ニスモチーム、予選16位から「総合力」で5位に入賞。
シリーズポイントリーダーに。

決勝日も前日の予選日に引き続いて好天に恵まれたことと、開催がゴールデンウィーク期間中ということもあり、富士スピードウェイの広大なグランドスタンドは大勢のGTレースファンで埋め尽くされた。
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第2戦の模様は5月15日(土) 16:00〜17:15 テレビ東京(TXN)系列 全国6局ネットでテレビ放映の予定。
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次回、第3戦は5月29日(土)〜30日(日) スポーツランド菅生(宮城県村田町)で開催。
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Race Report
【決勝】
(周回数 67周)路面コンディション:ドライ
13時20分、#38 FK/マッシモセルモスープラを先頭に39台のマシンが1周のフォーメーションラップの後、スタートした。
予選16位からスタートした#1ペンズオイル・ニスモGTRのコマス選手は好スタートを決め、オープニングラップでその順位を12位にまで上げ、さらに上位を狙う。
一方、予選12位とGT‐R勢トップのポジションからスタートした#2 ARTAゼクセルスカイラインの亜久里選手はスタート直後の1コーナーで#30 綜警 MacLaren GTRと#18 TAKATA 童夢 NSXの接触に巻き込まれ、右後ろから追突される形でコースアウト。
コース復帰は果すものの、右側のリアフェンダー等を破損し順位も大きく後退してしまう。
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その後 亜久里選手は驚異的な追い上げで3周目24位、6周目には17位にまでポジションを上げたものの、7周目にオレンジボールが提示されたためピットイン。
応急修理後、コースに復帰するも、トップからは2周遅れとなってしまった。
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レース序盤は、#38 FK/マッシモセルモスープラ、#100 RAYBRIG NSX、#39 デンソーサードスープラGTと予選上位の車両がトップグループを形成。
しかし、10周目に#100 NSXがトップに立つとその後、トップと後続車との差は開き始める。
その後、#1ペンズオイル・ニスモGTRのコマス選手は安定したラップタイムで着実に順位を上げ、レース折り返しの34周目には4位となっていた。
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同じく、#2 ARTAゼクセルスカイラインの亜久里選手も追い上げを見せ、順位を13位にまで上げていた。
#1 ペンズオイルニスモGT−Rは35周目にピットイン、コマス選手からオロフソン選手にドライバーチェンジ、迅速なピットワークにより約30秒でピットアウト。
オロフソン選手は4位でコース復帰を果たす。
一方、#2 ARTAゼクセルスカイラインは36周目にピットイン。亜久里選手からハーネ選手にドライバーチェンジ、こちらも約30秒でピットアウト。
ハーネ選手は更なるポジションアップを目指し、好走を続ける。
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レース終盤、トップの#100 NSXは2位との差を約50秒にまで広げ独走体制を築く。
#1ペンズオイル・ニスモGTRのオロフソン選手は#37スープラとテールツーノーズの4位争いを展開していたが57周目に惜しくも5位に後退、そのままフィニッシュとなった。
また、#2 ARTAゼクセルスカイラインのハーネ選手は着実にポジションを上げ、最終的に11位でフィニッシュとなった。
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#1ペンズオイル・ニスモGTRは、予選は16位と振るわなかったが、「チームの総合力」で5位、8ポイントを獲得しシリーズポイントリーダーとなった。
#2 ARTAゼクセルスカイラインは今回は不運に見舞われたが、その高いパフォーマンスとの信頼性をアピールし、次戦以降につながるレース内容となった。
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また、今回代役を務めた両ドライバーとも、期待通りの活躍を見せ、ニスモチームに大きく貢献した。

Result
Po |
No |
Machine |
Driver |
Time |
1 |
100 |
RAYBRIG NSX |
高橋国光 |
飯田 章 |
1:40'14.664 |
2 |
38 |
FK/マッシモセルモスープラ |
竹内浩典 |
立川祐路 |
1:40'56.298 |
3 |
12 |
カルソニックスカイライン |
星野一義 |
影山正美 |
1:41'12.672 |
4 |
37 |
カストロール・トムス・スープラ |
鈴木利男 |
D.マニング |
1:41'25.763 |
5 |
1 |
ペンズオイル・ニスモGTR |
E.コマス |
A.オロフソン |
1:41'28.221 |
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12 |
2 |
ARTAゼクセルスカイライン |
鈴木亜久里 |
A.ハーネ |
1:40'22.506 |
DNF |
15 |
ザナヴィARTAシルビア |
土屋武士 |
井出有治 |
周回数 1周 |

−GT300クラス−
#15 ザナヴィARTAシルビアの土屋 選手はGT300クラスポールポジションから、1周のローリングラップの後、スタート。しかし、オープニングラップで突然、オーバーヒートによるエンジン不調が発生。ピットまではたどり着いたものの、残念ながらそのままリタイヤとなった。
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予選レポート

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