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Race Report
Race Calender
FAIRLADY Z
Round8 SUPER GT in KYUSHU 300km
GT300 class 決勝 RACE RESULT
#47「吉兆宝山 DIREZZA Z」が10位で5戦連続ポイントを獲得
#47吉兆宝山 DIREZZA Z(長島正興/安田裕信)10位
#13エンドレス アドバンCCI Z(影山正美/藤井誠暢)11位
#46吉兆宝山 DIREZZA Z(佐々木孝太/番場琢)16位

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秋晴れのオートポリスにて開催されたSUPER GT第8戦、GT300クラスは20台の車両が参加して行われ、#47 Zが予選13位から10位でゴールして、5戦連続でポイントを獲得した。予選9位の#13 Zは#46 Zと接触するなどして2回のドライブスルーペナルティを受け11位ゴールでポイント獲得ならず。予選6位の#46 Zは序盤3位を走行するも、後半に#13 Z、さらに#61ヴィーマックと接触して16位に終わった。この結果、Z勢のチャンピオン獲得の可能性は消滅することになった。

朝から晴れ上がったオートポリス。朝9時から行われたフリー走行で、#46 Zがトップタイムをマーク。決勝用のセッティングが決まり、決勝レースに期待がかかった。

そして決勝レース直前には若干の風があるものの、気温22℃、路面温度43℃と日が当たる場所では汗をかくほどの好天に恵まれた。13時58分、65周の決勝レースがスタート。スタートドライバーは、予選6位の#46 Zが佐々木、同9位の#13 Zが影山、そして同13位の#47 Zが安田。1周目の250Rで4位スタートの#101 MR-Sが接触によりクラッシュ。レースは序盤から荒れることになった。このアクシデントの影響もあり、1周で#46 Zは4位、#13 Zは6位、#47 Zは12位にそれぞれ浮上した。

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7周目の1コーナーで#46 Zの佐々木が3位に浮上。しかし前の2台はラップタイムが速く追いつくどころか逆に離されていく。さらに予想よりも路面温度が高くなり、15周を過ぎたあたりからタイヤのグリップがダウン。徐々にポジションを落とし、「1ヘアピンの立ち上がりで他の車両に当てられタイヤがスローパンクチャーのようになってしまった」(佐々木)とたまらず22周でピットイン。タイヤを交換して給油、そして番場に交代した。

#13 Zはタイヤを労わる走りで無理をせずいったん8位にポジションを落とすが、13周目には6位に復帰。21周目には#62ヴィーマックと接触したが相手のペースが鈍ったところでこれをかわして4位に浮上。しかしこれが相手に不利益を及ぼしたとみなされ、ドライブスルーペナルティを受けることになってしまった。「(接触した)相手と話をして、スピンをしたわけでもなくお互いドライビングアクシデントだと納得しているのにペナルティの対象になったのは理解できない」と影山。26周目にはクラス3位までポジションを上げていたのだが、これで30秒以上をロスすることになった。翌34周目にルーティーンのピットインを行い、タイヤを交換し燃料補給、そして藤井に交代した。

いっぽう#47 Zは後続のライバルを抑える走りを続け、さらにピットインを遅らせて、他車両がピットに入る間に6位までポジションアップ。35周でピットインしてタイヤ交換、給油、そして長島に交代した。

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クラストップの#2紫電と2位の#777 MR-Sが42周目でようやくピットイン。この時点で#46 Zは6位、#13 Zは8位、#47 Zは12位であった。44周目には、ペースの上がらない#777 MR-Sを先頭に、こちらもペースの鈍った#46 Z、さらに#13 Z、#61ヴィーマックが数珠つなぎのようになってクラス6位争い。47周目の2コーナーで#13 Zの藤井は#46 Zに並ぶもいったん引き、さらに並びかけた。直後の250R先でみたび並びかけたときに2台が接触。#46 Zはその弾みで第2ヘアピン手前で右方向へ。さらに後続の#61ヴィーマックと激しくクラッシュした。#61ヴィーマックは足回りを壊してリタイアとなり、#46 Zも左リヤタイヤがバースト。すぐにピットインしてタイヤを交換するがクラス16位までポジションダウン。さらにサスペンションにもダメージがあり、その後はペースアップができず、16位のままでチェッカーを受けた。

#13 Zは#46 Zとの接触でアクシデントを招いたとされドライブスルーペナルティの対象に。藤井は納得がいかない様子だったがペナルティを受けて11位となり、こちらもそのままのポジションでチェッカーとなった。この結果、#46 Zと#13 Zはチャンピオン争いから脱落となった。

いっぽう#47 Zの長島は順調にドライブを続け、終盤の53周目には9位、そして56周目には8位までポジションを上げた。しかしファイナルラップの第2ヘアピンでGT500車両2台に道を譲った際に、後続にもかわされ10位となりフィニッシュ。「8位と10位じゃ全然違う。悔しいです」と長島は唇を強く噛んだ。


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安田裕信
(#47「吉兆宝山 DIREZZA Z」/10位)

「初めてのコースだったこともあって前半は無理をせずに走りました。ライバルを抑える走りはできたので、チームには貢献できたかなとは思います。まだ満足できるようなレースをしていないので、最終戦の富士では予選からいい結果を狙っていきます。来週はもてぎでFCJ(フォーミュラチャレンジ・ジャパン)があるので、そちらでも結果を残したいです」


RACE RESULT
Rd. 8 SUPER GT in KYUSHU 300km RACE - Sunday,15 October, 2006 AUTOPOLIS
[ 13:58 - 65 Laps fine / dry ]
Pos Car name No 1st Driver Laps
1 プリヴェチューリッヒ・紫電 2 高橋 一穂 / 加藤 寛規 1:57'46"532 
2 雨宮アスパラドリンクRX7 7 山野 哲也 / 井入 宏之 +12"268 
3 DHG ADVAN FORD GT 55 光貞 秀俊 / 池田 大祐 +1Lap 
4 TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER 110 松田 秀士 / 菅  一乗 +1Lap 
5 梁山泊 apr MR-S 777 田中 実 / 大嶋 和也 +1Lap 
6 WILLCOM ADVAN VEMAC408R 62 柴原 眞介 / 黒澤 治樹 +1Lap 
7 プロμマッハGOGOGO車検320R九州 5 玉中 哲二 / 筒井 克彦 +1Lap 
8 アクティオ ムルシェ RG-1 88 Marco Apicella / 桧井 保孝 +1Lap 
9 クスコスバルADVANインプレッサ 77 小林 且雄 / 菊地 靖 +1Lap 
10 吉兆宝山 DIREZZA Z 47  長島 正興 / 安田 裕信 +1Lap 
11 エンドレスアドバンCCI Z 13 影山 正美 / 藤井 誠暢 +1Lap 
16 吉兆宝山 DIREZZA Z 46 佐々木 孝太 / 番場 琢 +2Laps 
TRACK INFORMATION
Length: 4.674km