Sunday, June 2, 2002
ファルケン☆GT−R
ニュルブルクリンク24時間レースレポート Vol.3


決勝レポート〜スタート
いよいよ24時間のレースがスタート
ファルケン☆GT-Rは2番手に順位アップ!


 世界一と言っても過言ではない過酷なレース、ニュルブルクリンク24時間レースの決勝が午後2時にスタートを切った。空はまさに雲ひとつないほど澄みわたり、最高のレース日和となっていた。グリッドに並んだファルケン☆GT-Rは、ポールポジションのザクスピード・バイパーと一、二を争う好人気。マシンのまわりは立錐の余地がないほど、ファンや動向をうかがうライバルチームのスタッフが囲んでいた。203台のマシンは例年どおり3組に分けられ、それぞれセーフティカーに先導されて、フルコースを1周のフォーメイション。コースサイドは熱狂的なファンが押し寄せ、まるでフィニッシュシーンのようでもあった。

「最初のスティントは、アッシュ、木下、田中、ショイスマンの順。初めは1スティント6周で、そのあとは様子を見て7周から8周を考えている」と鈴木監督。

 そのスタートを担当したアッシュは好スタートを切って、グランプリコースのうちにポルシェの1台をかわして3番手に浮上。その後、1周目のラップを9分38秒596とし、次の周には早くもバックマーカーが現れるも、9分47秒016、そして9分45秒181、9分37秒956と確実にタイムを伸ばし、前をいくポルシェにも迫っていった。いったんはバックマーカーに行手を拒まれ、せっかく詰めた差を広げられもしたが、勢いづくアッシュはもう止まらない。6周目の1コーナーで横に並んで、2コーナーで逆転に成功。そして、予定どおりこの周の終わりにピットイン。何も問題なく木下に、アッシュは2番手でステアリングを委ねることとなった。

 レースはまだ24時間のうち1時間を終えたばかり。先はまだまだ長いが、なかなか幸先のいいオープニングになった。この調子で順調に周回を重ねてくれることだろう。


決勝レース途中経過(6周目、約1時間経過)
POS DRIVER CAR
1 P.ザコウスキー/P.ラミー/R.レヒナー Chrysler Viper GTS-R
2 R.アッシュ/D.ショイスマン/木下隆之/田中哲也 NISSAN Skyline GT-R
3 W.ケルン/L.ルーア/R.ネアン/M.ブルスト Porsche 996 GT3
4 J.シェイド/H-J.シュトゥック/O.カインツ/M.メルテン BMW M3 GTRS
5 W.デストレー/K.ヨデクスニス/P.フルファーシェイド/E.オルソフ Porsche 996 GT3
6 J.アルツェン/A.クラセン/M.エストライヒ/T.ベルンハルト Porsche 996 GT3
36 三好正己/大井貴之/日下部保雄/桂伸一 Mazda RX-7




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