2016.06.20
ル・マン(フランス) - 第84回ル・マン24時間レースで、日産エンジンを搭載したシグナテック・アルピーヌがLM P2クラスの優勝を飾りました。ニコラ・ラピエール/グスタボ・メネゼス/ステファン・リシェルミー組に2分40秒差で続いたのは、同じく日産エンジンを使用するGドライブレーシングでした。さらに、SMPレーシングが4ラップ差で3位に入りニッサン勢が表彰台を独占しました。
今年のル・マン24時間には、23台のLM P2マシンがエントリーしましたが、うち20台が日産エンジンを搭載して参戦しました。これは、同クラスの87パーセント、全体でも35パーセントにおよびます。 そして、LM P2クラス上位13台中12台のマシンが日産エンジンユーザーという結果となりました。
2017年からLM P2クラスのレギュレーションが変更となるため、日産/ニスモのル・マン24時間レースでのVK45エンジン供給は今年で最後になりました。ニスモの最高執行責任者、松村基宏は以下の様に語っています。
「2011年からの6年間にわたる日産/ニスモのLM P2エンジンプログラム最後の年に、素晴らしい成績を残せて非常に満足しています。トップから8位までが日産エンジンユーザーという、良い締めくくりになりました。今回クラス優勝し、総合でも5位に入賞した#36シグナテック・アルピーヌチームにお祝いを述べたいと思います」
SUPER GT用に開発された日産VKエンジンは2007年から2009年までSUPER GTで使用され、2008年にはNISSAN GT-R勢が9戦中7勝を挙げ、NISMOエントリーの23号車のチャンピオン獲得に貢献しました。その後改良が施され、2011年にLM P2クラスデビュー。2011年の初参戦以来、ル・マン24時間レースで5回のLM P2クラス優勝を達成しました。
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