2014年シーズンも5戦を終え、残り3戦。序盤戦では取りこぼしてしまったレースもあり、なかなか波に乗れない状況が続いていましたが、前回の富士では我々らしいレースができたのではないかと思います。ハンディキャップは不利でしたが、路面状況がドライ、ウェットにかかわらず上位のタイムをマークすることができましたし、レース結果もほぼベストに近い2位を得ることもできました。もちろん優勝できなかったことは残念でしたが、戦略もミスなく遂行でき、我々が持つ本来の力を出し切ればきちんとリザルトに繋がるということを、ドライバーやチームスタッフが認識できたことで、終盤戦の戦いに向けて十分な手応えを感じています。
今回のレースは鈴鹿サーキットでの1000kmレースになりますが、まずはミスなく、しっかりとレースを走り切ることが重要だと考えています。それができれば、自ずと結果もついてくると思います。新型車両での初めての1000kmレースで、我々にとっても未知の世界ということになりますが、開発設計陣にはやれるだけのことはやってもらっていますし、万全の準備をしてきたつもりです。そして、距離が長い分、総合力が試されるレースですので、現場ではチームがしっかりとレースを組み立てていきたいと思っています。
ポイントランキングはドライバー、チーム部門とも3位に上がりましたので、ようやくライバル勢と同じ土俵に立てたと感じています。今回の鈴鹿は、距離が長い分ボーナスポイントも付与されますし、本当に重要な一戦となります。気を引き締めて頑張りたいと思いますので、皆さんの応援をよろしくお願いいたします。