今回発売するスカイラインGT-R（BNR34）用「オイルセパレーター」は、サーキット走行ユーザー向けに開発したもので、エンジンヘッドからインテークに吸いこまれるブローバイガスからオイルを分離し、エアフロメーター等の吸気系の汚れを防止し、インタークーラーへのオイル溜りを減少させます。オイルセパレーター内で分離されたオイルは、再びオイルパンへ戻される構造ですので、エンジンオイル消費量が減少します。なお、ブローバイガスは大気に放出しないので、法規適合となります。

【ご参考】オイルセパレーターの役割
　ノーマル状態では、エンジンヘッドから出たブローバイガスは、エンジンオイルと混ざり合った状態でエンジンに吸い込まれるため、インタークーラーにオイルが溜ったり、吹き返しにより、エアフロメーター等の吸気系がオイルで汚れ、エンジン不調の原因となるといった欠点があります。オイルセパレーターは、ブローバイガスとエンジンオイルを分離（セパレート）して、ブローバイガスをエンジンへ、エンジンオイルをオイルパンへ、それぞれ分離する装置です。オイルセパレーターを付けることによって、以下のような効果が得られます。

　 １．インタークーラー等の吸気系部品へのオイル溜まりの減少
　 ２．エアフロメーターのオイル汚れが減少
　 ３．オイル消費量の減少

　また、NISMOオイルセパレーターは、分離時にブローバイガスをエンジンへ戻す（大気に放出しない）ので、車検対応です（ブローバイガス大気開放は車検には通りません）。