
2011.6.29
レーシングECO耐久 参戦記
〜お客さまと一緒に楽しんだ一日
皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
先日、袖ヶ浦フォレストレースウェイにて開催された「第二回 レーシングECO耐久」にお客さまと一緒に参戦したので、その模様をレポートいたします。
「レーシングECO耐久」は、通常のレースとは異なり、単純な速さだけを競う競技ではありません。規定時間内の「週回数×0.4」と「平均燃費値(レース中の途中給油は禁止)」を合算したポイントで順位を競うという、非常にユニークなレーシングプログラムとなっています。初心者大歓迎のプログラムなので、参加者全員が安全に楽しめるよう1周のラップタイムが「1分25秒より遅いこと」といった走行規定があるのも面白いですよね。ポルシェから日産ADバンまで実に多様な車両がエントリー。
※レーシングECO耐久の詳細は「レーシングECO耐久オフィシャルサイト」をご覧ください。


サーキットでの遊び方を提案することでスポーツ走行の楽しさをお伝えし、ドライビングスキルの向上、引いては安全運転につながる事を願っている大森ファクトリーとしては、こんな面白そうなイベントに参加しない手はないですよね?!
そこでZチャレンジ参戦経験者を中心に、私、兼平もドライバーとしてチームを結成し、参戦したという訳です。参戦車両は大森ファクトリーのZ34デモカーです。もちろん、この参戦をとおしてドライビングスキルの向上や、一定の制約の中で安全にかつ楽しくクルマを走らせる技術(アクセルワークや速度差のある車両の抜き方、抜かれ方等)の習得も狙っているわけですよ。
さて、受け付けを終えた後は走行前の車両準備をみんなで行い、走行に備えます。






車両準備が整ったあとはチームミーティングを行い、ドライバー交代の順番や注意事項を確認。とにかく安全に楽しく走ることを重視し、今日の目標はズバリ、「完走!!」です。


午前中の練習走行後に給油を行い、決勝レースを待つのみです。


大森ファクトリー号は24番グリッドです。やはり、スタート前は独特の緊張感に包まれます。




午後12時にシグナルが消えて、いよいよ4時間に亘る耐久レースのスタートです。


ECO耐久では4回のピットインが義務付けられているため、大森ファクトリーチームは5名のドライバーで戦います。ピットインの度にドライバー交代を行い、他のドライバーが乗車をサポート。また、走行中のドライバーとのやり取りは、無線の代わりにオプション装備の「ハンズフリーフォン」やサインボードを使用。なんか、本格的なレースみたいでしょ? 遊びライクな中にも「耐久レースっぽさ」を盛り込んでみました。








一人あたり約50分の走行を担当し、あっという間に午後4時のチェッカー。トラブルもなく、無事に目標だったチェッカーを受けることができました。走行後は、給油して燃費計算を行います。






結果は、週回数149LAP、燃費は5.1km/Lで総合15位/クラス3位でした。計算だと、あと2LAPでガス欠です(笑)。余談ですが、車の燃費計では「5.2〜5.3km/L」と表示されていました。燃費計ってかなり精度が高いんですね。
最後は表彰式。見事、総合優勝を飾ったのはZ33で参戦されていた「デカトーオリジナルRZ33AST」さん。おめでとうございます! 参加された皆さん、お疲れ様でした!!
下の右側の写真は、レース後の参戦車両です。汚れっぷりが耐久レースの後って感じがするでしょ?


レース後、一緒に参戦されたお客さまからは、いち様に「Zチャレンジではなかなか体験できない、「抜きつ抜かれつ」を多数経験できたこと、ラップタイムや燃費、速いクルマへのラインの譲り方や遅いクルマのパスの仕方など、走行中はかなり考えながらのドライブとなったことが良い経験になった」といったコメントをいただきました。「経験を積む」という目的が達成できて本当に良かったです。
そうそう、ご自分のクルマではなく、「人のクルマ」で参戦した。という事も良い経験になったのではないでしょうか。
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「とにかく楽しかった。耐久なんて初めてですし、走っている時に順位も分からず。 全てが新鮮でしたね。担当した50分なんてアッっという間です。普段はZ33ですが、今回、Z34に乗ってシンクロレブ機構のおかげで楽でしたね。まるで半分オートマに乗っているかのようでした。こうした機会を与えてもらって、感謝しています」 |
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「周回数も多く、様々な車種が走っていたので楽しかったです。袖ヶ浦は初めてだったのですが、限界域で走行していた訳ではないので怖い思いをすることもなく、コースに慣れる事ができました。燃費のこともあるのでどこでどう抜けば良いかなど、色々考えながら走りました。また機会があれば、ぜひ参加したいですね」 |
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「純粋に楽しかったです。普段経験することのない『ドライバー交代』なんかも楽しかったですね。各車のタイム差も大きいですし、速さだけを求めていない点も面白いですよね。Z34は初めて乗りましたが、最初はミラー調整さえも忘れてました(笑)。大森ファクトリーのデモ車はとても乗りやすかったです」 |
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「Zチャレンジのいい練習になりました。ゆったりペースの中で抜きつ抜かれつが多く、周りをじっくりと見ることができた点が良かったですね。この経験はZチャレンジにも活かせると思います。いつもどおり楽しかったですよ! 気持ちよくパスすることもできましたから。こういう場を与えていただき、ありがとうございます。デモカーに乗れたのも良かったです(笑)」 |
大森ファクトリーでは、サーキットレクチャー、ドライビングレクチャー、サーキットランなどを主催していますが、Zチャレンジへの参戦など、お客さまと一緒に楽しめるイベントには今後もできる限り参加していきたいと考えてます。
もちろん、大森ファクトリー主催イベントでは初心者の方はもちろん、ノーマル車両でのご参加も大歓迎ですので興味をお持ちの方は、お気軽にご相談ください。一緒に遊びましょう!!
早速ですが、サーキット走行イベントを心待ちにされていた方に朗報です!!
8月5日(金)にサーキット走行イベント「サーキットラン」を開催いたします。詳細は追ってニュース配信いたしますので、ふるってご応募ください!!
以上、兼平レポートでした。

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)
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