#23 「MOTUL AUTECH GT-R」、開幕戦は7位でチェッカー

今シーズンから新型車両が導入され、その初めてのレースとなった第1戦岡山。6番グリッドから好スタートを切った#23 GT-Rの松田は、サイドバイサイドのバトルを繰り広げていたが、リボルバーコーナーで36号車と接触。何とかコース復帰を果たし、松田はコンスタントなペースで周回を重ねていった。

上空の雲の動きが速く、時折強い雨も降る難しいコンディションの中で、ベストを尽くして、松田は周回を重ね、1分23〜24秒台のハイペースで順位を着実に上げていく。

40周目にピットインして、ロニーにバトンタッチすると#23 GT-Rは追い上げを続け、その後他チームのピットインが終わり、順位が落ち着いた時にはポジションは8番手まで回復していた。

63周目には1台をかわして、順位を7位に上げ、その後も最後までプッシュを続け、最終的にはそのまま7位でチェッカーを受けて、とても貴重な4ポイントを得ることとなった。


#23 GT-Rドライバー
松田次生

「スタートではタイヤの温まりも良くて、37号車をパスすることができました。その後、36号車と当たってしまい、ポジションを落とすことになってしまいました。どんな状況でも当たってしまったのはドライバーのミスですので、反省しています。でも、懸命にプッシュしてポイントを獲得できたので、このポイントを大事にしたいと思います。今回のレースで十分戦えるマシンだということはわかりましたので、この経験を次のレースにつなげたいと思います」
#23 GT-Rドライバー
ロニー・クインタレッリ

「僕のスティントは最初から最後までずっとプッシュしました。クルマのバランスもタイヤの状態もとても良くて、いい走りができました。寒い岡山は苦手だと思っていましたが、このペースで走れたことは自信になりました。新型車両になっての最初のレースになりましたが、ライバル勢にも負けていないし、これからのレースが楽しみです」
ニスモ鈴木豊監督
「正直言って、悔しいレースになってしまいました。アクシデントがなければ、ポディウムには登れていたと思いますし、優勝もできていたかなと思うので、残念な気持ちはあります。新型車両での初レースでの勝利もぜひ獲りたかったですね。次の富士はテストではいいペースで走れていますので、優勝を目指していきたいと思っています」


7位グリッドから追い上げ、4位入賞を果たす

星野とオルドネスの組み合わせで迎えた2014年開幕戦。予選では7位グリッドを獲得し、新たなコンビでのレースは4列目からのスタートとなった。

スタートドライバーの星野は決勝レースのスタートを切った。星野はすぐに1台をかわし、6位のポジションで周回を重ねていく。その後も好ペースで自分のスティントを走り、40周目には4番手にまで順位を上げていた。

その後、オルドネスにバトンタッチすると、自己ベストタイムを次々に更新する素晴らしい走りを続けていく。天候や路面状況が刻一刻と変化する難しいコンディションの中でプッシュを続け、残念ながら、表彰台には届かなかったが、最終的には4位入賞でチェッカーを受けた。


#3 GT-Rドライバー 星野一樹
「自分たちのペースを乱さないように、セーブしながら走っていました。終わってみたら、4位入賞をすることができましたし、自分たちができるベストのレースだったと思います。富士、オートポリスと僕たちが勝負できるコースが続くので、そこで巻き返していきたいと思います」
#3 GT-Rドライバー ルーカス・オルドネス
「カズキが素晴らしい走りをしてくれて、いいスタートを切ることができました。NISSAN GT-R NISMO GT3は高速コーナーと長いストレートが得意なので、岡山のタイトなコースレイアウトにずっと苦労していました。しかし、チームは素晴らしい仕事をしてくれ、完璧なマシンを作り上げてくれました。富士とオートポリスはGT-Rにとても有利なサーキットなので、今後も全力を尽くします」
NDDP RACING長谷見昌弘監督
「今、我々の力としてはベストのレースができたと思います。ふたりのドライバーもきちんと仕事をしてくれたし、次に繋がるレースになりました。今年のレギュレーションではこのポジションが順当なんだと思います。次の富士でもいい結果を出したいですね」

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