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モータースポーツ

2017.04.03

スリーボンド日産自動車大学校GT-Rが優勝、GT-R GT3が表彰台独占

スーパー耐久シリーズ2017 第1戦 レースレポート

4月1~2日 ツインリンクもてぎ(栃木県)

スーパー耐久シリーズ2017の開幕戦となる「200×2Races MOTEGI Opening Stage」が、栃木県のツインリンクもてぎで200分レースとして開催されました。6台が出走したST-Xクラスでは、ディフェンディングチャンピオンの#1「スリーボンド日産自動車大学校GT-R」(内田優大/藤井誠暢/平峰一貴)が、オープニングラップでトップを奪うと、中盤にリードを築き優勝。2位に#3「ENDLESS・ADVAN・GT-R」(YUKE TANIGUCHI/山内英輝/元嶋佑弥)、3位に#99「Y's distraction GTNET GT-R」(植松忠雄/星野一樹/藤波清斗)がゴールし、Nissan GT-R NISMO GT3が開幕戦で表彰台独占を果たしました。

シリーズ開幕戦には7つのクラスに56台が参加し、Gr1(ST-X、3、4クラス)、Gr2(ST-R、1、2、5クラス)と2つのグループに区分されました。1日に公式予選とGr2の200分決勝レースを行い、2日にGr1の200分決勝レースを行うというスタイルで開催されました。予選はA、Bドライバーのタイム合算により、#3 GT-Rが予選2位でフロントローを獲得。#1 GT-Rが3位、#99 GT-Rが5位につけました。

決勝レースは前日の寒さが緩み、スタート時には気温11℃とやや暖かい晴れ模様になりました。スタート直後の2コーナーで#1 GT-Rの藤井がトップを奪い、#3 GT-Rの山内も2位をキープ。GT-Rがトップ2を占めると、藤井が後続を引き離して独走状態に持ち込みました。しかし山内もその差を詰めて、中盤の37周でトップ2台のGT-Rが同時にピットイン。#1 GT-Rがわずかに前に出てリードを守りコースへ戻りました。そして41周で暫定トップの#89フェラーリがピットインすると、#1 GT-Rがトップに返り咲きました。ここで内田とTANIGUCHIの争いとなりましたが、内田が徐々にリードを広げてその差は20秒となりました。またこのスティントでは#99 GT-Rの星野が3位へ順位を上げ、GT-Rがトップ3を占めました。

2回目のピット作業は、まず#3 GT-Rがピットインして元嶋に交代。直後に#99 GT-Rがピットインして藤波へ、翌周に#1 GT-Rがピットインして平峰へドライバーチェンジ。順位はそのままで200分(3時間20分)の耐久レースはチェッカーとなりました。まずはディフェンディングチャンピオンが幸先の良い1勝目を挙げ、GT-R勢が表彰台を独占する結果となりました。

また9台が参加したST-3クラスでは4台のフェアレディZが、全車完走してポイントを獲得しました。

近藤真彦監督(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R/決勝優勝)
うちのチームのジェントルマンドライバー達は速さはあるのですが、プロドライバーではないので彼らの気持ちをコントロールし、リラックスさせてミスを招かないようにすることを心がけました。内田さんはしっかりと20秒のリードを作ってくれたので、楽な展開になりました。このシリーズはミスやノーポイントが命取りになります。今年は3号車と毎戦こんな展開になるかもしれません。ディフェンディングチャンピオンらしくプライドを持って戦います。

藤井誠暢(#1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R/決勝優勝)
開幕前のもてぎ合同テストには参加しませんでしたが、結果を出さないといけないので今日は辛いレースになりました。今回はスタートで前に出られなかったら勝てないと思い、スタートに懸けていました。2コーナーまでにトップに立てたので決まったと思いました。今年はウェイトハンディ制になるので、がまん比べのレース展開になると思いますが、2連覇を狙います。

【レース結果】- 第1戦 ST-Xクラス

Pos No. Machine Driver Lap Time
1 1 スリーボンド日産自動車大学校GT-R 内田優大
藤井誠暢
平峰一貴
105 3:21'38"886
2 3 ENDLESS・ADVAN・GT-R YUKE TANIGUCHI
山内英輝
元嶋佑弥
105 3:22'02"169
3 99 Y's distraction GTNET GT-R 植松忠雄
星野一樹
藤波清斗
105 3:22'52"403

【レース結果】- 第1戦 ST-3クラス

Pos No. Machine Driver Lap Time
1 38 Muta Racing TWS IS350 堀田誠
阪口良平
95 3:23'06"224
2 39 ADVICS TRACY RC350 手塚祐弥
前嶋秀司
鈴木陽
94 3:21'50"434
3 68 埼玉トヨペットGreenBraveマークX 服部尚貴
脇阪薫一
平沼貴之
94 3:22'58"140
4 15 岡部自動車Rn-sチームテツヤZ34 長島正明
田中徹
田中哲也
94 3:23'02"710
6 34 SKT team motoyama Z34 本山哲
松原玲史
安田裕信
93 3:21'41"504
7 23 岡部自動車ゼロサンMBFネットワークスZ34 安宅光徳
甲野将哉
大原学
93 3:22'26"894
8 14 岡部自動車KYOSHIN195Z34 山崎学
荒井康裕
輿水敏明
92 3:22'18"846
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