モータースポーツ

2022.10.18

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
第6戦 スーパー耐久レース in 岡山

ST-XクラスのHELM MOTORSPORTS GTR GT3が5位入賞
シリーズランキング2位で最終戦へ

10月15日(土)〜10月16日(日) 岡山国際サーキット(岡山県)

10月15日(土)~10月16日(日)、岡山国際サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ 2022 Powered by Hankookの第6戦「スーパー耐久レース in 岡山」が開催されました。日産勢はST-Xクラスに2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦。60kgのウェイトハンデを課せられた#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3が5位入賞を果たし、シリーズランキング2位をキープしました。

晴天のもと、15日(土)に行われた公式予選では、首位と0.5ポイント差の106ポイントでシリーズランキング2位の#62 GT-R(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)が5番グリッド、91.5ポイントでシリーズランキング3位の#81 DAISHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗)が7番グリッドを獲得しました。

第6戦はクラス別の2レース制で、それぞれ3時間レースが決勝日の16日(日)に行われました。ST-Xクラスが出走するグループ1は午後1時30分にフォーメーションラップがスタート。好天が続くなかで、3時間の決勝レースが幕を開けました。レース序盤のスティントは#62 GT-Rを鳥羽、#81 GT-Rを青木がドライブ。1周目#62 GT-Rは7位に後退し、#81 GT-Rが5番手にポジションを上げました。トップを走る#23 Mercedesとランキングトップの#888 Mercedes、そして#62 GT-Rにスタート時のペナルティでドライブスルーが科され、#81 GT-Rはさらに4番手に浮上。#62 GT-Rはペナルティを消化し、ポジションは7番手のままレースに復帰しています。#81 GT-Rは、再び5番手となりましたが、25周終了時にピットインしドライバーを藤波に交替。33周終了時には4番手までポジションアップに成功しました。ところが#81 GT-Rは駆動系にトラブルが発生し、35周を終え再びピットイン。修復作業を行いコースに復帰し、ポイント獲得を目指して走行を続け63周を走行しましたが、規定周回数(79周)に届かず完走とはなりませんでした。

#62 GT-Rは、31周を終えてピットインしドライバーを平木玲次に交替。35周目には6番手に上がり、着実に周回を重ねました。レースは終盤に入り、残り1時間となったあたりで各車最終ピットインを行います。#62 GT-Rはピットインを引き伸ばして3番手を走行。残り45分となった82周終了時にピットインを行い、ドライバーは平木湧也に替わりました。5番手でレースに戻った#62 GT-Rは、上位を狙いペースアップ。チェッカーフラッグを目指しますが、最終的に#62 GT-Rはトップと同一周回の113周を走り切り、5位をキープしてフィニッシュしました。8ポイントを獲得し、首位と2.5ポイント差のシリーズランキング2位で最終戦に臨みます。

平木玲次(#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3)
「前戦のもてぎではレースペースが課題だったので、そこを見直すためにプライベートテストをしてセッティングを煮詰めて岡山に臨みました。しかし、予想以上に予選ではついていくことができませんでした。決勝レースを想定したセッティングでのロングランには自信がありましたが、スタート時のペナルティのロスをうまく挽回できずに、5位という不本意な結果に終わってしまいました。それでもライバルの#888 Mercedesとの差はわずかです。最終戦鈴鹿では、前でゴールした方がチャンピオンとなるので、チームと密にコミュニケーションをとって、なんとしてもチャンピオンを獲れるように準備していきます」

グループ2のST-3クラスは午前8時30分にフォーメーションラップがスタートしましたが、フォーメーションラップでアクシデントが発生し、エクストラフォーメーションラップが追加された後、セーフティカー先導でレースが開始されました。予選3位の#25 raffinee 日産メカニックチャレンジZ(名取鉄平/富田竜一郎/白坂卓也)は94周を安定して走り切り4位でフィニッシュ。予選4位の#15 岡部自動車フェアレディ Z34(長嶋正明/小松一臣/富田自然/元嶋成弥)はスタート直後3番手に上がりましたが、上位3台が3秒以内で争う中、29周目のヘアピンで2番手を狙ったバトルで接触、コースアウトを喫してしまいリタイアとなりました。

ST-Qクラスの#244 Nissan Z Racing Concept(田中徹/三宅淳詞/田中哲也)はグループ1で出走し、大きなトラブルなく3時間のレースで貴重なデータを蓄積。105周を走り切って完走を果たしました。

公式リザルト:Rd.6 グループ1 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)
公式リザルト:Rd.6 グループ2 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

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