モータースポーツ

2022.03.22

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook
第1戦 SUZUKA 5時間耐久レース

2022年シーズン開幕戦。DAISHIN GT3 GT-Rが終盤の接戦を制し初戦で総合優勝、ST-3クラスはTeam Fukushima Z34が3位表彰台を獲得

3月19日(土)~20日(日) 鈴鹿サーキット(三重県)

3月19日(土)〜3月20日(日)、三重県の鈴鹿サーキットでENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook「第1戦SUZUKA 5時間耐久レース」が開催されました。日産勢はST-Xクラスに2台のNISSAN GT-R NISMO GT3が参戦し、#81 DASHIN GT3 GT-R(大八木信行/青木孝行/藤波清斗/坂口夏月)がレース終盤の接戦を制して優勝を飾りました。ST-3クラスには3台のフェアレディZが参戦し、初参戦の#311 Team Fukushima Z34(塩津佑介/松田次生/三浦愛/平峰一貴)がクラス3位でフィニッシュしました。

 
 

ST-Xクラスは3月19日(土)に行われた予選で、#62 HELM MOTORSPORTS GTR GT3(鳥羽豊/平木湧也/平木玲次)が4番手、#81 GT-Rは5番手となりました。20日(日)午前11時40分、好天のもとフォーメーションラップがスタートし、5時間の決勝レースがスタート。レース序盤は#62 GT-Rが3番手、#81 GT-Rは6番手を走行します。20周目、#62 GT-Rは前車をパスし2番手にポジションアップしました。23周目に#81 GT-Rが、34周目に#62 GT-Rが1回目のピットインを行いました。#62 GT-Rは3番手、#82 GT-Rは6番手のまま周回を重ね、レースは中盤戦に入り、2回目のピットインを迎えました。

60周目に#81 GT-Rがピットイン。ドライバーは青木から坂口にチェンジしました。坂口は好ペースでポジションを上げ、70周目には3番手まで浮上しました。#62 GT-Rは69周目にピットインしましたが、トラブルが発生し1周後に再びピットに戻りました。原因はステアリング系のトラブルで、その修復のためピットでの作業を強いられることになりました。レース後半の77周目、2番手に上がった#81 GT-Rは早めに3回目のピットインを行い、4番手でレースに戻りました。100周目に上位3台がピットインを終えると、その差を詰めていた#81 GT-Rは2番手となり、トップとの差は5.3秒となっていました。

 
 

レースは残り1時間となり、トップを追う#81 GT-Rは105周目に目前のアクシデントで減速したトップの隙をつき、首位を奪いました。しかし、すぐに背後に迫られ、1秒以内の接近戦が続きます。122周目、第1コーナーでトップを奪われた#81 GT-Rは2番手になってしまいました。ところが124周目、トップの車両にアクシデントが襲い、#81 GT-Rは再び首位を奪還。127周目に燃料補給のみの4回目ピットインを行うも、首位を守り切って5時間132周の決勝レースでトップチェッカーを受けました。ピットでの修復作業を終えた#62 GT-Rは105周を走り切り、デビュー戦でクラス5位となっています。

藤波清斗(#81 DAISHIN GT3 GT-R)
「最後のスティントを担当しました。ガソリン残量が厳しかったのですが、プッシュもしないといけませんし、毎周燃費を気にしていました。そのうえ後ろから追われながらの走行でした。でもチームの皆さんがそれぞれの仕事をちゃんとこなし、今回新加入した(阪口)夏月もとても速い走りをしていましたし、優勝することができて良かったです。次戦の24時間レースは去年も勝つことができましたし、連覇したいと思っています」

 
 

ST-3クラスのZ34勢では、レース前半は#25 raffinée日産メカニックチャレンジ(名取鉄平/富田竜一郎/白坂卓也)がクラス3番手と表彰台圏内を走行しましたが、2回目のピットインを終えた65周目にスピンを喫し緊急ピットイン。ポジションを落としクラス6位でレースを終えました。レース後半、松田と平峰のSUPER GTドライバーが追い上げを見せた#311 Z34は、終盤に3番手にポジションをアップし、そのままフィニッシュ。3位表彰台を獲得しました。

 
 

公式リザルト:Rd.1 決勝結果 (スーパー耐久オフィシャルサイトへ)

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