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ニスモの03仕様GT-R、2台揃って出陣
JGTC第2戦 ALL JAPAN GT FUJI-500 公式予選1回目レポート
5月3日、富士スピードウェイ(静岡県)
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ゴールデンウィーク恒例のビッグレース、JGTC第2戦が富士スピードウェイで開幕。五月晴れとなった5月3日(土)に公式予選が行われた。気温は、1回目の予選が開始された11:30時点で既に25℃。例年以上の暑さとなった。
開幕戦でポールポジションを獲得し、決勝レースで惜しくも2位となった#23「ザナヴィ ニスモ GT−R」は、ハンディウェイトを50kg積んでいる。今回から03仕様となった#22「モチュールピットワークGT−R」は、もちろんハンディなしだ。
公式予選1回目。2台のニューGT−Rは、GT500占有時間が開始してから10分後にそろってコースイン。#23はミハエル・クルムが、#22はリチャード・ライアンがフレッシュタイヤでのアタック走行に入った。ベストタイムは、#22が1'24"776、#23は1'24"807でそれぞれ7番手、8番手であった。今年のルール改定により、自然吸気(NA)エンジン車は高地のサーキットでは大径リストリクターを装着できることになっており、5.2リットルNAエンジンを使うスープラ勢のタイムが速い。
赤旗で予選が中断したGT300の占有時間をはさんで、30分遅れで始まった混走時間は、#22はライアン、続いて影山正美がコースに入って行った。主に決勝レースのセッティングを確認するのが目的であった。一方、#23は本山哲がひとりでロングラン走行。こちらも決勝を想定した走行であった。
柿元監督
「1回目は、まあまあというところです。2台ともちょっと不具合があって、インターバルに少しセッティングを変更しました。そんな状態でのタイムアタックだったので、2回目はもう少しタイムアップしますよ。明日は500kmの長丁場ですし、天候はさらに暑くなりそうですね。天候次第でレースの行方は変わりそうですね」
本山哲選手
「僕はフルタンクでロングランを走りました。レースセットアップでタイヤの磨耗とクルマの変化を見ながら走りましたが、タイムも落ちなかったし、他車のアベレージと比較しても悪くない。レースは長いし、暑いでしょうが、開幕戦のような失敗をしないようにしたいですね」
影山正美選手
「今回、僕はセッティング担当ではなく、タイムアタックしていませんが、現在のクルマの状態にはまだ満足していないです。僕が走った混走の後半は、コースが荒れていたこともありますが、アンダーステアが強かったですね。テストでは、このクルマが02仕様から格段に速くなっているのを実感しています。クルマに手を入れてもらい、午後はリチャードにもう少し前(のポジション)に行ってもらいたいですね」
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RACE RESULTS - Qualify 1st Session
Rd. 2 ALL JAPAN GT FUJI-500 - Saturday,3 May, 2003 Fuji Speedway [ 11:20〜13:00 Fine / Dry ]
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Pos |
Car Name |
No. |
Driver Name |
Laps |
1 |
auセルモスープラ |
38 |
竹内浩典 / 立川祐路 |
1'23"969 |
2 |
デンソーサードスープラGT |
39 |
ドミニク・シュワガー / 織戸 学 |
1'24"444 |
3 |
WOODONE トムススープラ |
36 |
土屋武士 / エリック・コマス |
1'24"490 |
4 |
エッソウルトラフロー スープラ |
1 |
脇阪寿一 / 飯田 章 |
1'24"578 |
5 |
プロジェクトμエスペリアスープラ |
35 |
服部尚貴 / 脇阪薫一 |
1'24"620 |
6 |
ZENT トムススープラ |
37 |
黒澤琢弥 / マルコ・アピチェラ |
1'24"672 |
7 |
モチュールピットワーク GT-R |
22 |
リチャード・ライアン / 影山正美 |
1'24"776 |
8 |
ザナヴィ ニスモ GT-R |
23 |
本山 哲 / ミハエル・クルム |
1'24"807 |
9 |
ADVAN スープラ |
25 |
ジェレミー・デュフォア / 野田英樹 |
1'24"999 |
10 |
カルソニックスカイライン |
12 |
ブノワ・トレルイエ / 井出有治 |
1'25"098 |
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TRACK INFORMATION
Length: 4.400km
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