2015.11.29
グローバルに活躍したNISSAN GT-Rが勢揃い。歴代レーシングカーと競演
ニスモフェスティバル2015レポート
11月29日、富士スピードウェイにてニスモフェスティバル2015が開催。富士山もくっきりと見える快晴のもと、3万人のNISSAN/NISMOファンが集結し、早朝からフィナーレまで盛り上がりました。
今シーズンの日産は、国内外のレースカテゴリーでいくつものタイトルを獲得。SUPER GTのGT500クラス、GT300クラスでダブルタイトルを獲得したほか、FIA GT3車両で争われるブランパン耐久シリーズのプロクラスで初のチャンピオンに輝き、さらにオーストラリアではバサースト12時間耐久レースで23年ぶりに総合優勝を果たしました。今回のニスモフェスティバルでは、FIA GT3車両で頂点に立った3台のNISSAN GT-R NISMO GT3が初めて勢揃い。多くのファンの注目を集めました。また現代の車両だけではなく輝かしい戦績を誇るレーシングカーも一緒に楽しめるのがニスモフェスティバルの大きな魅力ですが、今年もNISSAN R382(1969年)やスカイラインスーパーシルエット(1984年)などが登場しました。「Nissan Motorsports Heritage Run」では、これら歴代のNISSAN/NISMOマシンが、当時ステアリングを握っていたレジェンドドライバーとともにコースを走行。当時の活躍を知るファンが、オーロラビジョンに移るダイジェスト映像と合わせて目の前を走行する姿を懐かしんでいました。
また、毎年恒例の現役車両によるスペシャルバトル「NISMO GP」ではGT500、GT300、スーパー耐久車両が一堂に会し、トップドライバーたちによる真剣勝負に多くのファンが目を奪われていました。
大人だけでなく、子供たちが参加できるイベントも開催。そのうちの一つ、フィナーレでは子供たちがチャンピオンドライバーたちに花束を贈呈する大役も務めました。

スタンドエリアでは、最新モデルの市販車展示や毎年朝早くから長蛇の列ができる限定ミニカーなどのショップブースがにぎわっていました。SUPER GTのNISSAN各チームドライバーと監督によるトークショーは、ステージ周りを観客が埋め尽くすほどの盛況ぶり。またレーシングカーのパーツが手に入るガレージセールや、エンジン分解のデモンストレーションで毎年人気の大森ファクトリーなどにも大勢のファンが詰めかけていました。

日産、ニスモは昨年から、FIAの推進する交通安全のための活動「ACTION FOR ROAD SAFETY亅運動に協賛しています。フェスティバルで走行するすべての車両に専用ステッカーを貼って活動をアピール。ステージではクイズ形式の啓発イベントを行い、更にコース上でもメインイベントとなるNISMO GP前に、ドライバーたちが交通安全のためにFIAが提唱している「10のゴールデンルール」をファンの前で宣言しました。またFIA会長のジャン・トッド氏からニスモフェスティバルに向けた特別ビデオメッセージも公開されました。

レースで培った技術を自分のクルマでも楽しむことができるのが、NISMOロードカーの魅力です。ステージイベントでは、私生活でノートNISMOを愛用しているというチャンピオンドライバーの松田次生とロニー・クインタレッリが登場。NISMOモデルを企画、開発する、ニスモの松村基宏COO、日産自動車の田村宏志CPSを交え、スタイリッシュな機能美に満足して快適なクルマライフを夫婦で堪能するユーザーをロニーが、さらにサーキット走行などパフォーマンスをより高めたいユーザーを松田が代表し、NISMOロードカーのある生活の魅力を紹介しました。

フィナーレでは、ダニエレ・スキラッチ日産副社長が、「多くのNISMOロードカーや歴代のレーシングカーが集まり、クルマのオーナーがサーキット走行やレースを楽しんでおられるのを目にし、大変心を動かされました。これこそニスモのDNAそのものです」とスピーチしました。

「2015年は、GT-Rが次元の高いバトルを披露し、GT-Rの年にできたと思っています。来年も手を緩めることなく、大きく戦っていきたいと思います」という宮谷正一CEOの力強い宣言でフェスティバルは幕を閉じました。
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