NISMO NEWS FLASH #030044
2003.09.18



チューニングエンジンにベストマッチ
スカイラインGT-R用「NISMOインテークコレクター」発売



 ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社は、スカイラインGT-R用「NISMOインテークコレクター」を追加設定し、全国のNISMOショップ、日産販売会社、日産部品販売会社、有名ショップ、およびNISMO製品取り扱いショップなどを通じて発売いたします。
 「NISMOインテークコレクター」は、スカイラインGT-R(BNR32、BCNR33、BNR34)のチューニングエンジン(400〜600ps)用に最適な形状を追求したインテークマニホールドコレクターです。NISMO Z-tuneコンセプトに基づいて開発を行い、スカイラインGT-R(BNR34)「NISMO R34GT-R Z-tune Proto Ver.2002」にも装着。吸気管の径や長さ、コレクターの断面形状を見直したことで、各気筒への空気流入量を改善し、中速トルク向上を実現しました。400〜600ps程度の出力を持つチューニングエンジンで出力性能向上と燃費向上の両立を図りたいユーザー、ターボチャージャーのサイズ変更はターボラグの増大など過渡性能が悪化するので避けたいユーザー、現在使用しているターボチャージャーのままでさらなる出力向上を図りたいユーザーを主なターゲットに開発しました。
 取り付けは、配管などの追加工が不要なボルトオンタイプです(スロットルリンケージ、スロットルセンサーの調整は必要)。

【純正インテークコレクターとNISMOインテークコレクターの違い】
純正インテークコレクター NISMOインテークコレクター
コレクターの形状上、6気筒すべてに均等に空気が分配されにくい 純正品に対して各気筒への空気の分配がより均等になるよう形状を改善
吸気量の多いリア側気筒のタービン入口排気温度がフロント側気筒より高くなる(フロント/リア間でタービン入口排気温度差が生じる) フロント/リア側気筒間の吸気量改善により、両間のタービン入口排気量温度差が小さくなる
2,400rpm〜7,600rpmの前後ターボチャージャー入口排気温度差を平均18%改善
ターボチャージャー保護のため、排気温度を下げるには燃料を濃くしなければならない結果、出力の低下や燃費の悪化を招く(排気温度の高いリア側タービン入口温度を基準に燃料を濃くするため、吸気量の少ないフロント側気筒は空燃比リッチとなる
マルチインジェクターでも1本ずつの噴霧制御はできないので、6気筒すべてに同量の燃料を噴霧
フロント/リア側気筒間の排気温度差が小さくなるため、フロント/リア側気筒共に空燃比&点火時期を最適化でき、出力と燃費の向上を実現
4,800〜7,600rpmで出力を平均1.8%向上し、同時に燃費を平均0.4%改善
純正インテークコレクターの性能は、ノーマルエンジンでの一般使用においては、何ら問題になるレベルではありません。


■ 「NISMOインテークコレクター」商品概要
PART NO. DESCRIPTION(品名) 価格(円) REMARKS(摘要)
14110-RSR45 NISMOインテークコレクター 155,000 インテークコレクター単体、ブレーキ/クラッチマスター用バキューム配管、クラッチマスター用バキュームホース、ブラケット、取付に必要なガスケット付属
※上記価格は、2003年9月現在の消費税別希望小売価格です。    ※ECMの再セッティングが必要です。


【適合車種】
スカイラインGT-R(BNR32、BCNR33、BNR34)


【お取扱の注意】
 当部品の装着にはECM(エンジン・コントロール・モジュール)の再セッティングが必要です。
 またNISMOエンジンチューニングメニュー(スポーツリセッティング、S1、R1エンジン)には対応していません。




上記に関するお問い合わせ先

ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(株)
https://www.nismo.co.jp/misc/contact.html
ニスモ・インフォメーションセンター