決勝
Start 14:00 Fine / Dry
決勝レースの行われた鈴鹿地方の天候は曇り。ただし、気温は13℃で、前日とほぼ同等であった。
レースは14:00にフォーメーションランがスタート。オープニングラップでは複数のクルマが絡むアクシデントは発生せず、隊列はクリーンな状態でグランドスタンド前に戻ってきた。#22ザナヴィ ニスモGT-Rは、本山哲がレースをスタート。1周目に早くもポジションをひとつ上げて10位となったが、その後ハンディウェイトを積まない僚友の#23に先を譲り、2台そろって周回することとなった。そして、#16NSXがオーバーランしてタイムロスし、これをパス。10周目には#37スープラがピットインして9位に。さらに、トップ争いをしていた#18NSXのコースアウトで8位となった。その後#1スープラを抜いて7位に上がり、23周目にピットインしたときには6位となっていた。ミハエル・クルムに交代し、8位でコンペティションに戻り、さらに上位進出のチャンスをうかがった。ところが、クルムは突然のエンジン不調を訴えて27周目にピットイン。ガレージで点検したところ、ターボチャージャーが壊れており、レース続行を断念することとなった。
#23カストロール ピットワークGT-Rは、エリック・コマスがスタートドライバーをつとめた。12番手からスタートした#23は、3周目にチームメイトの#22の前に出て9位となると、序盤の上位車のミスやトラブルを巧みに避け、13周目には早くも6位にまでポジションアップした。21周目までこのままの位置をキープしてピットイン。影山にドライバーチェンジした。しかし、交代後早々にブラックフラッグが提示され、ペナルティストップを命じられる。エリック・コマスのスティントで、黄旗追い越しのペナルティが取られていた。影山は、ピットエンドのペナルティエリアで10秒ストップし、コースに戻っていった。11位に順位を落とした影山は、レース後半をミスなく周回し、8位で52周目のチェッカーフラッグを受けた。
本年のJGTCレースは、全日程を終えた。#22ザナヴィ ニスモGT-Rのドライバーは、チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨んだが、リタイヤとなったためポイントを加算することは叶わなかった。