OMORI FACTORY NEWS

2011.5.20
大森ファクトリー サーキット走行イベント@袖ヶ浦
〜50代の初参加

皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
サーキット走行イベント(Circuit Run)を実施したのでご報告いたします。

今回、参加いただいたのは女性を含む14名。車種もK12、ER34、V36、R35を始め、実に8車種。色んな車種で参加していただけるのは本当に嬉しいことです。
さて、今回は趣向を変えて一人の参加者にスポットを当てつつ、当日の模様をレポートいたします。
今回スポットライトを当てるのは、この方。NISMOの代理店をされているHPI社長の人見さんです。実はレース界でも ブイブイ言わせていた凄い方なんです(でも、笑顔が素敵なとても優しい方ですよ)。そんな人見さんから「最近、Z34 を購入したんですが、久しぶりにサーキットで遊びたいなぁと思いまして。レースを引退して30年くらい経つので初心 に戻って遊べませんかね?」とのご相談を受け、「だったら、まずは走行イベントで遊びましょうよ」「フルノーマルだけ どいい?」「もちろん!!」とトントン拍子で話が進み、今回の参加となりました。 人見さんの車両は「Z34(フルノーマル)AT」。最近はAT車でサーキット走行を楽しまれる方も増えてきました。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
 

当日は朝の受け付け後、車両の準備を行って開始時間を待ちます。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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車両準備が整ったあとはチームミーティングを行い、ドライバー交代の順番や注意事項を確認。とにかく安全に楽しく走ることを重視し、今日の目標はズバリ、「完走!!」です。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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いよいよ開校式です。今回の講師を務めるのは松田次生Drと藤井誠暢Dr。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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まずはブリーフィングルームにてコースインの仕方や、フラッグ説明などの基礎講習を行います。走行前講習は時間 をかけて行ってもほとんど頭に入らないため、重要なポイントだけを簡潔に。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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走行前講習後は、ご自分のクルマ毎にドライビングポジションを確認。講師によるポジション指導は毎回の恒例行事 です。ベストなポジション決めって結構難しいんですよね。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
 

ポジションが決まるといよいよ実技講習の始まりです。
実技講習はサーキット走行経験者グループ(A)と初心者グループ(B)に分けて実施。
Aグループはパドックスペースを活用し、「ブレーキング〜ターンイン〜加速〜停止」という一連の流れを徹底的に繰り 返します。これにより、「しっかりとしたブレーキ」と「車両の向きを変える」という動作を学びます。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
 

もちろん、講師同乗によるウィークポイントのチェックも行います。講師からは「ブレーキとスラローム時のステアリング の切り方を意識するよう」徹底したアドバイスが行われていました。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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一方、Bグループはコースを覚える事とライン取りをマスターすべく、本コースでの先導走行を実施。まずは、エルグラ ンドでコースを試走しながらコース内の注意事項や最適なラインの解説を行います。人見さんは当初Aグループだっ たのですが、「袖ヶ浦は走った事がない」との事で急遽、Bグループに編入となりました。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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試走によるコース説明のあとは、講師先導による先導走行です。周回を重ねることで最適なラインを身につけてもらいます。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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午前中は徹底した実技講習を行い、午後のフリー走行に備えます。Aグループなどは午前中だけでも結構おなか一杯な感じになります(笑)。
いよいよ、午後のフリー走行開始です。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

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ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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ここでワンポイント! 人見さんの車両は完全ノーマルだったので、周回を重ねるとエンジン油水温がかなり厳しい状況に。やはり冷却系パーツは必須ですね。AT系は全く問題がなかったのでエンジン油温計とにらめっこをしながら、走行を楽しんでいらっしゃいました。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
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フリー走行中も大森ファクトリーのデモカーやご自分の車両での同乗走行をこれでもかっ!! とばかりに実施。やはり、同乗走行が一番効くんです。プロの走行を体験することで車両の限界ポイントやアクセル・ブレーキの踏み方、ステアリングの切り方など、今までの自分の常識がことごとく打ち破られます。
人見さんも「AT車は初めてだし、これからパドルシフトの操作方法を盗んできます!!」と率先して同乗されてました。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

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今回も「デジスパイス」さんにご協力いただき、全車にGPSロガーを装着、ロガー解析を行いました。ご自分の走行データをプロのデータと比較しながら、視覚的にウィークポイントをチェックします。ロガー解析により、プロとの違いはもちろん、ベストラップとそれ以外のラップで走り方のどこに違いがあったのかを的確に把握できます。例えば、「1コーナーでパーシャル走行があった」とか、「突っ込みすぎでラインが崩れ、立ち上がりの加速が遅れた」などなど。
■Dig Spiceさんのオフィシャルサイトはコチラ

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場

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サウナ以外で久しぶりにいい汗をかいた人見さん(笑)。「こういう講習は人生で初めてでしたが、とても分かりやすいですね。特に同乗走行はいいですね。この年で色々と良い勉強になりました。また、今までの経験で『自分の走り』は分かっているつもりでしたが、今回、ロガー解析をとおして、データ上で自分の走りを確認できたので「色々ななぜ?」が面白いくらいに解決できました。こうした講習をとおして、色々な事が分かるから楽しいんですね。何も分からないと、悶々として楽しくないですから。今日は参加して本当に良かったですよ!」とのコメントを頂戴しました。

また、女性の参加者からは、「講師の方からは細かく、かつ分かりやすくご説明いただき、とても分かりやすかったです。クルマ=男性というイメージが強く、『女性には分かりにくいのでは?』という不安があったのですが、誰が受講しても分かりやすいと思います。また、デモカーや自分のクルマで同乗できたのは本当に感動しました。普段、こうした機会はありませんからね。同乗走行では、私は踏めなかった所を全開で走ったり、ブレーキも甘かったんだな。と改めて気づかされました。次の機会にもぜひ参加したいですね」との感想をいただきました。

次回は、8月に開催を予定しています。詳細は追ってご案内いたしますので、お楽しみに!!

そうそう、すっかりZでのサーキット走行の魅力にハマってしまった人見さん。何やら、当主 佐々木と密談!? 50代同士でクルマ遊び談義に花が咲いているようです。

ドライビングレクチャー@FUJI SPEEDWAY ジムカーナ場
 

以上、兼平レポートでした。

 
KANEHIRA

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)