第6戦鈴鹿1000kmレースで2位表彰台を獲得したことで、ついに目標としてきたポイントリーダーとなることができました。序盤戦はランキングとしては沈んでしまいましたが、チームも松田選手、クインタレッリ選手もそれに腐ることなく、その後のレースでもモチベーションを高く持って戦い続けてくれました。日産/ニスモファンの皆さんからのたくさんの応援も我々の背中を押してくれたことで、富士、鈴鹿と連続2位表彰台獲得することができ、ランキングトップでタイ戦に挑みます。
今回のタイ戦は、チャーン・インターナショナル・サーキットという真新しいサーキットで開催されます。コースは1周4.554kmで、長いストレート2本と短いストレート2本が12ヵ所のコーナーで繋がれるコースレイアウトとなっています。一見するともてぎに似た感じのコースレイアウトですが、事前のシミュレーションでは、長いストレートと中速コーナーがあるためか平均車速が高く、高速サーキットという結果になっています。
このチャーン・インターナショナル・サーキットは9月10日にグランドオープニングを迎えたばかりで、SUPER GTのチームにとっては初走行となるため、適応力がとても大事になってくるでしょう。チーム、ドライバーともにすぐにマシンをきちんと走らせることが必要になってくると思いますし、セッティングについても早くまとめていくことが求められます。
また、第7戦はポイント×1sのハンディキャップが課されるため、60ポイントの23号車は、50s分を燃料リストリクター径で制限され、残りの10sのウェイトを積みます。燃料リストリクターをつけていても富士や鈴鹿で2位を獲れているので、タイでも十分戦えると思いますし、暑い気候はミシュランタイヤが得意とするところです。高い目標ではありますが、ここでタイトルを決めるような気持ちでレースに臨みたいと思います。
いよいよシリーズも終盤戦となり、チャンピオン争いも佳境になってきます。今回も皆様の応援、よろしくお願いいたします。