イベント
2023.12.12
NISMO FESTIVAL at FUJI SPEEDWAY 2023
NISMO FESTIVAL 2023 イベントレポート
27,000人のファンと一緒に見た、NISMOの過去と現在、そして、この先の未来
12月3日（日）、24回目のNISMO FESTIVALを富士スピードウェイで開催しました。電動化技術やCNF（カーボンニュートラルフューエル）を活用した「サステナブルなモータースポーツへの挑戦」をテーマとした今回、今なお根強い人気を誇る歴代のレーシングカーや、今年熱戦を繰り広げた現役のレーシングカーと共に、日産の電動化技術の象徴である日産フォーミュラEマシンや、2024年シーズンを戦うSUPER GT GT500車両が登場し、27,000人のファンに日産／NISMOの未来の一端をご覧いただきました。
■ 受け継がれていくNISSAN RACING DNA
レーシングコースで行われた「NISSANヒストリックカーエキシビションレース」と「NISSAN MOTORSPORTS HERITAGE RUN」が、脈々と受け継がれるNISSAN RACING DNAを象徴するコンテンツとして実施されました。1970年前後のヒストリックカーによるレースは、メインストレートで4ワイドになる全開バトルを見せるなど、約50年の歳月を一切感じさないエキサイティングな走りで観客を魅了しました。また今年8月のスカイライン NISMO発売を記念し、「HISTORY OF SKYLINE」と題した「HERITAGE RUN」では、歴代スカイラインのモータースポーツヒストリーには欠かせないトミカスカイラインターボやカルソニックスカイライン、NISMO GT-R LMを含む6台がパレード走行を披露。ゲームやSNSを通じ、世代を問わず、今なお根強い人気を誇るこれら3台のマシンは、長谷見昌弘氏、星野一義氏、近藤真彦氏といった当時のドライバーがドライブし、ファンの胸を熱くさせました。
■ 今シーズンの熱い応援への感謝と、広がったNISMOロードカーの世界
2023年シーズンにSUPER GT、スーパー耐久、GT World Challenge Asiaを戦った現役のレーシングカーが一堂に会したグリッドウォークとNISMO GPでは、一年間の熱い応援に感謝の気持ちを込めて、各チーム／ドライバーが、ファンとの触れ合いを楽しんだり、シーズンさながらのワクワクするバトルを見せたりしました。残念ながら突然のマシントラブルで出走できなかった平峰選手とバゲット選手は、ドライバー交代が義務付けられたGT500マシン3台のピット作業をふたりで一生懸命妨害し、お祭りならではの盛り上げに一役買いました。NISMO GPは、3号車Niterra MOTUL Zが優勝し、ミシュランタイヤのラストランを勝利で飾りました。
コロナ禍が明け、復活したステージではSUPER GT GT500クラスのドライバー8名が、クラッシュやスピンの話など、NISMO FESTIVALらしいギリギリの話題でファンを笑わせ、リラックスした様子を見せました。同様に再開されたサーキットサファリ／同乗走行では、ファンが監督やドライバーと一緒に、非日常の景色を楽しみ、また場内の至る所で、時間の許す限り、ファンと交流する監督／ドライバーの姿がありました。
その他、スカイライン NISMOも早速参加し、総勢133台が集結した「NISMO CARS PARADE RUN」や、最新のフェアレディZ NISMOまで勢ぞろいしたスタンド側イベント広場のNISMOロードカー展示、ステージで開催されたNISMO Roadcar Worldトークショーなどが、益々広がったNISMOロードカーの世界を伝えました。
■ この先に待っている未来
日産フォーミュラEマシンと、CNFで走行するSUPER GT GT500車両が、歴代のNISSAN LEAF NISMO RCや、最新の日産電動市販車と共に登場した「Sustainable Motorsports」は、ワクワクするようなNISMOブランドの未来を表現しました。富士スピードウェイを全開で走行する日産フォーミュラEマシンと、イベント中にフェネストラズ選手から電撃的に告げられた1月17日（水）のチケット発売情報は、ファンに、来年3月に東京で初開催されるFIAフォーミュラＥ世界選手権を待ち遠しくさせました。また、揃ってパレード走行をした日産アリア、リーフ、サクラの姿は、サステナブルなモータースポーツに取り組む日産／NISMOが、レースで培った経験や技術を基に、今後どのようなNISMOロードカーを生み出していくのか、大きな期待を抱かせました。
フィナーレでは、日産自動車の内田CEOが、今日一日集まってくれたファンに感謝を述べるとともに、これからもワクワクする車作りを誓いました。日産モータースポーツ&カスタマイズの片桐CEOは、2024年シーズンのSUPER GT GT500車両を前に、来年は雪辱を果たしたいと決意を表明しました。
■ いつの時代も変わらないもの
今年も、限定グッズや限定ミニカー、ガレージセール、NISMOパーツセールといったNISMO FESTIVALならではのショッピングブースでは、たくさんのお客様が買い物を楽しむ姿がありました。開放されたピットには、端から端まで歴代の日産レーシングカーが展示され、間近でレーシングカーを見たり、普段は入れないエリアの雰囲気を楽しんだりするファンで賑わいました。ピットビル3Fでは、コックピットライドやピットワークシミュレーションを体験するお客様が列を作りました。
NISMO FESTIVALは、日産／NISMOを応援してくださっているファンの皆様に感謝の気持ちを伝えるために、より身近でレーシングカーやチーム、ドライバーを感じていただきたいと考え、1997年に始まりましたが、私たち社員にとっても、ファンの皆様の笑顔を間近で見ることができる貴重な機会です。これからも、新しいことに取り組みながら、今まで続けてきた伝統も大切にして、より皆様に楽しんでいただけるNISMO FESTIVALにしていきたいと考えています。