TOP
Round 5
JAPAN SPECIAL GT CUP
7.28 sun / FUJI SPEEDWAY
jgtc
ザナヴィ ニスモGT-Rが
大観衆の前、2位表彰台を獲得

カストロール ピットワークGT-Rは
スピンによって14位完走


決勝 15:09 Start Cloudy - Fine / Dry 57Laps
5月のJGTC第2戦富士ラウンドもセーフティカー続出の大混乱レースであったが、今回も同様にセーフティカーラップの多いレースとなった。

JGTCレースの前に行なわれたサポートレースでもクラッシュが続出してタイムスケジュールが遅れており、JGTCのローリングがスタートしたのは25分遅れであった。

ローリングラップののち、45台が一斉にスロットルを全開してレースはスタート。しかし、オープニングラップで早々とスピンアウトする車両があり、2周目からセーフティカー(SC)ランとなった。5周目にグリーンランプが点灯し、レースは再開。4位でリスタートした#22ザナヴィ ニスモGT-Rは、スタートドライバーの本山哲が序盤の攻防を演出することとなった。13周目には先行する#36スープラをキャッチし、いったん抜き返されるものの、再び前に出ると一気に引き離しにかかった。
そして、19周目に2回目のSCランとなった。この間に各車ともピットイン。ドライバー交代してコースに戻り、隊列を整えた上で25周目にレースはリスタートととなった。ピットインのタイミングによって、#36スープラが再開後のレースをリードしたが、#25がすぐにトップとなると、本山から交代したミハエル・クルムが27周目のAコーナーで#36をかわし、2位となった。しかし、SC前のリーダーだった#1スープラがトップに踊り出ると、35周目にはクルムが2位の#25をパスして2位へ。後半は、5秒先行する#1との間隔を詰めるため、ハイペースでの追い上げを開始。バックマーカーを次々よけながら、徐々に差を縮めて行ったが、49周目に最終コーナーで多重クラッシュがあり3度目のSC導入となった。54周目に再スタートとなった際に、トップとの間にGT300を2台挟んでいたため、レースリーダーとの差は7秒に広がってしまう。残り3周でこの差を埋めることは叶わず、2位でフィニッシュラインをクロスした。

11位スタートの#23カストロール ピットワークGT-Rは、前半は中盤の混戦から抜け出すことができず、9周目には#6スープラにパスされて12位に。2回目のSCラップでピットインして、エリック・コマスから影山正美にドライバー交代。再開後の27周目に10位に浮上。さらに35周目に#8NSXを抜き、39周には#76をパスして8位となると、影山はさらに上位を狙ってプッシュしはじめた。41周目の第1コーナーで#16NSXを捉えてインを突くと、イン側に寄せた同車と接触。影山はコースに残ったが、#16はスピンアウトしてしまう。これで7位へ。しかし、その後追い上げる#6スープラにパスされ、抜き返しを図ったが、Aコーナーの進入でハードブレーキング中にスピン。順位を大きく落とすこととなってしまった。さらに、3回目のSC走行中に#16との接触アクシデントが影山の危険行為であると裁定され、10秒ペナルティを受け、上位進出の目論みはついえてしまう。最終的には14位完走となった。

本山 哲
「結果的にはうれしいリザルトですが、やっぱり優勝したかったですね。このクルマは開発段階から乗ってきたので、ポテンシャルがあるのはわかっていました。ブレーキングなど、まだタイムを詰める要素はあります。今回はチーム全員で頑張ったし、良いレースだったと思います」

ミハエル・クルム
「早い段階で僕の番が来てしまったので、後半のバトルは大変でした。勝利はほしかったけど、今回はニューエンジンの幸先良いスタートとなったと思います。最後のSCアウトのタイミングは不運でした。シリーズ後半には1勝できると思うし、それが今から楽しみです」

ニスモチーム小河原監督
「惜しかった。しかし、2位の結果は実力であり、予定通りにクルマが仕上がったことを意味します。残り全戦ポディウム獲得を目指して、ガンガン攻めていきます。勝利の姿がはっきりと見えましたね」

Round 5 Race / 7.28 sun 57Laps
Result GT500 - Provisional

POS No Car Driver Time
1 1 auセルモスープラ 竹内 浩典 / 立川 祐路 2:37'44
2 22 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 哲 / ミハエル・クルム -4"996
3 37 ZENT トムス スープラ 黒澤 琢弥 / パオロ・モンティン -6"302
4 25 FK/マッシモADVANスープラ 山路 慎一 / 荒 聖治 -9"763
5 36 トクホン トムス スープラ 土屋 武士 / ワイン・ガードナー -17"363
6 18 TAKATA童夢NSX セバスチャン・フィリップ / リチャード・ライアン -18"131
7 6 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪 寿一 / 飯田 章 -18"230
8 100 RAYBRIG NSX 加藤 寛規 / 光貞 秀俊 -22"078
9 8 ARTA NSX 土屋 圭市 / 金石 勝智 -23"731
10 35 プロジェクトμエスペリアスープラ 影山 正彦 / 脇阪 薫一 -28"948
14 23 カストロールピットワークGT-R 影山 正美 / エリック・コマス -41"892

CORNER
CORNER
BOTTOM
BACK

掲載の記事・写真・グラフィックスなど提供するコンテンツの無断転載を禁じます。
すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。

No portion of this web site may be reproduced or duplicated without the express written permission of NISMO.