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1/1024日(日)は、FUJI SPRINT CUP恒例のレジェンドカップ予選から始まった。今年は2人ペアでレースを戦うが、中でも注目が集まっていたのは親子ペア。朝7時45分から始まった予選で、星野一義/一樹組が8番グリッド、柳田春人/真孝組が10番グリッドを獲得した。
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2/10SGT車両とスーパーフォーミュラの車両が一度に並ぶオールグリッドウォークが、観客にとってこの日の目玉イベント。NISMOはすぐに大勢のファンに囲まれた。現行規則のGT500のGT-Rにとって、これが最後のレース。スタッフ全員で記念撮影も行った。
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3/10スポットエントリーのため、最後尾に並んだ#35 GT-Rのオルドネスとバンコムのもとにも、たくさんのファンが集まった。「日本のファンの皆さんは本当に素晴らしいエールをくれる」とバンコム。富士では初レースとなるオルドネスも、くっきりと見えた富士山とファンの温かな応援にパワーをもらったようだ。
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4/10お昼に行われたレジェンドカップ。ドライバー紹介ではペアドライバーが揃って登場し、盛大な拍手が沸いた。10周のレースで1回のドライバー交代が義務付けられた今回のレースで、星野親子組、柳田親子組は、それぞれ息子がスタートドライバーを務めた。随所で見せ場を作りながら、柳田組が9位でチェッカー。星野組は21位となった。
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5/10前日同様、午後2時5分にGT300の決勝レースがスタート。ポールポジションスタートの#3星野はシグナルより早めにクルマが動きだしてしまい、ジャンプスタートのペナルティを受けることに。ほぼ最後尾から怒涛の追い上げを見せ、7位までポジションを取り戻してゴールした。5番グリッドスタートの#35オルドネスは星野に匹敵するハイペースで2番手まで順位を上げたが、途中でメカニカルトラブルのためピットに入り、18位でのゴールとなった。
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6/10「スタートは緊張していたわけではないのですが、クラッチがくっついてしまったのかクルマが動いてしまいました。なぜあんな風に動いてしまったのか分からないのですが、自分の責任というか、実力だと思います」と星野。長谷見監督も、「土曜日のレースも日曜日のレースも、課題はスタートでしたね。そこさえ問題なければ、今回は普通に勝てるクルマのポテンシャルを感じました」と週末を総括した。
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7/10一方のオルドネスは「スタートも良かったし、2番手まで順位を上げられたのですが、途中で左リヤタイヤに違和感を感じてピットインしました。結果は残念ですがクルマの速さをすごく感じたし、SUPER GTをエンジョイできました。また出たいと思います」。#35 GT-Rの田中利和監督も「アクシデントに関してはこれから分析しますが、ドライバー達は非常にいい仕事をしました。様々な地域で様々な国籍のドライバーが交流するというプログラムの目的には達したし、応援してくれた日本のファンに応える走りをしてくれてよかったです」と振り返った。
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8/10FUJI SPRINT CUP最後を飾る、SGT500の決勝レース2が始まった。4番グリッドからスタートした#23柳田は、スタートで加速が鈍りオープニングラップを7番手で終えた。前日のレース1の内容を踏まえ、タイヤ選択を変えて臨んだ決勝だが、ペースがなかなか上がらず苦しい展開となり、柳田は14位でチェッカーを受けることとなった。
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9/10「スタートで少しホイールスピンが多くなってしまい、数台に抜かれてしまいました。スタート直後からなかなかペースが上がらず、もてぎよりも苦しいレースでした。予選の一発では、いい感触を得ていたので決勝に向けてはポジティブに感じていたのですが、クルマの性能をうまく発揮できなかったことは残念です。何が悪かったかをもう一度考え直す必要があるし、来年に向けて一から頑張りたいです」と柳田。
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10/10「チャレンジングな方向で昨日とは違うタイヤを選択しましたが、状況が(昨日と)違っていたのか思った方向に行きませんでした。苦しい中でドライバーはすごく頑張ってくれていたのですが結果が出せませんでした。また、歯車がかみ合わず納得のいかないレースになってしまいましたが、これも実力と思い、来年に向けて修正をしていきます。本当に多くのファンの方の期待を裏切ってしまいました。そのぶん来年いい成績が出せるよう、開発陣も含め懸命に頑張ります」と、鈴木監督は週末をまとめた。
