イベント
2017.11.26
20回目の記念すべきNISMO FESTIVAL
晴天のもと2万8,000人を集め盛大に開催
NISMO FESTIVAL2017 レポート
11月26日 富士スピードウェイ
11月26日(日)、20回目となるNISMO FESTIVALが富士スピードウェイで開催された。今回は20回目の特別記念イベントということで、歴代GT-Rを中心としたマシンラインナップに、高橋国光、土屋圭市、エリック・コマス、萩原修といったスペシャルゲストドライバーを迎えてのイベントとなった。また、NISMOロードカーの展示やNISMOヘリテージ特設ブースの設置など、NISMOブランドを体感できる一日となった。
8時半には、メインステージに参加ドライバーや監督らが登壇して、オープニング。田中利和日産系チーム総監督の「20回目で特別なニスモフェスティバルです。ドライバー、監督、社員一同、全力でイベントを作りますので楽しんでください」という挨拶で、NISMO FESTIVALがスタートした。
9時から始まったのは、NISMOロードカーや歴代NISMOコンプリートカーが150台そろって走行するNISMO CARSパレード。続いてレーシングカー同乗走行/サーキットサファリが始まると、レーシングカーのエキゾーストノートでボルテージが一気に高まった。Z-Challengeエキシビションレース、TSサニーやハコスカGT-RなどによるNISSANヒストリックカーエキシビションレース、さらに今年のSUPER GT GT500、GT300やブランパンGT、スーパー耐久に参戦したGT-RとフェアレディZがバトルを展開するNISMO GP 2017がスタートした。GT500のピットワーク対決ではNISMOチームが最速となり、レース結果でもMOTUL AUTECH GT-Rが優勝。GT3勢ではRUNUP GT-R、S耐ではSKT team motoyama Z34が優勝して場内を沸かせた。新旧の日産/NISMOのレースカーの走行を、当時を知るファンも今のファンも堪能している様子だった。
今年もキッズ向けのイベントが数多く実施された。次の時代を担うキッズたちもレースの気分を体験してもらえるように考えられた企画は、キッズによる選手紹介や質問コーナー、フィナーレでのチャンピオンドライバーやスペシャルドライバーへの花束贈呈など。どの参加者も、緊張しながらもレースとの触れ合いを楽しんでいた。
パドックイベントエリアには旧車ショップを中心にしたショップ村も復活。発表されたばかりのNISMOヘリテージ特設ブースには多くのファンが訪れ、展示されたR32 GT-R用パーツやホワイトボディが多くのファンの目を釘付けにした。
スタンドイベントエリアは、朝早くから限定ミニカー、NISMO COLLECTION、ガレージセールやNISMOパーツセールの掘り出し物を見つけようと長い行列ができた。NISMOロードカーの展示、NISSANやNISMOパフォーマンスセンターのブースなどの他、電動キッズカート体験、レーシングカーのファミリーライド、ピットワークシミュレーションなどが行われ、どこを歩いても飽きないような内容。加えてステージでは、ドライバーのトークショーやサイン会、ハイタッチセッション、レースクイーンのステージなどが次々に行われ、会場が沸いた。
午後2時を過ぎ、今回のメインイベントとも呼べるRACING GT-R HERITAGE RUNが行われた。当時の雰囲気を再現するために、当時のレーシングスーツを着用したドライバー達が各マシンをドライブ。そして、GT仕様のR33〜R35 GT-RとGT1仕様、GT3仕様のR35 GT-R、ル・マン24時間を駆け抜けたR33 GT-R LM、グループAを戦ったR32 GT-R、日本のモータースポーツ黎明期を沸かせたハコスカGT-Rと幻のケンメリGT-Rがグループごとに走行し、最後は16台が一緒になって走行してフィナーレへと続いた。
フィナーレには参加したドライバーや監督らがメインストレート上に集合。全日本F3選手権でタイトルを獲った高星明誠、スペシャルゲストドライバーである高橋、土屋、コマス、萩原各選手への花束贈呈が行われた。そして最後に片桐隆夫ニスモ社長が「SUPER GTではチャンピオンには届きませんでしたが、来年につながるレースができました。これはファンの方々の応援があってのこと。熱い応援に感謝します。今年の悔しさを糧に、来年は喜びを分かち合いたい。また来年12月から始まるフォーミュラE選手権に出場します。日産、ニスモをあげてがんばりますので、こちらにも応援をよろしくお願いします」と挨拶。日産応援団の「GO! GO! NISSAN」の掛け声と共に20回目の記念イベントは終了となった。
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