、さらに前後サスペンションの微調整を行った。アタックの準備は整ったものの、GT300占有時間に二度の赤旗が出たため、タイムスケジュールは30分遅延することとなった。

各車とも午前のタイムを更新すべく、GT500のみの走行となった4時10分からは次々とフレッシュタイヤに交換し、コースに出て行く。本山は、ニュータイヤに換装したのちタイミングを見図り、万を持してアタック走行に移った。直前にスピンアウトしたクルマがあり、ピットのコースモニターには砂利を撒き散らしながら走る同車の姿が映し出され、ニスモピットの面々は不安な表情を見せたが、次の瞬間に本山のタイムが表示されて不安は一気に吹き飛んだ。本山のタイムは、1回目のベストタイムを約1秒縮める1‘17“953。9番手から一気に総合2位にジャンプアップした。

影山正美、リチャード・ライアン組の#22「モチュールピットワークGT-R」は、午前のロングランに続き、予選2回目も影山が決勝のセットアップを続けた。その後、そのセッティングをライアンが確認したのち混走時間の走行を終えた。GT500占有時間となって、#22もフレッシュタイヤに交換。ライアンがコースに出て行くが、アンダーステアが強く、タイムアップを果たすことができなかったため、12位で予選を終了することとなった。

本山哲
「2回目のアタックは、うまく行きました。セッティングを大きく変えて、クルマが乗りやすくなったことが効きました。レースは2番手スタートなので、展開がしやすいと思います。後方スタートだとトラブルに巻き込まれる可能性もあるし、リスクを負いますからね」

柿元監督
「今回のレースのテーマは、苦手の菅生を得意なサーキットに変えよう、ということでした。成果が出てきましたね。昨年までの菅生は、クルマにとってもつらかった上に、色んな不運がありましたが、これで流れは変わると思います。明日は天気が良くなりそうなので、うちにとっては好都合です。#23は当然勝ちを狙っていきます。#22は6列目スタートですが、焦らずじっくりと走っていけば結果はついてくると思います。明日のレースは面白くなりそうです。是非応援をお願いします」


マレーシアの代替レースは、7月12日〜13日に富士スピードウェイで開催
公式予選2回目の前にGTアソシエーションが記者会見を開き、SARSの影響によって中止となったマレーシア戦の代替レースとして、7月12日〜13日に富士スピードウェイでJGTC第4戦を開催すると発表した。代替の第4戦富士レースは、決勝レースの方法を2ヒート制とし、これまでとは違ったレース展開を期待するものとなる。第1ドライバーが150kmを走る第1ヒートと、第2ドライバーが給油ピットインを挟んで250kmを走る第2ヒートに分け、総合成績でチャンピオンシップポイントを付与するというものだ。ドライバー毎のセッティングの違い、タイヤのチョイス、2ヒートの作戦の割り振り方など、これまでのJGTCシリーズ戦レギュラーレースとは違う見所がありそうだ。
なお、12月に予定されている上海でのオールスター戦の開催は、8月頃までに検討し、可否を決定するとのこと。

RACE RESULTS - Qualify Session
Rd. 3 SUGO GT CHAMPIONSHIP
- Saturday,24 May, 2003 SPORTSLAND SUGO [ 11:00〜12:00 - 15:00〜16:30 Cloudy / Dry ]
Pos
Car Name
No.
Driver Name
Laps
1 エッソウルトラフロー スープラ 1 脇阪寿一 / 飯田 章 1'17"805
2 ザナヴィ ニスモ GT-R 23 本山 哲 / ミハエル・クルム 1'17"953
3 auセルモスープラ 38 竹内浩典 / 立川祐路 1'18"197
4 WOODONE トムススープラ 36 土屋武士 / エリック・コマス 1'18"273
5 TAKATA童夢NSX 18 道上 龍 / セバスチャン・フィリップ 1'18"363
6 G'ZOX無限NSX 16 伊藤大輔 / トム・コロネル 1'18"400
7 カルソニックスカイライン 12 ブノワ・トレルイエ / 井出有治 1'18"493
8 ZENT トムススープラ 37 黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ 1'18"752
9 RAYBRIG NSX 100 加藤寛規 / 光貞秀俊 1'18"770
10 Mobil 1 NSX 64 松田次生 / 小暮卓史 1'18"795
12 モチュールピットワーク GT-R 22 リチャード・ライアン / 影山正美 1'18"876
TRACK INFORMATION
Length: 3.704256km
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