従来販売しているアルミロードホイール「LM GT4」は、JGTCレースを通じてRAYS社と共同で開発した鍛造ホイールで、元々サーキット走行用としてはトップレベルの剛性を有しており、鋳造ホイールでは割れてしまうような入力に対してもダメージを受けない構造となっています。

　今回、｢NISMO R34 GT-R Z-tune｣の開発に際し、極度のサーキットテストを中心に繰り返す中で、タイムアタック時のコーナーストーンのインカットにおいてリム部に負担がかかる、500馬力以上のエンジンでSタイヤを装着した場合フル加速時にリムとタイヤのズレが生じホイールバランスが崩れることがある、といった課題をクリアするために、レーシングスペックを投入することとしました。

"GT500モデル"は、従来販売品に対して、リム部の断面形状をJGTC参戦(R34〜Z33)のレース用ホイールと同形状のスクエアタイプに変更(写真右)することで、リム部剛性を30％アップ。タイヤビート部が接触する箇所にローレット加工を追加することで、0-400m加速等走行時のタイヤとホイールのズレを防止します。 　また"GT500モデル"専用色となるガンメタリック色を採用し、｢LM GT4」の特徴であるスポーク形状をより立体的に表現しています。またスポークに貼り付けている｢NISMO｣ロゴステッカーを現行ロゴに変更。 "GT500モデル"専用ステッカーを同梱し、通常販売品との明確な差別化を図りました。さらに軽量で｢NISMO｣ロゴ入りの貫通タイプホイールナット(写真右)を同梱しています。