in FISCO
1999.5.2

ニスモチーム、予選16位から「総合力」で5位に入賞。
シリーズポイントリーダーに。


決勝日も前日の予選日に引き続いて好天に恵まれたことと、開催がゴールデンウィーク期間中ということもあり、富士スピードウェイの広大なグランドスタンドは大勢のGTレースファンで埋め尽くされた。

第2戦の模様は5月15日(土) 16:00〜17:15 テレビ東京(TXN)系列
全国6局ネットでテレビ放映の予定。
次回、第3戦は5月29日(土)〜30日(日) スポーツランド菅生(宮城県村田町)で開催。


Race Report

【決勝】 (周回数 67周)路面コンディション:ドライ

13時20分、#38 FK/マッシモセルモスープラを先頭に39台のマシンが1周のフォーメーションラップの後、スタートした。

予選16位からスタートした#1ペンズオイル・ニスモGTRのコマス選手は好スタートを決め、オープニングラップでその順位を12位にまで上げ、さらに上位を狙う。

一方、予選12位とGT‐R勢トップのポジションからスタートした#2 ARTAゼクセルスカイラインの亜久里選手はスタート直後の1コーナーで#30 綜警 MacLaren GTRと#18 TAKATA 童夢 NSXの接触に巻き込まれ、右後ろから追突される形でコースアウト。

コース復帰は果すものの、右側のリアフェンダー等を破損し順位も大きく後退してしまう。

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その後 亜久里選手は驚異的な追い上げで3周目24位、6周目には17位にまでポジションを上げたものの、7周目にオレンジボールが提示されたためピットイン。 応急修理後、コースに復帰するも、トップからは2周遅れとなってしまった。

レース序盤は、#38 FK/マッシモセルモスープラ、#100 RAYBRIG NSX、#39 デンソーサードスープラGTと予選上位の車両がトップグループを形成。

しかし、10周目に#100 NSXがトップに立つとその後、トップと後続車との差は開き始める。

その後、#1ペンズオイル・ニスモGTRのコマス選手は安定したラップタイムで着実に順位を上げ、レース折り返しの34周目には4位となっていた。

同じく、#2 ARTAゼクセルスカイラインの亜久里選手も追い上げを見せ、順位を13位にまで上げていた。 #1 ペンズオイルニスモGT−Rは35周目にピットイン、コマス選手からオロフソン選手にドライバーチェンジ、迅速なピットワークにより約30秒でピットアウト。
オロフソン選手は4位でコース復帰を果たす。

一方、#2 ARTAゼクセルスカイラインは36周目にピットイン。亜久里選手からハーネ選手にドライバーチェンジ、こちらも約30秒でピットアウト。
ハーネ選手は更なるポジションアップを目指し、好走を続ける。

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レース終盤、トップの#100 NSXは2位との差を約50秒にまで広げ独走体制を築く。

#1ペンズオイル・ニスモGTRのオロフソン選手は#37スープラとテールツーノーズの4位争いを展開していたが57周目に惜しくも5位に後退、そのままフィニッシュとなった。

また、#2 ARTAゼクセルスカイラインのハーネ選手は着実にポジションを上げ、最終的に11位でフィニッシュとなった。

#1ペンズオイル・ニスモGTRは、予選は16位と振るわなかったが、「チームの総合力」で5位、8ポイントを獲得しシリーズポイントリーダーとなった。
#2 ARTAゼクセルスカイラインは今回は不運に見舞われたが、その高いパフォーマンスとの信頼性をアピールし、次戦以降につながるレース内容となった。

また、今回代役を務めた両ドライバーとも、期待通りの活躍を見せ、ニスモチームに大きく貢献した。

Result

Po No Machine Driver Time
1 100 RAYBRIG NSX 高橋国光 飯田 章 1:40'14.664
2 38 FK/マッシモセルモスープラ 竹内浩典 立川祐路 1:40'56.298
3 12 カルソニックスカイライン 星野一義 影山正美 1:41'12.672
4 37 カストロール・トムス・スープラ 鈴木利男 D.マニング 1:41'25.763
5 1 ペンズオイル・ニスモGTR E.コマス A.オロフソン 1:41'28.221
           
12 2 ARTAゼクセルスカイライン 鈴木亜久里 A.ハーネ 1:40'22.506
DNF 15 ザナヴィARTAシルビア 土屋武士 井出有治 周回数 1周

−GT300クラス−

#15 ザナヴィARTAシルビアの土屋 選手はGT300クラスポールポジションから、1周のローリングラップの後、スタート。しかし、オープニングラップで突然、オーバーヒートによるエンジン不調が発生。ピットまではたどり着いたものの、残念ながらそのままリタイヤとなった。

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予選レポート