Round 3
SUGO GT CHAMPIONSHIP
5.25 sat / SPORTSLAND SUGO
VQエンジン搭載のGT-Rデビュー
GT300ではシルビアが予選1-2
公式予選1回目 11:00〜12:29 Cloudy - Fine / Dry 公式予選2回目 15:30〜16:30 Fine / Dry
まだ雪の残る蔵王連峰を望むスポーツランドSUGO。練習走行日となった前日は昼間にヒョウを伴った雷雨に見舞われ天候が心配されたが、予選日はおだやかな一日となった。今回のエントリーは45台だったが、GT500のメルセデス・ベンツとGT300のポルシェがエントリーを取り消したため、予選出走はGT500が19台、GT300が24台の計43台となった。
このレースでは、かねてより開発を進めていたVQ30DETTエンジンが、本山哲/ミハエル・クルムの#22ザナヴィ ニスモ GT-Rに搭載され、レースデビュー。影山正美/エリック・コマスの#23カストロール ピットワーク GT-R、星野一義/田中哲也の#12カルソニックスカイラインの2台はRB26DETTエンジンのままで参戦。今回はVQとRB、2種類のエンジン搭載車を見ることのできるイベントとなる。
GT300では、尾本直史/加藤正将の#51C-WEST-AUTOSTAFF-ADVANシルビアが今季初参戦。山野哲也/柳田真孝の#3ユニシアジェックスシルビア、大八木信行/青木孝行の#81ダイシンADVANシルビアは練習走行から好調な走りを見せていた。
予選1回目は11時にスタート。GT500では、前日のベストタイムが1分19秒047だったのだが、いきなり1分18秒台のタイムが頻発。VQエンジンを搭載して期待がかかる#22GT-Rは1分19秒670のタイムをマークし、10番手となった。性能引き上げ措置を受けている#12GT-Rは12番手、#23GT-Rは15番手となった。
GT300では、昨日のフリー走行でトップだった#3シルビアが1分25秒241で暫定ポール。#81シルビアは5番手、#51シルビアは22番手だった。
午後の予選2回目は、路面温度が落ちコンディションがアップした。GT300の枠では開始14分で#3シルビアの柳田が唯一1分24秒に入れタイムアップ。直後に#81シルビアの青木が肉薄するタイムを出すも届かず、そのままチェッカー。シルビアが予選トップ2を独占した。#51シルビアは22番手となった。
GT500は残り5分の時点からアタック合戦になり、トップは1分17秒台をマーク。#22GT-Rは1分19秒324までタイムアップするが、他車両もタイムを縮めたため12番手となり、#12GT-Rは16番手。#23GT-Rは午前のセッションで選択したタイヤの磨耗が激しかったため、リスクをおかしてタイムアタックするよりも、本番セットの確認に時間を使うことに決定。決勝レースでの安定したレースラップを優先するため、燃料タンク満タンでの走行に集中し、総合では17番手で予選を終了した。
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