#23「MOTUL AUTECH GT-R」がセカンドローとなる予選3位を獲得

SUPER GT第2戦が富士スピードウェイで開催され、5月3日に行われた公式予選で#23「MOTUL AUTECH GT-R」(松田次生/ロニー・クインタレッリ)がスターティンググリッド2列目となる予選3位を獲得した。

予選日の富士スピードウェイ周辺の天候はやや風はあるものの、快晴のドライコンディションの中でまずは120分間の公式練習が行われた。まずはクインタレッリが走行、早い段階で1分30秒台のタイムを刻み、コースレコードタイムを上回るタイムをマーク。その後、松田もマシンに乗り込み、ロングランも含め、周回を重ねていく。120分にわたる練習走行でのべストタイムは1分29秒836で、2位のポジションを得た。

午後になって日射しは強くなったものの、風もやや強くなってくる中、公式予選が開始された。Q1を担当した松田は残り時間8分のところでコースイン、まずは1分32秒576のタイムでその時点でのトップに。その後、1分29秒932をマークして、2番手となり、最終的にそのタイムで3位を獲得。Q2を受け持つクインタレッリにバトンを繋いだ。Q2に出走したクインタレッリはタイミングを図ってセッション中盤にコースイン、3周目には1分29秒437をマーク、続く4周目も1分29秒380の好タイムを記録して、最終的には2列目となる3位で予選を終えた。GT-R勢は揃って快調さをキープし、予選1〜3位、そして6位を獲得することとなった。


ニスモ 鈴木豊監督
「予選Q1では燃料系の問題があったのですが、最終的にはいいポジションを獲得することができました。トラブルが出てしまった中で自分たちがやれることをしっかりとでき、結果に結びつけられたという点では満足しています。決勝向けのセッティングはテストでいいフィーリングを得ていますので、その再現ができれば、表彰台の真ん中にも十分行けると思っています。応援、よろしくお願いいたします」
#23 GT-Rドライバー 松田次生
「僕の走行の際に少しトラブルが出たのですが、そんな状況の中でQ1をクリアすることができて良かったです。ロニーが頑張ってくれて、決勝は3番手のポジションからスタートできるので、セッティングをもう少し修正してクルマを完璧な状態にしてもらって、長いレースでいいリザルトを得たいと思います」
#23 GT-Rドライバー ロニー・クインタレッリ
「クルマのフィーリングについては少し足りないところがあったので、決勝レースに向けて修正する必要があると思っています。そんな中での予選3位はいい順位ですし、クルマのポテンシャルは高く、ロングランのフィーリングもとても良かったです。決勝レースに向けては自信もありますので、応援よろしくお願いします」


#3「B-MAX NDDP GT-R」が今季初のポールポジションを獲得

#3「B-MAX NDDP GT-R」は午前中の公式練習から好調ぶりを見せ、2時間のセッションで終始速さをアピール。最終的には10分間のGT300の専有走行時間にオルドネスがマークした1分38秒835がベストタイムとなり、このセッションでトップを獲得した。

予選でもその速さは維持され、Q1を担当した星野一樹が4番手タイムでQ1を突破すると、続くQ2ではオルドネスが素晴らしいアタックで1分37秒841のタイムをマーク、2位に0.193秒差をつけてポールポジションを獲得した。


NDDP RACING 長谷見昌弘監督
「今日は決勝へ向けてのセッティングを重視していたので、ポールが獲れるとは思っていませんでした。ドライバーもいい仕事をしたと思います。本番重視のセッティングで、燃費がやや心配ではありますが、優勝を果たしたいですね」
#3 GT-Rドライバー 星野一樹
「決勝レース用のセットアップを進めてきましたが、予選Q1でも手応えを感じていました。そして、Q2ではルーカスが完璧な仕事をしてくれて、素晴らしいラップでポールポジションを獲得することができました。チームみんなで獲ったポールだと思います。決勝レースに向けてベストな作戦を考えて、必ずトップでチェッカーを受けたいと思います」
#3 GT-Rドライバー ルーカス・オルドネス
「今日は最高の1日になりました。チームが素晴らしい仕事をしてくれて、いいセッティングを見つけることができました。カズキもQ1で素晴らしい走りを見せてくれたので、僕も最高のラップを刻むことができました。ただし、重要なのは明日の決勝レースなので、そこで結果を残したいと思います」