2018.11.19
65th Macau Grand Prix
今シーズン、GT3オフィシャルパートナーであるKCMGが、マカオで行われたFIA GTワールドカップに参戦。3台のNISSAN GT-R NISMO GT3がマカオの市街地サーキットを舞台に戦った。NISSAN GT-R NISMO GT3がマカオで走るのは、2014年以来4年ぶりで、2018年型のNISSAN GT-R NISMO GT3にとっては、これが初めての市街地コースでのレースになった。
レースはまず、15日(木)にフリープラクティスが行われ、16日(金)に予選セッション、17日(土) に12周での予選レースを行い、18日(日)に18周で決勝レースが行われる。#18 GT-Rはチームのエースドライバーであるアレキサンドレ・インペラトーリがドライブ。#23 GT-Rは、KCMGでブランパンGTアジアにスポット参戦し、第3戦でチーム初表彰台を獲得した松田次生がステアリングを握り、自身19年ぶりとなるマカオに挑むことになった。#35 GT-Rは2007年にマカオグランプリ(F3)で優勝したキャリアを持つオリバー・ジャービスがドライブした。
予選レースは、それぞれ#18 GT-Rが11位、#35 GT-Rが13位、#23 GT-Rが14位グリッドからスタート。スタート早々に上位陣でクラッシュがあり、セーフティカーが導入される、マカオらしく荒れた展開となった。そのなかで、#18 GT-Rと#35 GT-Rがそれぞれ一つずつポジションを上げてフィニッシュ。松田の#23 GT-Rはグリッドには着いたものの、エンジンが始動せず、予選レースをスタートすることができなかった。
決勝レースでは、#23 GT-Rはエンジンを交換して、最後尾グリッドからスタート。レース中盤の10周目に1台を攻略して13位に上がりチェッカーを受けた。#18 GT-Rもポジジションをキープした形でレースを進めていたが、7周目にトップ争いをしていた1台がコースオフ。#18 GT-Rの背後でコース復帰した。インペラトーリはなんとかこのマシンを抑えて走ったが、12周目に先行を許し10位に戻ると、そのままチェッカー。#35 GT-Rは12位でフィニッシュした。
松田次生のコメント
「僕自身、本当に久しぶりのマカオ参戦になり、たくさんの経験ができました。予選レースはフォーメーションラップに向かおうとエンジンをかけたのですが始動せず、リタイアとなってしまいました。残念な結果でしたが、チームの皆さんが遅くまで作業し、決勝レースまでにエンジンを載せ替えてくれました。マカオは抜くのがかなり困難なサーキットですが、なんとか順位を上げてフィニッシュできたのは良かったです。この経験を活かし、今後、NISSAN GT-R NISMO GT3のポテンシャルをさらに上げていくことができたらと思います」