残り4戦を大事に戦っていきたい

次戦は今シーズン2度目の富士スピードウェイでのレースとなります。5月の第2戦は500kmという距離で3スティントのレースでしたが、今回はレース距離が300kmとなり、ドライバー交代は1回のみになります。

シリーズランキング上位の50s以上のハンディウェイトを積むマシンは、50s分は今シーズンから導入された燃料リストリクターを装着することになります。燃料リストリクターを装着するマシンはパワーダウンを強いられます。長いストレートを持ちエンジンパワーが大事な富士では、ラップタイムにして1秒以上、最高速で10q/hほど遅くなることになりますので、厳しい戦いとなることが予想されます。

そんな中で、我々GT-Rのローダウンフォース仕様はラップタイム、最高速ともにアドバンテージがありますので、燃料リストリクターの影響は半分くらいはリカバリー出来ると考えています。さらに今回は年に一度だけ許される、一部のパーツに仕様変更を施した上でレースに臨みます。外から見てもわかりづらい部分のパーツですが、エアロとしては進化を遂げ、それが大きな武器になってくれると思います。

23号車としてはこの第5戦はチャンピオン争いという意味でもとても重要なレースです。開発陣も頑張ってくれていますし、チームスタッフも全力を注いで準備を進めていますので、このレースで何とか結果を出したいと考えていますし、第2戦の雪辱を果たしたいとも思っています。現在、ランキングはドライバー部門、チーム部門ともに5位となっており、トップとは少し差が開いた状態となっていますが、GT-Rにとって得意な富士で1点でも多くのポイントを獲り、ライバル勢に追いつきたいと思っています。残り4戦を1戦1戦大事に戦っていき、逆転での王座獲得を果たしたいと思います。

台風の動きも気になるところですが、これまでと開催スケジュールが変更となり、夏休み中のレース開催になりましたので、大勢の日産/ニスモファンの皆さんが富士スピードウェイに来ていただけるものと思います。 そういう意味でもいいレースをして、ファンの皆さんに喜んでいただきたいたいと思っています。

これまで同様、皆さんの応援をよろしくお願いいたします。

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