#1 「MOTUL AUTECH GT-R」、予選4番手を獲得
#3「B-MAX NDDP GT-R」、開幕戦の予選は6番手に
2015年のSUPER GTが岡山国際サーキットで開幕。4月4日に公式予選が行われ、#1「MOTUL AUTECH GT-R」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)は予選4番手となった。
ディフェンディングチャンピオンとして迎える開幕戦。準備日となった金曜日には突然土砂降りの雨が落ちてくるなど不安定な天気だったが、予選日は日差しも入り、比較的暖かい陽気となった。公式練習では、序盤のウェットコンディションから徐々に路面が乾いていくという難しいセッションになったが、#1 GT-Rは2番手タイムをマークし上々の滑り出しを見せた。
サポートレースや、ピットウォークなどを終え、GT500の予選は午後3時10分にスタートした。一日を通して曇り空ではあったが、セッションの途中で日差しが見え隠れすることもあり、気温と路面温度はそれぞれ22℃/25℃を前後する辺りで落ち着いていた。残り時間8分を切ったところで続々とマシンがアタックに向かう中、1コーナーに一番近い位置にピットを構える#1 GT-Rは先頭でコースイン。Q1を担当した松田は、計測4周目で1分19秒814というタイムをマークし、5番手でQ2進出を決めた。Q2を担当したクインタレッリは、1分19秒522と、昨年のコースレコードに肉薄する好タイムを出し、5番手に。セッション終了後、タイムを抹消となったマシンが上位にいたため、明日は4番手から今年最初のレースをスタートすることになった。
サポートレースや、ピットウォークなどを終え、GT500の予選は午後3時10分にスタートした。一日を通して曇り空ではあったが、セッションの途中で日差しが見え隠れすることもあり、気温と路面温度はそれぞれ22℃/25℃を前後する辺りで落ち着いていた。残り時間8分を切ったところで続々とマシンがアタックに向かう中、1コーナーに一番近い位置にピットを構える#1 GT-Rは先頭でコースイン。Q1を担当した松田は、計測4周目で1分19秒814というタイムをマークし、5番手でQ2進出を決めた。Q2を担当したクインタレッリは、1分19秒522と、昨年のコースレコードに肉薄する好タイムを出し、5番手に。セッション終了後、タイムを抹消となったマシンが上位にいたため、明日は4番手から今年最初のレースをスタートすることになった。
ニスモ 鈴木豊監督 「予選は、午前の練習走行より路面が悪くなっていたようで、ベストタイムが出せなかったのは残念です。テストの時から、岡山に対しては課題があったのですが、その対策が思ったほどの効果が得られず、予選に向けても修正しきれていませんでした。路面変化なども影響はしていたと思いますが、ドライバーが安心して踏ん張れるほどのクルマのポテンシャルがなかったと感じています。今日のデータを見直し、明日に向けて仕切り直しです。予報では雨と言われていますが、幸いにも、今日の雨の中ではいい状況にあったので、もう一度そこをよく見て、明日の天候に合ったセットを確認し、レースに向けて修正していきたいと思います」 |
|||
#1 GT-Rドライバー 松田次生 「午前中は、コンディションがあまり良くなかったのであまりセットアップが進められなかったというのはあるのですが、最後にタイヤの方向性も見ることができましたし、予選に向けて、感触としては悪くないなと思っていました。ですが、実際には他のクルマが予想外に速く、また僕たちのクルマのタイムが思っていたより上がりませんでした。タイヤの温度はしっかり上がっていたはずなんですが、ブレーキでタイヤがロックしてしまったり、あまりいい感じのグリップが得られませんでしたね。それでもQ2のロニーにつなげることはできたので、悪い予選ではなかったと思います。明日は4番手からのスタートなので、うまくすれば優勝できるとも思いますが、あまり焦らずに、とにかく表彰台に乗れるように頑張ります」 |
|||
