好天の続く九州地方。阿蘇外輪山に位置するオートポリスでも、最高気温は連日25℃前後まで上昇し、10月とは思えないような気候が続いている。第8戦、GT300クラスの参加台数は21台。シリーズランキング4位の#46 Zはウェイトハンディが20kg、6位の#13 Zは同50kgで、#47 Zはウェイトハンディがなくワンランクアップの性能調整も受けている。
予選1回目は、気温20℃、路面温度25℃というコンディションのもと、10時半から20分間、GT300の専有走行枠がスタートした。セッション中盤、オートポリス初走行となる#47 Zの安田がアタックを開始。まず1分52秒281、翌周は1分52秒190にタイムアップして7位につけた。残り3分を切ったところで#46 Zの佐々木が1分51秒132で4位、また#13 Zの影山が1分51秒572で9位につけた。専有走行枠終了時点での順位は、#46 Zが5位、#13 Zが9位、#47 Zが12位。
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11時10分からはGT500との混走枠。スーパーラップ(SL)進出には微妙な位置にいる#13 Zは2セット目のタイヤを装着して再び影山がアタックに出た。そして1分51秒552へとタイムアップしたものの、1台の車両が7位のタイムをマークしてポジションアップしたこともあり、#13 Zは結局10位のポジションでSL進出を果たすことになった。#46 ZもSL進出を決めたが、#47 Zは残念ながらSLに残ることはできなかった。
予選2回目の始まるころには気温も25℃に達し、路面温度も30℃を超えた。そして15時5分、GT300のSLがスタート。トップバッターは#13 Zの影山だが、既にタイヤを2セット使っており、大幅なタイムアップは望めない。それでも影山は1分51秒794でまとめ、これがSLの基準タイムとなった。そして4番目にアタックした#62ヴィーマックが#13 Zと全く同じタイムで並んだが、予選1回目にタイムの良かった方が上位に来るということで、#62ヴィーマックが上位とされた。
6番目に#46 Zの佐々木が登場。佐々木は第2コーナー先までのセクター1でトップタイムをマークしたが第2ヘアピンまでのセクター2でやや遅れ、最後のセクター3でも思うような走りができず1分51秒279で2位となった。この後に出走した4台が佐々木のタイムを上回ったため、結局#46 Zはひとつポジションを下げた6位、#13 Zはひとつポジションを上げた9位で予選は終了した。
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佐々木孝太
(#46「吉兆宝山 DIREZZA Z」/予選6位)
「予選1回目はクルマのバランスが悪くどちらかというとオーバーが強かったので、セットを見直して予選2回目に臨みました。スーパーラップではタイヤを交換したこともあって、クルマのバランスは良くなったんですがタイムは思うように伸びなかったですね。明日の決勝は、スーパーラップのときのようなバランスの良さのままで走れるのであれば、表彰台は狙えると思います」