2019.02.09
新たにフォーミュラEにも参戦開始
日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市西区、社長:西川 廣人 以下、日産)およびニッサン・モータースポーツ・インターナショナル株式会社(本社:神奈川県横浜市鶴見区、社長:片桐 隆夫 以下、ニスモ)は9日、日産/ニスモの2019年のモータースポーツ活動を発表しました。
1. FIAフォーミュラE選手権チーム | 監督 | ドライバー | ||
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23 | 日産e.dams | ジャンポール・ドリオ | セバスチャン・ブエミ(スイス) | ドライバー |
22 | オリバー・ローランド(英) | ドライバー | ||
- | 高星明誠 | リザーブ兼テストドライバー | ||
- | ヤン・マーデンボロー(英) | 公式シミュレータードライバー |
チーム | 監督 | ドライバー | 車両名 | タイヤメーカー | |
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23 | NISMO | 鈴木豊 | 松田次生/ ロニー・クインタレッリ(伊) |
MOTUL AUTECH GT-R | ミシュラン |
3 | NDDP RACING with B-MAX | 田中利和 | 平手晃平/ フレデリック・マコヴィッキ(仏) |
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R | ミシュラン |
12 | TEAM IMPUL | 星野一義 | 佐々木大樹/ ジェームス・ロシター(英) |
カルソニック IMPUL GT-R | ブリヂストン |
24 | KONDO RACING | 近藤真彦 | 高星明誠/ ヤン・マーデンボロー(英) |
TBA | ヨコハマ |
1)カスタマーレーシング - GT3 プログラム
今シーズンは、KCMGとGAINERに加え、KONDO RACINGを新たにGT3オフィシャルパートナーチームに迎えます。今年、ニスモはさらに多くのチームにNISSAN GT-R NISMO GT3を供給し、技術支援を行います。
- インターコンチネンタルGTチャレンジ
GT3の有力チームが多数出場するインターコンチネンタルGTチャレンジは、バサースト12時間(豪)、カリフォルニア8時間(ラグナセカ/米)、スパ24時間(ベルギー)、鈴鹿10時間(日本)、キャラミ9時間(南ア)で構成されます。このグローバルなシリーズにKCMGが2台のNISSAN GT-R NISMO GT3(18年モデル)で出場します。
チーム | ドライバー | ||
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18 | KCMG | アレクサンドレ・インペラトーリ(スイス)/エドアルド・リベラッティ(伊)/オリバー・ジャービス(英) | |
35 | 千代勝正/松田次生*/ジョッシュ・バードン(豪) | *SUPER GT日程重複を除く |
- ニュルブルクリンク24時間レース
KCMGから2台、KONDO RACINGから1台のNISSAN GT-R NISMO GT3(18年モデル)が6月22日~23日に決勝が行われるニュルブルクリンク24時間レース(ドイツ)に参戦します。
KONDO RACINGには、ニスモパフォーマンスセンター(NPC)*のテクニカルスタッフ(TS)から選抜された数名がレースメカニックとして加わり、KONDO RACINGのプロのレースメカニックと共に車両整備を担当します。(*NISMOロードカー、NISMOパーツを常時展示し、専門トレーニングを受けた認定スタッフ「NISMOマイスター」が常駐する日産販売店)
チーム | 監督 | ドライバー | タイヤメーカー |
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KCMG | ポール・イップ | エドアルド・リベラッティ(伊)/ ジョッシュ・バードン(豪)/ フィリップ・ヴラズィック(独)他 |
ミシュラン |
KONDO RACING | 近藤真彦 | 松田次生/高星明誠/藤井誠暢/トム・コロネル(蘭) | ヨコハマ |
- SUPER GT GT300クラス
