2連勝を目指して、SUGO戦に挑む

第3戦オートポリスでようやく優勝することができました。今シーズン、チームとしてはマシンのポテンシャルを十分感じていましたが、開幕戦、第2戦と予想もしない状況となってしまい、残念ながらなかなか勝つことができませんでした。特に第2戦富士では頑張っていた次生にマシントラブルで悔しい思いをさせてしまっていたこともあったので、この第3戦で優勝することができ、本当に良かったと思っています。

オートポリスでは練習走行からいいタイムが出ていましたし、ポジションも良く、いい流れができていました。また、ロニーと次生がしっかり走ってくれたことで、優勝という結果が残せたのだと思います。はたからは「負ける気がしない戦いを進めている」と見えていたかもしれませんが、我々としては「最後まで何が起こるかわからない」と気が抜けませんでした。実際、レースも荒れましたから、最後の最後までプレッシャーのかかるレースになりましたが、終わってみれば我々にとって「快心のレース」ということになりました。

SUGO戦に向けては、ハード面で大きく変わる部分はありません。ただタイヤやエンジンのマッピングなど、調整が許されている部分についてはまだ詰めていくことになりますので、ベストな状況でレースに臨みたいと考えています。

また、SUGOでのハンディウェイトが54sになったので、50kg分のハンディを流量リストリクターに置き換えていくことになります。流量リストリクターの影響は大きく、低回転域はまだいいのですが、高回転域でパワーが出ないので、最高速の落ちが顕著になってきます。SUGOでは、特に上り最終コーナーはかなり厳しい状況になってきそうです。

ただ、これまでのレースを見ると、GT-Rのポテンシャルはライバル勢と比べて若干高いという実感もありますし、我々としては夏場に強いミシュランタイヤという武器も持っていますので、そういったメリットを活かして、表彰台、それもできれば2連勝を目指して戦っていきたいと考えています。引き続き、応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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