OMORI FACTORY NEWS

 

2012.5.10
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
〜 先導走行の重要性と同乗走行の感想

皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
先日開催したサーキットラン@袖ヶ浦の模様をレポートいたします。

今回は17名の方にご参加いただきました。愛知県からいつもご参加いただいているお客さまもいて、ありがとうございます! また、今回は初の試みとしてNISSAN GT-R Club Track edition(以下、CTe)のオーナーさんにも参加いただきました。他の参加者は初めて見るCTeに興味深々のご様子。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

本日のインストラクターは松田次生Drと荒聖治Drです。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

開会のあいさつの後は、いつもどおり中級者グループ(A組)と初心者グループ(B組)に分かれて午前中のレッスン開始です。

B組は、荒Drを講師として「コースを覚える」に重点を置いた内容とし、簡単な座学の後、まずはエルグランドに乗車して3ラップを走行しながらコース説明を行いました。
乗車後、ピットアウトからの手順を説明しながらコースイン。ピットロードのスピードリミットや速度制限解除のポイントなどを説明しつつ、ホワイトラインの注意点やコースイン直後にイン側をキープして走行するラインなどを伝えます。
コース上ではコーナーごとの特徴を説明しながら、コースアウトやスピンなどミスが起こりやすいポイントやその注意点なども解説します。
2ラップ目は少しペースを上げて走行し、ブレーキングポイントや走行ラインの目安となるクリッピングポイントなどを説明。クリッピングポイントやコーナー出口でアウトに膨らむポイント、次のコーナーに向けての目標などをポイントとなる部分に事前に置いたパイロンを使い、説明していきます。
3ラップ目は、さらにペースを上げて目標となるブレーキングポイントやコーナーに合ったギヤなどを説明しつつ、サーキット走行に向けたイメージを作ってもらいます。最後にピットインしながらピットインする時の注意点や、速度制限開始のポイントなどを説明して終了。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

続けて、先導走行。
1ラップ目はウォームアップも含めて余裕を持ったペースで走りますが、2ラップ目からは全車の走りを見ながら徐々にペースを上げていきます。離れてしまうクルマに合わせて速度のコントロールを行いつつ、最後には午後のフリー走行に備えてストレートでは130km/hぐらいまで速度を上げての走行となりました。
安全にサーキットを楽しんでもらえるようブレーキングではしっかりと速度を落とし、タイヤがスキッドを始めないようなコーナリング速度とし、加速するところはきっちり加速して、減速するところではしっかり減速するというメリハリのある走りを行いました。
タイヤの限界を超える手前の速度域で走行することで、冷静にラインどりなどを学んでいたただくことができるんですね。実は、この先導走行、スポーツ走行などの経験が多い方でも、改めてラインどりや加速・減速のリズムを確認したいという時にもオススメなんです。

サーキットレクチャーの先導走行では、参加者全員にきちんとした走行ラインのイメージを掴んでもらいたいので、全員が必ずインストラクターの真後ろを走れるように1ラップごとに後続車両の入れ替えを行います。ちなみに、今回の先導走行は約40分間走りっぱなしでした。全員が4回ぐらいは先導車両の後ろについて走れたのでは!?
その結果、参加者からは「先導走行は非常に勉強になりました。袖ケ浦は初めてのコースだったのですが、最初に先導走行があったので走りのイメージがつかめ、フリー走行でも初めて走る感じが全くなかったです」とのコメントをいただき、期待どおりの効果を挙げることができました。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

一方、Aグループは、松田Drを講師として特設ジムカーナコースで限界挙動をつかむトレーニング。アンダー/オーバーを体感するとともに、その時の対応を身につけていただきます。併せて、コーナリング時のブレーキングポイントとブレーキの使い方の習熟にも重点を置いたレッスンとしました。
コーナリングではブレーキの抜き方とリリースポイントが重要なんです。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

みっちりと基礎トレーニングを行った後は、昼食を挟んで午後のフリー走行へ。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

もちろん、フリー走行枠ではプロドライバーによる同乗走行もタップリと行いましたよ。
同乗走行の感想を伺ったところ、
「もうひたすら固まってます(笑)。ただただ前方を見るのが精一杯。何度も同乗させていただいていますが、未だにプロの操作を見るほどの余裕がありません・・・。隣で話を聞く余裕もなくて。とにかくプロのドライビングはスゴい。のひと言です」。

「同乗中は分からないポイントを聞いています。今回で言うと3コーナーの攻略方法と8コーナーでどうしてもアンダーが出てしまうので、その対策ですね。実際に走りを体感しながら、その場で感じたことを質問しています」。

「同乗は別次元ですね。『プロの走りをしろ』と言われても無理です(笑)。自分はクルマに乗せられている感が強いですが、プロはクルマをコントロールしているのが良く分かります。こんなスピードでは絶対にスピンする。と思ってもしないんですよね」。

それぞれのスキルによって同乗で得られる情報は異なりますが、「車両のポテンシャル/限界域を知る」、「走り方を学ぶ」には同乗走行が最も効果的なレッスンと言えます。

大森ファクトリーが主催する走行イベントでは、豊富な同乗走行が大きな魅力のひとつとなっているので、今後もこうした機会をふんだんに活用してスキルアップにつなげて欲しいですね。

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

併せて、さらなる習熟を狙い、参加者のご要望に応じて「引っ張り走行」なども行いました。
時には、スライドコントロールのレクチャーも!?

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

全ての走行を終え、今日のイベントでシート展示を行っていただいた「BRIDE」さんより頂戴したTシャツを参加者全員にお渡しして、本日のプログラムを終了しました。
ご協賛いただいた「BRIDE」さん。ありがとうございました!!
そうそう、今回の走行イベントにはGT-Rマガジンさんも参加されていたので、詳細レポートは次号のGT-Rマガジン Vol105号をお楽しみに!!

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート
 

以上、兼平でした。

KANEHIRA

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)

 

<当日のPHOTO GALLERY>

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート
サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート

サーキットラン@袖ヶ浦レポート