SUPER GTのGT300クラスには、GT3オフィシャルパートナーチームとしてGAINERから引き続き2台のNISSAN GT-R NISMO GT3(18年モデル)が出場し、加えて、KONDO RACINGが新規に1台エントリーします。また、TOMEI SPORTSと新たにX WORKSも18年モデルのGT-Rで出場します。さらにNILZZ Racingが15年モデルのGT-Rで参戦。合計6台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場することになります。
KONDO RACINGは、過去7年間にわたり、スーパー耐久シリーズで、日産・自動車大学校の学生を参画させた、レース活動を通じた人材育成プロジェクトを行ってきました。今年は活動の場をGT300クラスに移し、「NISSAN MECHANIC CHALLENGE」として、日産・自動車大学校の学生だけでなく、販売会社のTSも参加するプロジェクトに拡大しての参戦となります。新たに販売会社のTSが参加することで、日産圏全体の人材育成プログラムとしてスタートします。
チーム | 監督 | ドライバー | 車両名 | タイヤメーカー | |
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10 | GAINER | 藤井一三 | 星野一樹/石川京侍 | GAINER TANAX triple a GT-R | ヨコハマ |
11 | 平中克幸/安田裕信 | GAINER TANAX GT-R | ダンロップ | ||
56 | KONDO RACING | 近藤真彦 | 平峰一貴/ サッシャ・フェネストラズ(仏) |
リアライズ 日産自動車大学校 GT-R | ヨコハマ |
- スーパー耐久シリーズ
スーパー耐久シリーズでは、ST-Xクラスに数台のNISSAN GT-R NISMO GT3が出場する予定です。
4. グラスルーツ支援及びその他の活動2)カスタマーレーシング - エンジンサプライプログラム
日産/ニスモは、引き続き、プロトタイプカー向けのレースエンジンを供給し、技術支援を行います。デイトナ24時間やセブリング12時間など著名なレースを含むアメリカのウェザーテックスポーツカー選手権のDPi(デイトナ・プロトタイプ・インターナショナル)クラスでは、CORE autosport(米)にVR38エンジンを供給します。また、世界各地で開催されるLMP3クラスのレースに出場するチームにワンメイクであるVK50エンジンを提供していきます。
- スーパー耐久
スーパー耐久シリーズ ST-3クラスには、FAIRLADY Z NISMO RCが出場を予定しており、日産/ニスモは、今年も技術支援を行います。
- グラスルーツ支援
日本及び海外において、日産車ユーザーのグラスルーツモータースポーツ活動を支援していきます。日本では全日本ラリー選手権等のユーザーを、カナダではマイクラ(日本名:マーチ)によるワンメイクレース、マイクラカップを引き続き支援していきます。
- ニスモドライビングアカデミー
モータースポーツとロードカーユーザーをつなぐ活動として、昨年に引き続きNISMOロードカーやR35 GT-R、フェアレディZのユーザーを対象としたニスモドライビングアカデミーを実施します。(全16回)
- NISMO Festival
毎年多くのお客様が来場する恒例のファン感謝イベント「NISMO Festival」を、今年は12月8日(日)に富士スピードウェイで開催します。
マイケル・カルカモ 日産グローバルモータースポーツダイレクター
「日産のフォーミュラEプログラムは、日産の量産EV技術、フォーミュラEでのチャンピオン獲得実績を持つe.damsチームの経験、そしてニスモの30年以上のモータースポーツの知見を合わせて取り組みます。フォーミュラE参戦で得られるエネルギーマネジメントを向上させる貴重なデータや経験を活用し、将来の量産EVの性能向上につなげたいと思います」
片桐隆夫 ニスモ社長 兼 最高経営責任者
「今年、日産/ニスモは、フォーミュラEとSUPER GTという2つの柱で、ファンの皆様とモータースポーツの楽しさや喜びを共有していきたいと思います。フォーミュラEでは、ニスモが蓄積してきたモータースポーツのノウハウをフルに活用して、日産/ e.damsを全力でサポートしていきます。SUPER GTは、昨シーズンの雪辱を果たし、再び頂点を勝ち取るために、新総監督の下4チームが一丸となって、ファンの皆さんの期待に応え、GT-R 50周年にふさわしい力強いレースをお見せしたいと思います」