日本人で唯一F1の表彰台（3位）を獲得した実績を持つ国際派ドライバー。ニッサンドライバーとしてＦ３，グループＡ、グループCに出場し、その後89年〜95年までの7年間F1で活躍。96年からは再びニッサンドライバーとして、全日本GT選手権でスカイラインGT-Rをドライブ。昨年はニッサンR390 GT1で星野一義・影山正彦と共にル・マン24時間レースで堂々3位入賞を果たした。この経験を生かして今年も上位入賞を狙う。ル・マンは今年で8回目の挑戦。

影山正美
Masami Kageyama（日）

98年全日本GT選手権（JGTC）チャンピオン。87年レースデビュー後、着実にステップアップし、96年にはフォーミュラニッポン、全日本GT選手権、全日本ツーリングカー選手権といったトップカテゴリーに参戦。98年には、JGTC優勝に加えて、フォーミュラニッポンで2位を獲得。また、ル・マンではプライベートチームのドライバーとして、ニッサンR390 GT1をドライブし10位入賞。今年で3回目のル・マン挑戦となる。

本山哲
Satoshi Motoyama（日）

98年フォーミュラニッポンチャンピオン。90年〜95年まで全日本F3選手権に出場し、95年にはシリーズ2位を獲得。96年からはニッサンドライバーとして全日本GT選手権及び全日本ツーリングカー選手権に出場し、サニー、シルビア、プリメーラ、スカイラインGT-Rをドライブした経験を持つ。98年には、ル・マン初出場ながら、予備予選終了間際にたった1つ残された本戦出場権をザクスピードポルシェと争い、土壇場で勝ち取った心臓の強さを持つ。

エリック コマス
Erik Comas（仏）

元F1ドライバー。88年フランスF3チャンピオン、90年に国際F3000選手権チャンピオンを獲得し、翌91年にF1デビューを果たす。F1で４シーズンドライブした後、全日本GT選手権に参加。97年からはニッサンドライバーとしてスカイラインGT-Rをドライブし、98年度はシリーズチャンピオンを獲得。ニッサンからのル・マン24時間レースは3年連続3度目。昨年はニッサンR390 GT1で6位入賞。

エリック バンデポール
Eric van de Poele（ベルギー）

元F1ドライバーであり、耐久レースのスペシャリスト。ル・マン24時間の他、スパ24時間（87年優勝、92年2位）、セブリング12時間（95年及び96年優勝）、デイトナ24時間レース等に出場。ニッサンからのル・マン出場は97年に引き続き2回目。

ミハエル クルム
Michael Krumm（独）

ドイツF3で活躍後、94年から日本でレース活動を開始し、F3, F3000, ツーリングカー、GT、フォーミュラと幅広く活躍。97年は全日本GT選手権で優勝。98年には故郷ドイツのツーリングカー選手権にニッサンプリメーラで出場。また、同年ル・マンにも初出場し、ニッサンドライバーとして活躍し、5位に入賞した実績を持つ。99年は全日本GT選手権で、鈴木亜久里選手とスカイラインGT-Rをドライブする。

ディディエ コタズ
Didier Cottaz（仏）

89年レースデビューし、91年フランスフォーミュラルノー2位を獲得。93年フランスF3チャンピオン。94年から国際F3000に参加し、96年以降は主に耐久レースに焦点を絞った活動を行い、ル・マン24時間レース、デイトナ24時間レース等にクラージュ・コンペティションから出場。昨年98年はニッサンエンジンを積んだC51ニッサンをドライブし、上位を走るも、リタイア。

フレドゥリク エクブロム
Fredrik Ekblom（スウェーデン）

89年レースデビュー。91年にはイギリスF3000で2位を獲得。92年から96年まではアメリカでレース活動を行い、インディライツ、カート、IMSA 等で活躍し、95年にはデイトナ24時間レースで2位の成績を残す。97年からクラージュコンペティションチームでルマン24時間レースに出場し、昨年度はC51ニッサンをドライブした。今年は、スウェーデンスーパーツーリングに参戦中。

マーク グーセン
Marc Goossens（ベルギー）

90年レースデビュー。91年にはフォーミュラフォードのイギリスチャンピオン。92年及び93年はイギリスＦ３、94年から97年は国際Ｆ3000に出場。96年からクラージュコンペティションチームでル・マン24時間レースに出場し、97年には4位入賞。98年はコタズと共にニッサンC51でル・マン出場。また、日本でもレース活動を行っており、97年及び98年には、フォーミュラニッポンと全日本GT選手権に出場した。