決勝レースに向けて準備完了
JGTC第2戦 ALL JAPAN GT FUJI-500 決勝前フリー走行レポート
5月4日、富士スピードウェイ(静岡県)
5月4日(日)の朝8:30、JGTC第2戦「ALL JAPAN GT FUJI-500」のフリー走行が行なわれた。気温は22℃。30分間の走行時間に、参加車両44台が出走した。
ニューカーでのデビュー戦で予選3番手と好調の#22「モチュールピットワークGT-R」は、リチャード・ライアン、影山正美の順にドライブ。レースセットアップの確認を行なった。ベストタイムは、影山の1’26”322で、44台中5番手のタイムであった。
#23「ザナヴィ ニスモ GT-R」は、本山哲がスタートし、途中ミハエル・クルムに交代。合計13周走ってフリー走行を終えた。ベストタイムは、本山が7周目に記録した1’26”944で10番手であった。
柿元監督
「セッティングは、ほぼ良いところに来ました。ドライバーも満足しています。開幕戦は、あと一歩で2位でしたから、今回は準備を万端整えたつもりです。皆さんに、今回のレースは表彰台を確実に獲る、とお伝えしておきます。そして、チャンスがあればもちろんその真ん中を狙うつもりです。ご期待下さい」
500kmの決勝レースに向けて、ニスモチームの準備は完了。13:55のスタートを待つばかりとなった。スターティングドライバーは、#22が影山正美、#23は本山哲が担当する。
ヘルメット族サーキットに現れる
レースカー走行中のニスモピットでは、メカニック達がスマートなヘルメットをかぶり、ゴーグルまでしている。これはメカニックの安全を確保するための対策であり、難燃性繊維でできたマスクをつけ、ヘルメットをかぶることで肌の露出をシャットアウトしている。ヘルメットは競技スキー用の軽量型で、内張りを難燃性繊維に張り替えているとのこと。
短時間での燃料給油や500℃以上となるブレーキローターむき出しでのタイヤ交換など、GTレースのピットワークは危険がつき物。安全性を確保してこそ、ニスモ得意の迅速で華麗なピットワークが可能になるというものだ。
影山正美バースデー
5月2日に誕生日を迎えた影山正美。ピットウォークの際に、ニスモピット前で影山のバースデーを祝うイベントが行われた。レースカーをかたどったデコレーションケーキを前に、「毎年サーキットで誕生日を祝っていただき、本当にうれしいです。今日はいいところを見せますので、是非ニスモを応援してください」と挨拶した。