2012.1.27
R34 GT-R Clubman Race Specロングラン取材@富士スピードウェイ
〜 車両セットアップコンセプトは実現できたのか?
こんにちは。大森ファクトリー当主 佐々木です。
2011年 GT-Rマガジン誌の連載記事でご紹介頂いた大森ファクトリー R34 GT-R Clubman Race Specがようやく完成したので、本プロジェクトの〆として先日GT-Rマガジン誌の取材対応を行いました。
取材の内容は当初タイムアタックも考えましたが…
Clubman Race Specに相応しいロングランとし、連続走行での安定性を評価することにしました。
「4本のスポーツ走行枠を走り切り、『一番消耗するのはガソリンと体力!!』ということを実際に体感して頂きましょう!」。そんな理屈を作って、本プロジェクトに1年間携わっていただいたGT-Rマガジン野田編集長、藤井Drへの感謝の意を表し、沢山走って楽しんでもらおうというわけです(笑)。
もちろん、私自身も車両の完成度を把握すると共に野田編集長、藤井Drが走りこんだ車両でも継続して安心してサーキット走行を楽しめるか!? さらに自走で安全に帰宅できるレベルなのか!? をチェックするために走りましたよ!!
野田編集長や藤井Drの性能評価や楽しさ感を私自身が正確に把握するためには同じ環境で走らないといけませんし、何より私自信が楽しめないセットアップではお客様にも紹介できませんからね!
そんなこんなで早朝より走行準備をはじめ、先ずは藤井Drからスタートです!
それにしても、PITからコースへ出て行くR34GT-Rの格好良いシルエットにはホレボレしますね。まったく古さを感じない。
タイムアタックではない。とはいえ流石にプロドライバーは速いです(汗)。
早くも野田編集長はドライバー交代の準備万端。
藤井ドライバーが所定時間を走り切りPITイン。野田編集長に交代です!
野田編集長:「まさか藤井Drにドライバー交代をアシストしてもらえるとは(汗)」。
野田編集長も順調に走行を重ね、スポーツ走行1枠目を無事走り終えました。
藤井DRと野田編集長のラップタイムを見ると「速い!!」。私に乗れるだろうか?? 少しだけ不安な気持ちになりました。
「富士スピードウェイでの連続走行は久しぶり」という野田編集長。良い汗かいてました(笑)。
給油を兼ねた休憩時間で暫し歓談中です。
続いて藤井Drによるスポーツ走行2枠目の走行が始まります。順調にラップを重ねてPITイン。
そのまま野田編集長に交代の後、再びコースINします。
野田編集長も順調にラップを重ね、スポーツ走行2枠目を走り終え、これで午前中の走行が終了です。
野田編集長に車両のフィーリングを確認し、狙い通りのコメントにひと安心の私(笑)。
今さらですが取材当日は朝から絶好のサーキット日和でした。ロングランには相応しい天候です。
当日は大森ファクトリーで愛用している「横浜ゴム」さんによるADVAN NEOVAの取材もありました。
メーカーさんから直接タイヤの説明を受けると改めて勉強になりますね。
取材の事も忘れて三人で真剣に話に聞き入ってしまいます(笑)。
下の写真は、左がニュータイヤで右が走行枠2本を走り終えたユーズドタイヤです。思ったより速いタイムで周回しましたが減っていません。
さすがClubman Race Specと同じコンセプトで開発されたスポーツラジアルタイヤですねぇ〜。
改めて選んだ甲斐があります!!
私の出番は終盤からですが、これなら午後も思いっきり楽しめそうです (笑)。
午後になり、スポーツ走行3枠目は藤井Drからスタートです。相変わらず安定して速い!
私には危なくて真似できません…。
藤井DrがPITイン。ついに私の出番がやってきました!!
野田編集長、藤井Drのアシストを受け、「ジェントルマンレーサーが交代で走りを楽しんでいる」という感じです。耐久レースっぽい雰囲気も味わえて、走る前から楽しい!
いよいよ私もコースIN!! 行ってきまぁ〜す。
私も無事に走行を終え、野田編集長に交代です。
野田編集長へのドライバー交代をアシストした後、藤井Drとフィーリングチェック!
さすがに冬場に夕刻近くなると少々暗くなります。
野田編集長も順調に周回を重ねスポーツ走行3枠目も走り終えました。
野田編集長お疲れ様です!
「疲れた」と言ったかどうか!? さすがに、ややお疲れのような??
さぁ、残すはラスト1本! スポーツ走行4枠目の前に給油を兼ねた軽い車両チェックを行います。
これだけ長時間サーキットにいると晴天だった空の様子が…怪しいかも!?
車両チェック中にいつものデジスパイスを用いた藤井Drのレクチャーが始まりました!!
野田編集長に続いて私もレクチャーを受けてしまいました(汗)
さすが大森ファクトリーのレクチャー講師!!
何を考えて、何をしたか全てお見通し! 藤井Drの隣で爆笑している私ですが、恐れ入りましたm(_ _)m
3本目の走行を終えたタイヤをチェックしましたが、まだまだ余裕で行けますね。4本目の走行を終えてもほとんど変化しなさそうです。NEOVAも一日走行を楽しんでも全く問題ないことが確認できました。このまま走ってもいいのですが、ニュータイヤで走行していない野田編集長と私のために、せっかくなので新品タイヤに交換することに。
一方、空はますます怪しく…。最後までもってくれれば良いのですが、、、(汗)
車両準備を終え、スポーツ走行4枠目、ラストです!!
先ずは野田編集長がコースIN。散々走ってお疲れでしょうが、レクチャーの成果や如何に???
野田編集長が無事走行を終え、何やら藤井Drと余裕の? 歓談してます。
どうやら良い走りが出来た様子です。
そしてイヨイヨ本日の〆です。私が締めさせていただきます(笑)。
タイヤの内圧だけ合わせて行ってきまーす!
私も無事に走行しR34 GT-R Clubman Race Specロングラン取材@富士スピードウェイを終えました。
一年にわたり大森ファクトリー R34 GT-R Clubman Race Specの熟成にお手伝い頂いた野田編集長、藤井Drに感謝!!
走行後は野田編集長、藤井Drと歓談。何より三名共に同じ評価で嬉しかった!
藤井Drも年間を通じて自身がイメージしたセットアップを野田編集長(それと私にも)に共感いただけてとても喜んでおりました。
GT-Rマガジンさんの計らいで記念写真をパチリ。どんな写真になるかは紙面を見てのお楽しみ!?
そして幸運にもこの時間になって小雪がパラパラと降ってきました。良かった…。
さてさて、ロングラン取材走行は無事終了しましたが藤井Drレクチャー後の野田編集長の走行結果が気になるところ…どうやらユーズドタイヤ⇒ニュータイヤ以上にタイムアップしたようです!
大森ファクトリーのレクチャー受講の良い宣伝にもなりました(笑)。
と、当日の模様はここまで。
詳しくは2月1日発売の「GT-Rマガジン Vol.103」をお楽しみに!!
今年は、R34 GT-R Clubman Race SpecをR34 GT-Rのオーナー様に実際に試乗していただける機会を作りたいと考えております。お楽しみに!!
以上、当主 佐々木でした。
Reported by 当主
(OMORI FACTORY)