

2012.5.1
プライベート走行サポート@FSW
〜 初めてのNISSAN GT-R Club Track edition
皆さん、こんにちは。フロントの兼平です。
サーキットサポートを実施したのでその模様をレポートいたします。
今回、サポートさせていただいたのは、12年に新しくR35クラブトラックエディション(以下、CTe)をご購入いただいたオーナーさんです。
各種スクールをとおしたサーキット走行とジムカーナスクールなどを経験されていますが、富士スピードウェイでの走行経験は浅いため、今日1日でどういった成果がでるのか、とても楽しみです。
本日の講師はCTeでも講師を務めている藤井誠暢Dr。




スポーツ走行枠でのフリー走行は初めて。という事なので、まずはスポーツ走行枠で走るための手続きなどを説明したのち、初めてのご対面となるCTeの車両説明を行いました。
R35GT-R自体が初めてのため、各種操作方法やCTe特有の機能などをご説明します。




続けて、富士スピードウェイのライン取りやブレーキングのポイントなど走行に向けた基礎的講習を行いました。本日の目標は、「CTeに慣れること」です。


いよいよ初めてのCTe体験の始まりです。
まずはタイヤを温めるために藤井Drがチェック走行をして、そのままオーナーさんにドライバーチェンジ。
当日は複数枠の走行を行い、3本目からは冷感時からオーナーさんにドライブしてもらい、タイヤが温まるまでの車両挙動なども体感していただきました。








走行後はロガー解析によるドライビングチェックを行い、次の走行時の課題を洗い出します。
1本目を終えた時点で、走行ラインがとてもキレイな事に驚かされました。とても富士走行歴が数回とは思えないほど。そこで、2本目走行の課題として「コーナー毎の選択ギヤの修正」と「ライン修正が必要な3つのコーナー攻略」に重点を置いた解説を行い、2本目の走行に挑んでいただきました。
2本目を終えると適正ギヤでの走行により車速が上がったため、300Rでのラインの乱れが顕著に。そこで3本目では300Rのライン取りを重点的に攻略することに。


3本目の走行を終えた時点で慣れないパワーとスピードにオーナーさんの疲労もピークに達していたため、本日の走行はここまでとしました。
それでも富士スピードウェイでのベストタイム(車両は異なります)を20秒以上も短縮され、かつ安定的にタイムを刻む事ができただけでも大きな収穫だと思います。下に1本目(上段)と3本目(下段)のロガー画像を掲載していますが、3本目の方が2つのライン(赤=藤井Dr、青=オーナー)が近づいているのが見て取れます。


今回、ほぼ初心者。という事でサポートをさせていただきましたが、オーナーさんがここまでレベルアップできた理由は、様々なスクールをとおした「基本」ができていた点にあります。サーキット走行自体は初心者でも、基本ができているため、その基本を「サーキット走行」に応用させることで早くレベルアップさせることが可能になるんです。
この調子だと今後、数回のレッスンを行えば、目標タイムをクリアするのは確実ですね。
以上、兼平でした。

Reported by 兼平
(OMORI FACTORY)