OMORI FACTORY NEWS

 

2012.11.15
ドライビングレッスン@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
〜 今までできなかった事が、できた!!

皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
富士スピードウェイのジムカーナ場でドライビングスキルの向上を狙った「ドライビングレクチャー」を実施したので、その模様をレポートいたします。

受講生は11名。
時間もたっぷりあるし、広〜いジムカーナ場ゆえ、普段体験できないような思い切った車両コントロールカリキュラムをバンバン実践していきますよ(笑)。
今回は講師として藤井誠暢Drを招き、プロ指導による密度の濃いスキルアップを目指します。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ

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まずは、大きなコーナーと小さなコーナーを組み合わせたレイアウトで肩慣らし。
とは言え、大きなコーナーの入り口は緩やかなカーブで後半キツめのRとしているので、ちょっと意地悪なレイアウトとなっています。
ここでは、ライン取りの大切さを体感していただくことを目的とし、藤井Drのデモ走行の後、あえて走り方の詳細解説なしで参加者には自分の思ったとおりに走行していただきました。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ

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ご覧のとおり、当日は雨模様だったのですが午前中は時折豪雨になってしまい、藤井Dr以外は誰もまともに走れないほどのヘビーウェットでスキルを問わず、みんな苦労してました。それでも、広くて安全な場所ゆえ、みんな安心して練習に励みます。こういった練習が丁寧なドライビングに繋がるんです。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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ひとしきり走行した後は、藤井Drドライブによる同乗走行。全員の方に同乗していただきました。
ここで、自分のラインや乗り方に関してプロとの差を痛感していただきます。
そして、すかさず詳細解説。コーナーの進入の仕方、クリッピングポイントの見極め方、クリップを取るためのラインの取り方など、実に分かりやすい講義をしてくれます。さすがプロですね。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ

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同乗&講義のおかげで、その後の走行が変わってきました。ラインの取り方が全く変わり、コーナー立ち上がりのスピードが明らかに速くなってます。
「やっぱりこのラインだったのね」や「クリッピングポイントをここに取るなんて思いもしませんでした・・・」、「車速が全然違いますね」などなど、参加者の感想は各人のスキルや走行経験によって様々ですが、どんなレベルの方もプロのアドバイスによって確実にスキルアップにつなげているようです。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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「ブレーキの重要性、クリッピングポイントの取り方、出口重視」というサーキット走行で役立つ要素を学んだ後は、昼食を挟んで午後の部の開始です。
雨こそ止みましたが、路面はウェット状態。ウェット状態だからこそ学べる事もたくさんあるので当初の予定を変更して定常円でスライドコントロールの練習を行うことにしました。スライドコントロールの習得にはまさに最高の路面コンディションです!

スライドコントロールを習得できると、サーキットなどでリヤが滑り出した時はもちろん、コーナリング中にクリップから車両が離れて行きそうになった時などにリカバリーできるようになるんです。
特に小径の円を描きながら、継続してドリフト状態を維持できると車両コントロールのスキルが格段にアップします。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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そこで、まずは藤井Drが一人ずつ助手席に同乗し、スライドコントロールのコツを伝授。
あとは、ひたすら練習あるのみ!

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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すると・・・
あれよあれよとスライドコントロールできてるじゃありませんか! 連続して回れる方は少ないですが、それでも1周程度であればほとんどの方がクリアできてます。正直、驚きです(汗)。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ

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とまぁ、午後はずーっとスライドコントロールの練習をやってきた訳ですが、今まで一度も上手くできなかった方が「今回、初めてできたー! すごく楽しいですね(笑)」と満面の笑みでクルマから降りてこられたのが印象的でした。
藤井Drを講師に迎えたことで、非常に実の濃い1日となったのはもちろんですが、この練習をとおして、車両の状態・荷重・どのタイヤが仕事をしているかがお分かりいただけたと思います。

そうそう、今回のレッスンにはこんな方達も参加してました。
まずはGT-Rマガジン誌の原田さん。Gマガ連載中の「GT-Rドラテク道場」企画のコソ練!? を兼ねて飛び入り参加。「4駆でドリフトだぁ〜」と息巻いてましたよ(笑)。詳細は次号のGT-Rマガジン Vol108(12月1日発売)に掲載されるかも知れませんので、お楽しみに!

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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さらに、当初は見てるだけの予定だったのに、みんなの練習を見ているうちに血が騒いだのか、飛び入り参加した大森ファクトリー 佐々木。スライドコントロールの難しさを身にしみて感じたようです(笑)。

FUJI SPEEDWAY ジムカーナ
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そして我らが工場長。Zチャレンジやサーキット走行イベントでのサポートで、いつもお客さまに「あーでもねー、こーでもねー」とアドバイスをしているのですが、自分もちゃんと走れないとしっかりとしたアドバイスができない! と自ら参加を志願。いち生徒として参加しました。
これまでのコソ練の成果なのか、ビックリするくらい上達しており・・・。ドリフト状態での連続周回もキレイにやってました。

そこで、オガちゃんから参加した感想をひと言。
「言われた事がすぐ出来るなら・・・俺もF1ドライバーになれるね?(笑) 皆さん! いつも辛口トークでごめんなさい! 筋肉痛にはなるは…これからも機会があったら参加してスキルも体も鍛えなきゃ!
それにしても、藤井さんが横に乗って教えてくれたから、すごく分かり易かったし上達できました。ありがとうございました。これからもがんばりま〜す! 目指せ! いつかはF1ドライバー。なんちゃって(><)
そうそう、今回の成果を考えると、毎年恒例の『大森Fスタッフ ドライブトレーニング』にもプロドライバー講師に来てもらおう! お客さまが講師からどういった事を教わっているかが分かるし、自分のスキルを上げることでお客さまの乗り方やクセが分かるようになります。そうすれば、今後、よりキメ細やかなお客さまサポートに繋がる。いい事づくしだ!」。

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今回は、終始ウェット路面だったので終日走行を繰り返してもタイヤは減らないし、車両への負担も少ないので良い練習ができたと思います。一般的にこうした練習ではドライ路面が好まれますが、雨の日のスラローム練習もおススメですよ。雨男と呼ばれている同行スタッフに感謝!? した一日となりました(笑)。

最後に、今年最後のサーキットイベントとして11月30日(金)にサーキットラン@袖ケ浦を予定していますので、皆さまのご応募をお待ちしてます。
もちろん、ノーマル車両もサーキット未経験者も大歓迎です! 講師のプロドライバーはもちろん、我々、大森ファクトリーのスタッフがしっかりサポートさせていただきます!

以上、兼平でした。

KANEHIRA

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)

 

【当日のPHOTO GALLERY】

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