#1 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ 「ポールポジションが取れなかったのは少し心残りですが、いま自分たちができることはすべて出したと思っているので、そういう意味では後悔のない予選ができました。午前中は徐々に変化していく難しいコンディションでしたが、印象としては悪くありませんでした。予選では、テストから感じていた課題が、まだ少し残っていた感じです。明日は、ウェットだと何とも言えないですが、ドライだったらテストの時のロングランやレースシミュレーションではいい傾向が出ていたので、楽しみにしています。いい戦いができるように頑張ります」 |
|||
星野一樹のチームメイトとして、全日本F3選手権で活躍してきた高星明誠がSUPER GTデビュー。2015年型のNISSAN GT-R NISMO GT3はオフシーズンのテストから速さを見せてきたが、レースウィークでも公式練習でコースレコードに迫るタイムでトップを飾り、ポールポジションへの大きな期待を持って公式予選に臨んだ。
Q1を担当するのは高星。「初めての予選で、力み過ぎてしまいました」とセッション後にコメントした高星は、計測5周目に1分27秒207をマークし2番手ポジションまで上がった。さらにタイムを縮めるべく連続でアタックをかけたが、わずかにベストタイムに届かず。セッション終了までに他のマシンがタイムを塗り替えたこともあり、最終的には5番手となったが、Q1を担当するドライバーとしての重要な課題であるQ2進出を決めた。高星からバトンを受け取った星野は、セッションの残り10分を切ったところでコースイン。計測4周目に1分27秒259と、公式練習での自己ベストタイムを更新し、予選6番手となった。
Q1を担当するのは高星。「初めての予選で、力み過ぎてしまいました」とセッション後にコメントした高星は、計測5周目に1分27秒207をマークし2番手ポジションまで上がった。さらにタイムを縮めるべく連続でアタックをかけたが、わずかにベストタイムに届かず。セッション終了までに他のマシンがタイムを塗り替えたこともあり、最終的には5番手となったが、Q1を担当するドライバーとしての重要な課題であるQ2進出を決めた。高星からバトンを受け取った星野は、セッションの残り10分を切ったところでコースイン。計測4周目に1分27秒259と、公式練習での自己ベストタイムを更新し、予選6番手となった。
NDDP RACING 長谷見昌弘監督 「練習走行でトップタイムを出せたので、『これは開幕戦からポールポジションを獲れるぞ』と意気込んでいましたが、予選ではクルマのフィーリングが少し良くなかったのかもしれません。今年はGT300の車種も増え、いろいろなクルマがライバルとなりますし、雨の予報が出ているので展開が全く読めないレースになるかと思いますが、トラブルやアクシデントなく走り切れば、いい結果がついてくると思っています。まずはぶつからないこと、クルマを壊さないこと。チームとして、これをしっかりやっていきたいと思います」 |
|||
#3 GT-Rドライバー 星野一樹 「路面の悪い状況から始まった練習走行でしたが、乾いてきてからはクルマの調子も良くて、トップタイムも出せたのですが、予選では、自分として満足できるアタックになりませんでした。あまり良くなかったですね。午前中から、ガラッとコンディションが変わったわけでもないのですが、上手くいかなかった。明日に向けては、完全な雨の中で走ったことがまだないことが気になってはいますが、開幕戦なので、粘り強く走って行って必ずチームにポイントを持ち帰りたいと思います」 |
|||
#3 GT-Rドライバー 高星明誠 「公式練習では、僕が乗っていた時にいいタイムも出せましたし、クルマの調子は良かったと思います。フィーリングも良かったですし。ですが、予選では力が入りすぎてしまったところもあり、1周をきちんとまとめられませんでした。練習走行よりもタイムが出なかったことも反省点だったので、しっかり直さないといけないと思います。明日はまずぶつからないこと。雨の予報が出ていますし、すべてが初めてになる。混走というシチュエーションは練習でもやっていますが、レースと練習ではまったく別物ですから、危険な場面を回避してゴールしたいと思います」 |
|||