どんな展開からも、力強く戦っていきたいと思います

前戦オートポリスで優勝したことで、ポイントランキングでトップの2ポイント差でこの最終戦に臨むことになりました。レースの過程も含め、オートポリスではあのような結果を思い描いてはいなかったのですが、いい方向に予想が外れました。優勝したこのオートポリスと第2戦富士以外のレースでは、いろいろなところで何かボタンのかけ違えのようなことが起きてしまい、うまく歯車が噛み合いませんでした。そんな中で、我々のチームはメカニックたちが非常にいい仕事を、ずっと続けてきてくれました。戦略面やタイヤチョイス、ドライバーのミスなどいろんなことがありましたが、その都度ピットワークなどでのメカニックの頑張りが嫌な流れを変えて、ポイントを積み重ねてくれました。その結果が、今の「2ポイント差のランキング2位」という結果につながっているかなと思っています。「メカニック」という、頼れるものがあったというのは、うまくいかないレースがあった中で非常に大きな支えになりました。

現在、車両の性能差はほとんどなく、さらにこの最終戦ではウェイトハンディもなくなります。ですが、半減ながらもウェイトを積んでいた前戦もあまりその影響は関係なく、ランキング上位の3台はレースの最後まで上位に食い込んできました。こういった中で、いかにミスをせず我慢強く戦えるかというのがもてぎでの焦点になると思います。
ハード面で言えば、ブレーキは強いですし、エンジンについてもタイヤについても、もてぎに対して全く苦手意識はありません。特にタイヤは、去年非常にいいタイヤで独走のレースができました。そのデータをもとに、今年も強いタイヤで戦えると思います。

去年の最終戦は、逃げ切りのパターンに持ち込んだレースができました。今年はここまで、なかなかそういう場面を作ってこられませんでしたが、オートポリスのように、追い上げて、トップにプレッシャーをかけて逆転できる強さも今のチームにはあります。どこのポジションにいても強くなったなと感じているところです。願わくば逃げ切りというレースに持ち込みたいですが、そうでなくても展開に合わせて力強く戦っていきたいと考えています。最後まで、応援よろしくお願いします。

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