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Round 8
SUZUKA GT 300km
11.17 sun / SUZUKA CIRCUIT
jgtc
カストロール ピットワークGT-R
最終戦は8位完走!

ザナヴィ ニスモGT-Rはエンジントラブルでリタイヤ

決勝
Start 14:00 Fine / Dry

決勝レースの行われた鈴鹿地方の天候は曇り。ただし、気温は13℃で、前日とほぼ同等であった。

レースは14:00にフォーメーションランがスタート。オープニングラップでは複数のクルマが絡むアクシデントは発生せず、隊列はクリーンな状態でグランドスタンド前に戻ってきた。#22ザナヴィ ニスモGT-Rは、本山哲がレースをスタート。1周目に早くもポジションをひとつ上げて10位となったが、その後ハンディウェイトを積まない僚友の#23に先を譲り、2台そろって周回することとなった。そして、#16NSXがオーバーランしてタイムロスし、これをパス。10周目には#37スープラがピットインして9位に。さらに、トップ争いをしていた#18NSXのコースアウトで8位となった。その後#1スープラを抜いて7位に上がり、23周目にピットインしたときには6位となっていた。ミハエル・クルムに交代し、8位でコンペティションに戻り、さらに上位進出のチャンスをうかがった。ところが、クルムは突然のエンジン不調を訴えて27周目にピットイン。ガレージで点検したところ、ターボチャージャーが壊れており、レース続行を断念することとなった。

#23カストロール ピットワークGT-Rは、エリック・コマスがスタートドライバーをつとめた。12番手からスタートした#23は、3周目にチームメイトの#22の前に出て9位となると、序盤の上位車のミスやトラブルを巧みに避け、13周目には早くも6位にまでポジションアップした。21周目までこのままの位置をキープしてピットイン。影山にドライバーチェンジした。しかし、交代後早々にブラックフラッグが提示され、ペナルティストップを命じられる。エリック・コマスのスティントで、黄旗追い越しのペナルティが取られていた。影山は、ピットエンドのペナルティエリアで10秒ストップし、コースに戻っていった。11位に順位を落とした影山は、レース後半をミスなく周回し、8位で52周目のチェッカーフラッグを受けた。

本年のJGTCレースは、全日程を終えた。#22ザナヴィ ニスモGT-Rのドライバーは、チャンピオンの可能性を残して最終戦に臨んだが、リタイヤとなったためポイントを加算することは叶わなかった。

エリック・コマス
「クルマのバランスが良く、思うように走れていた。ペナルティを取られたのは、シケインの立ち上がり。前の車にさえぎられ、ポストが見えなかったんだ。残念です」

オーテックジャパン・川口エンジニア
「#22のエンジントラブルは夏の鈴鹿1000kmレースとは別のものでしたが、同じターボチャージャーの破損でした。今年はシーズン途中からV6エンジンを投入し、デビューイヤーならではのトラブルもありました。これからのオフシーズンに開発を進め、来年の開幕には新しいメニューを盛り込んでまたサーキットに戻って来たいと思います」

ニスモチーム小河原監督
「今年は新エンジンの投入で色々なことがありましたが、大きな進歩を遂げたと思います。その過程でシャシーの課題も明確になりました。来年は新しい車両規則に合わせてシャシーは、大きく変わります。開幕からトップ争いができるクルマを作ますので、どうか皆さん期待していてください」

ニスモ佐々木社長
「今年はシーズン途中でエンジンを変えてのチャレンジでした。来年に向けてのネタもたくさん仕込むことができました。日産の新しいモータースポーツ活動は、これから新しい幕開けを迎えます。まずは、1月のダカールラリーにご期待下さい。来年は日産自動車同様にモータースポーツも『V字型回復』の年にしたいと考えております。来年も是非ご声援を頂きますようお願いいたします」

Round 8 Race / 11.17 sun 14:00〜
Result GT500

POS No Car Driver Time
1 64 Mobil 1 NSX 松田 次生 / ラルフ・ファーマン 1:46'44"403
2 8 ARTA NSX 土屋 圭市 / 金石 勝智 -0"724
3 6 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪 寿一 / 飯田 章 -0"982
4 100 RAYBRIG NSX 加藤 寛規 / 光貞 秀俊 -27"364
5 39 デンソーサードスープラGT ジェレミー・デュフォア / 織戸 学 -28"754
6 1 auセルモスープラ 竹内 浩典 / 立川 祐路 -1'00"354
7 25 FK/マッシモADVANスープラ 荒 聖治 / 山路 慎一 -1'32"593
8 23 カストロールピットワークGT-R 影山 正美 / エリック・コマス -1'41"485
9 36 トクホン トムス スープラ 土屋 武士 / ワイン・ガードナー -1'55"166
10 16 無限NSX 道上 龍 / 伊藤 大輔 -1Lap
17 12 カルソニックスカイライン 田中 哲也 / ブノワ・トレルイエ -16Laps
DNS 22 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 哲 / ミハエル・クルム -25Laps
[5.821km×52Laps = 302.692km]

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