今回の決勝レース直前、星野一義監督の現役ドライバー引退セレモニーが行われた。まずグランドスタンドに向かって「もう2〜3年やれればよかったんですが、長い間応援ありがとうございました」と軽くあいさつをすると、金子豊チームインパル代表の運転する真っ赤なフェアレディZのオープンカーに乗りコースを1周。ファンや旗を振るオフィシャルに手を振り声援に応えた。
グリッド最前列の特設会場に戻ってきた星野監督は、すでにドライバーを引退している高橋国光、長谷見昌弘、関谷正徳監督らから花束を受け、ねぎらいのメッセージを聞いた。途中、金子代表がメッセージの最中に感極まり泣き出してしまうシーンも。
「55年間生きてきてこれまで一生懸命やってきました。これからはモータースポーツのためにお役に立てるよう頑張りたい」とファンに新たな決意を語った星野監督。
最後は、ニッサン系のドライバーをはじめとして近藤真彦選手や飯田章選手など、星野監督に憧れたり世話になったドライバーが集まり星野さんを胴上げ! 星野監督の長年の功績を称え、引退を惜しんだ。