<VQ35HR(3.8リットル改仕様)エンジン諸元>
種類・シリンダー数 |
DOHC・V型6気筒 |
内径×行程(mm) |
95.5×88.4 |
総排気量(cc) |
3,798 |
圧縮比 |
12.4 : 1 |
最高出力[ネット] (kW(PS)/rpm) |
257 (350) / 7,200 |
最大トルク[ネット] (N・m(kg-m)/rpm) |
397 (40.5) / 4,800 |
燃料供給装置 |
ニッサンEGI(ECCS) |
燃料種類・タンク容量 |
無鉛プレミアムガソリン・80リットル |
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3.8リットルレーシングエンジンを公道仕様にデチューン
レース用3.8リットルエンジンは、フェアレディZ Type 380RS-Competiotionプロトタイプに搭載して2006年の十勝24時間レースに実戦投入。デビュー戦ながら、24時間をノートラブルで走破、2007年スーパー耐久シリーズ゙においては第1戦、第2戦ともにST-1クラス優勝(第2戦は総合優勝)を果たしました。380RS専用3.8リットルエンジンは、レーシングエンジンの排気量をそのままに、インテークマ二ホールドやエキゾーストをはじめ、空燃比や点火時期、VTCなどを公道仕様として最適化しています。
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380RS専用エンジン |
■専用チューニング部品
- [専用アルミ鍛造ピストン]
- エンジン内部のフリクションを低減するためにピストンの材質を専用開発のアルミ鍛造製にし、ピストンスカートを短く設計しています。さらに連続高回転使用時に適正になるよう広めのピストンクリアランスをとり、レーシングエンジンならではの設計となっています。
- [専用強化コンロッド]
- 高強度の材質を使用。コンロッドボルトも専用の強化品を採用しています。
- [専用強化クランクシャフト]
- 高強度の材質を使用したロングストローク仕様のクランクシャフト。標準エンジンに比べ7mmストロークアップ(88.4mm)を実現しています。製造方法にもこだわり、型鍛造+フィレットロール加工を行い高い耐久性を確保しました。
- [専用カムシャフト]
- 数々のレース用エンジンやチューニングエンジンの開発ノウハウを活かし、カムシャフトプロフィールやリフト量などのテストを徹底的に選別しています。
■その他の変更部品
バルブスプリング、バルブスプリングリテーナー、オイルジェット、インジェクター、ECM(エンジンコントロールモジュール)
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