ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社は、このたび、日産フェアレディZ(バージョンS・6MT)をベースに、エンジンおよびシャシーチューニングを施し、オリジナルエアロキットを装着したコンプリートカー「NISMO フェアレディZ S-tune GT」を発表し、1月26日より全国のNISMOエキスパートショップおよび、スポーツショップのレッドステージ(全国23店舗)を通じ予約受付、販売を開始する。
「NISMO フェアレディZ S-tune GT」は、日産自動車のスポーツカーであるフェアレディZ(バージョンS・6MT)の優れたシャシーバランスを生かしながら、NISMOエンジンチューニングメニューであるS1*を搭載したモデルである。S1のチューニング内容は、カムシャフト、バルブスプリング、エアフローメーター、吸気ダクト、軽量フライホイール、スポーツキャタライザー、スポーツマフラーなどを装着し、専用ECMをチューニングすることでプラス600回転の高回転化と300馬力の高出力化を実現している。またシャシーは、S-tuneサスペンションシステム、ブレンボ製大型ブレーキシステム(φ355ローター)、19インチ鍛造アルミホイール、245/35ZR19(フロント)、275/35ZR19(リア)タイヤなどを装着することによってハンドリングとストッピング性能を高めている。さらに、エンジンオイルクーラーを装着することで、スポーツドライビング時のエンジン性能の安定化を図っている。
*S1:S-tune concept ENGINE(Spec.1)の略。
エクステリアでは、専用のフロントバンパースポイラー(ロングノーズ)、リアバンパースポイラー(ロングテール)、新開発のリアスポイラー、サイドスカートセットを装着し、走りの性能に見合ったスタイリングを実現している。また、内装に赤ステッチが入った専用スポーツシート、300km/h表示の「NISMO」ロゴ入りコンビネーションメーターを配するなど、オリジナリティを向上した仕様となっている。 また、ニスモ創立20周年を記念して、12/末までに受注した車両には「20周年」記念ロゴエンブレムを貼付けする。
なお、生産計画は20台/月、納車は4月以降を予定している。