OMORI FACTORY NEWS

 

2013.1.18
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
〜 余裕をもった走りで「ライン」「リズム」「目線」を習得

今年も宜しくお願いします! 大森ファクトリーの兼平です。
12年最後を飾るイベントとして開催したサーキットラン@袖ヶ浦の模様をレポートいたします。

今回は19名の方にご参加いただき、参加車両は、Zと第2世代GT-Rが半々+R35GT-Rやシルビア(S15)となっています。また、「初めてのサーキット走行」「2回目のサーキット走行」という方が4名いらっしゃいました。
今回の参加者の中にはニスモの宮谷社長の姿も。「大森ファクトリーのサーキットランは、初心者はもちろん、年齢に関係なく楽しめる」と聞いて、そんなに楽しいのならカスタマーの視点で参加して、自らも体験したい! と今回の参加となりました。

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早速、朝の座学から始まります。講師を務めるのは荒聖治Drと藤井誠暢Drです。
明け方まで降っていた雨により一部路面がウェットとなっていたため、走行時の注意点を中心に説明しました。

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また、別途、初心者の方を集めてサーキットのルールや注意事項、安全に楽しくかつ速く走れるコツなどを解説。 1度に多くの情報を詰め込んでも、ほとんど記憶に残らないため、重要なポイントだけを簡潔に説明しました。

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続けては2組に分かれて午前中の実技練習です。
Zを中心としたA組は、パドックを活用し挙動把握を目的としたジムカーナ練習を行ないます。
コースは8の字レイアウトとし、停止位置では停止区間をあえて作らず、最終停止位置のみを表示。これにより最短で停止するためのブレーキコントロールを身につけてもらいます。
ブレーキが早すぎれば手前で停車し、ブレーキの踏みが甘かったり遅ければ停止線を越えてしまいますからね。
これは、サーキット走行における「クリップまでのブレーキコントロール」の練習にもつながるんです。

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ジムカーナ練習では、1台1台藤井Drが走り方をチェックしながら、挙動の改善点やアクセルやブレーキの踏み方などをピンポイントでアドバイス。また同乗によるアドバイスなどを行ないました。

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一方、B組は「高度なライン取りの習得」を目的に先導走行を中心としたコース走行トレーニングを実施。
袖ケ浦フォレストレースウェイはイメージをつかみ難いコースなので、とにかく先導走行を繰り返し、「ライン」「リズム」を身に付けていただきます。
まずは、初心者の方にドライビングポジションを指南。ポジションを決める時のポイントを丁寧に解説します。安全という視点からもシートベルトの適切な使用とドライビングポジションは非常に大切です。

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そして恒例のコース解説走行。コースを走りながら、ブレーキングポイントやラインの取り方、注意点などを解説します。
最初はゆっくりとコースを周回し、ポスト位置やカントのつき方、勾配などを感じ取ってもらいつつ、周を重ねるごとにペースを上げて、ブレーキングポイントや目線、コーナリングワークなどを説明。

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コースの特徴を把握した後は、荒DrがドライブするR32 GT-R CRSを先頭とした先導走行に移ります。
全員が講師車両の後ろにつけるよう隊列を入れ替えながらの走行で、周回を重ねる毎にスピードも上がっていきます。もちろん、スピードについて行けなくなった方は1度ピットインしていただき、個別に先導走行のサポートなども行いました。
実は先導走行はかなり得るものが多く、初心者の方はもちろん、中級レベル以上の方でもプロのラインやブレーキングといった走行のリズムを知る事で自分のウィークポイントの改善につなげることができるんですよ。
事実、R35クラブトラックエディションのレーシングスクールでも先導走行による講習を行なっています。

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昼食を挟み、午後からはフリー走行!
初心者の方は無理せず、ご自分のペースで走っていれば速い方が勝手に、しかもジェントルにパスしてくれるのがサーキットレクチャーの特長です。なので、午前中に学んだ事を思い出しながら!? みなさん自分のペースで走行を楽しまれています。

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もちろん、CRSやお客さまの車両を用いた同乗走行なども行ないました。
同乗走行は積極的に活用してもらって、「どの程度までいけるのか」をしっかりと身に付けてもらえると嬉しいです。

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合計3時間の走行枠を思いっきり楽しんでいただいて、本日のイベントは無事に終了。
気温が低かったのも手伝ってタイムアップもできたみたい!? なにはともあれ、路面が乾きにくく、非常に難しいコンディションでしたが無事に終えることができて良かったです。

最後にサーキット走行を始めて2年ほどになるお客さまに本日の感想を聞いてみました。
「ジムカーナ練習は効きますね! 以前はリヤが滑り出した瞬間にパニックになっていましたが、今ではある程度コントロールできるようになりました。何より、滑り出す限界が分かるようになりましたから。
クルマも自分の体も大切ですから、とくかく無理をせず、基本を大切にしながら正確なライン取りの習得を目標に今日も楽しみました(笑)。ありがとうございました」。

また、NISMO宮谷社長に感想を聞いてみたところ、
「ライン取りや上手にラインをトレースすることを考えながら走るのは、本当に楽しいね。なにより、講師の教え方が上手い(笑)。 ダメだったところを『ダメだ』と言うのではなく、どうすれば良くなるかを分かりやすく教えてくれるので課題が明確になり、走りへの意欲が沸いてくる。どれくらい上達したかは分かりませんが、とにかく気持ち良く、楽しく走る事ができた。初心者の方に喜んで頂いている理由が良く分かりました」。
と、楽しさを実感していました。

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経験や年齢を問わず、誰もが気持ちよく、楽しめるのが大森ファクトリーのサーキットランです。初心者の方にも安心してご参加いただけるよう、今年もサーキットイベントを企画していきますので、「ドライビングが上手くなりたい」、「サーキットを走ってみたい」とお考えの方は、遠慮なくご相談ください!
ノーマル車両でも十分に楽しめますよ!

KANEHIRA

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)

 

【当日のPHOTO GALLERY】

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