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ニュルブルクリンク24時間
ナイトランテスト行われる
2001年3月29日
2001NÜRBURGRING 24h-RENNEN

 今年の第29回ニュルブルクリンク24時間レースに参戦するファルケンモータースポーツチームが、岡山県のTIサーキット英田で夜間テスト走行を行ない、長谷見昌弘が木下隆之、菊地靖と共にスカイラインGT‐Rのステアリングを握った。

 すでにシェイクダウンテストを済ませている今年の参戦車両だが、今回はタイヤテストとドライバーの習熟、そして耐久性の確認をテーマに夕方18時から24時までの夜間走行テストを実施。今年初出場となる長谷見昌弘もこの日初めてニュル仕様のスカイラインをドライブした。当日は晴天だったが、新月とあって、コース照明設備のないTIは真っ暗。しかし十勝24時間参戦時と同じくHIDランプを煌々と灯したGT‐Rは、1回約30周ずつのロングペースで、快調に周回を続けた。

鈴木監督
 「タイヤ幅が245から285に太くなり、エンジンも2.6リットルから2.8リットルに拡大された今年のスカイラインは、コストパフォーマンスも含めてニュル用としては悪くないはず。うねってバンピーな路面にはN1仕様の足が良いし、コースの一部で雨が降ることも多いから4WDは有利なんです。駆動系の負担が増えたので、十勝24時間を走った中古パーツを組み込んで、耐久性の確認をしています。まあ十勝のデータはありますけど、ニュルは特別ですね」

長谷見昌弘
 「引退はあくまでGT選手権。レースをやめるとは言ってないよ(笑)。ニュルは初めてだけど、公道レースは大好きだから、とても楽しみにしてる。シフトの鈴木哲雄さんは昔から知ってるし、一昨年、(フォーミュラニッポンに出場した)田中哲也の代役でもてぎのスーパー耐久に出場したから、チームの気心も知れてる。クルマはその時よりトルクが出てて乗りやすい感じ。最初サスが堅めだったけどスプリング交換したら良くなったしね。まあ、バイパーとか、ポルシェとか、ライバルも強いだろうけど、4WDのGT‐Rは雨に強いし、結構行けるんじゃない?総合優勝を狙いたいね」

木下隆之
 「R32GT‐R時代にもNISMOチームで遠征したし、一昨年から3年連続出場というわけでニュルにはこだわりがある。今年はぜひとも、日本人の初優勝を果たしたい。長谷見さんと同じステアリング握るのは初めてで、うれしい経験。盗めるものは盗みたいです」

菊地靖
 「今年はカタキを討つというか、雪辱戦。去年アクシデントで悔しい思いをしただけに、ニュルが待ち遠しい気持ちです。クラッシュを修復してピットアウトする時、拍手と歓声で迎えられたのには感動したし、一度で病みつきになっちゃいました。今回僕は別のGT‐Rに外国人と組んで乗るんですが、長谷見さんたちに負けないよう頑張ります」


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